「悪魔との取引‼️」国宝 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔との取引‼️
父親を殺された極道の一人息子・喜久雄、そんな喜久雄を引き取った歌舞伎界の花形俳優・花井半二郎の一人息子・俊介の50年に及ぶ友情と葛藤の物語‼️半二郎が怪我した自分の代役に息子の俊介ではなく喜久雄を推したことから、二人の関係に変化が起こる‼️そんな二人の物語が歌舞伎界の内幕も含めてかなりソフトにまろやかに描かれます‼️喜久雄に自分の代役をさせねばならない半二郎の苦悩、代役が息子でないことに憤りを見せる半二郎の妻、代役が自分ではない事に哀しみを滲ませる俊介、そんな俊介を愛してしまう喜久雄の恋人・春江、喜久雄の娘を産みながらもほったらかしにされる芸妓、歌舞伎界を追放された喜久雄と苦労を共にする歌舞伎界重鎮の娘、父を恨む喜久雄の娘など、様々な物語が結構なアッサリ味で深みもなく描かれているので、もう少し一人一人のキャラを丁寧に描いて欲しかった‼️本当はもっとドロドロした歌舞伎界の裏側を観たかったんです、私は‼️演劇界の「イヴの総て」や映画界の「サンセット大通り」みたいな‼️半二郎の代役に喜久雄が舞台に上がり、涙を流す俊介と春江が手を繋いで出て行くのを交錯させて魅せるシーン‼️和解した二人が久しぶりに舞台で共演するシーン‼️この二つのシーンは素晴らしかった‼️キャストの皆さんも吉沢亮、横浜流星、高畑充希、森七菜、そしてワンシーンのみの瀧内久美さんも含め頑張ってたと思うのですが、半二郎役のラスト・サムライがミスキャスト‼️今作の製作のニュースを聞いた時から、歌舞伎界の女形の名優役と聞いて、そのビジュアルからして大丈夫かな?と思ったら、予想通り本編で歌舞伎の舞台で演じるシーンは無い‼️無理だと自覚してたのかな⁉️
分かる〜!と思って、思わず出て来てしまいました。乗っかって失礼します。
キャスティングはなるべく見ないようにして映画館へ行ったのですが、もう最初にパネル見て「えっ、渡辺謙はイメージ違うな」って思いました笑 良かったですけどね。
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