「異常な評判の良さはステマか??」国宝 はなてんさんの映画レビュー(感想・評価)
異常な評判の良さはステマか??
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確かに映像は綺麗だった。少年時代から修行時代までのシーンは見応えがあった。
しかし心理描写や人間関係の描き方が不十分だった為、物語に没入できなかった。
(不十分だと思った点)
・なぜ春江は喜久雄ではなく俊介を選んだのか?
・元ヤクザの息子で、目の前で父を殺された喜久雄の心の傷は喜久雄の人生にどんな影響を与えたのか?
・最後の娘(カメラマン)との再会のシーンは、娘とのこれまでの関係性が分からないため双方に感情移入できない。
演出面においても(テレビドラマっぽいな)と思えて少し白けて気分が萎える場面もあった。
・喜久雄と俊介が殴り合うシーン
・喜久雄がドサ回り先で3人組の酔っ払いに絡まれるシーン
・何度も挿入される「暗闇から白い花吹雪が舞い落ちる回想シーン」
などは、これまでに何度もテレビドラマで観させられてきた演出に思えて少し白けた。
ラストシーンで喜久雄が舞台の上で頭上を舞う花吹雪を見上げながら(きれいや)とつぶやくシーンも、なぜその光景を何度も夢描いてきたのか分からないので、喜久雄の気持ちに感情移入できなかった。
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uzさんのコメント
2025年6月10日
仇討ちに失敗してる(相手は生きている)のにあれで終わりなら、あの場面ごと不要。
彰子のその後は想像の材料すらない。
最後の娘とのシーンは瀧内公美の台詞の情感でギリ成り立ってますが、具体的なことはやはり不明。
放り投げが多過ぎて勿体なかったです。
桜春さんのコメント
2025年6月10日
試写会段階から絶賛評価だらけで、この作品は評価しないといけないかのような圧が凄いんですよね。その評価に影響されて何か傑作の気がするという人達が更に絶賛評価をしている気がします。個人的には典型的な雰囲気名作だと思います。
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