「カメラワーク、美術、演技力は本当にすごいけど」国宝 北極punchさんの映画レビュー(感想・評価)
カメラワーク、美術、演技力は本当にすごいけど
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友人が「2〜3年観た映画でNo.1」と言っていたので鑑賞。
映画館で観るべき映画で、最高の映画体験が出来ました。
ただ…
リアリティが本当に無い人間が気になってしまった。
例えば春江(高畑充希)だが、途中でなぜ俊介(横浜流星)に乗り換えたのか。春江の家で雨宿りしていたから?でもわざわざ喜久雄(吉沢亮)のために上京してきたのだからそれが決め打ちにはならないはず。
そして久々に会っても後ろめたさもない。何じゃこの女と思った。
彰子(森七菜)も途中で喜久雄と一緒になる女性だが、なんかラストシーンも全然出て来ないし。喜久雄の殴られたシーンキッカケでいなくなった?としたら覚悟が足りなすぎない?で、ラストシーンで裏切り者の春江がにこやかに観てる意味が全くわからなかった。
そもそも喜久雄がお父さんに言われて歌舞伎をしているその真の意味も分からないし、最初俊介は喜久雄へ不快な態度を取ってたのにいつの間にか仲良くなってるし、で、そこの感情変化や掘り下げが足りてないと思った。
ちょっとしたところを省いてしまうと内容に集中できなくなる。原作見とけば良かったかな…
でもカメラワーク、美術、演技力、構成は重厚で、腹痛くてトイレ行きたくなったらどうしようと思ったけど作品にのめり込めて満足した3時間でした。
カメラマンが…のシーンは「うっわ…」と思った。あのシーンが伏線回収含めて最高すぎた。あれだけでも観る価値は本当にあるから⭐︎4にしました。
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