「先行上映で観てきました」新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる! ライアンさんの映画レビュー(感想・評価)
先行上映で観てきました
櫻坂46藤吉夏鈴さんの映画初出演にして初主演作ということで、当初は「そういう映画なんだろうな」と想像していたら、10代学生の青春ストーリーを軸に熱血要素やミステリー要素を散りばめ、果ては現代日本の社会風刺まで含まれた優れたエンタメ作品だった。
元々は原案の宮川彰太郎さんが日大藝術学部映画学科の授業の課題で制作した企画書。大きなニュースにもなった日大ラグビー部の不祥事にインスパイアを受けて書かれたものがプロデューサーの目に留まり映画化に繋がった。
明らかな不正が発覚しても法的な処罰をされない政治家や一部の特権階級が我が物顔で支配する世界の中で、これからを生きる若者たちに「悪いものは悪い」と立場に忖度せず言葉にして立ち向かう勇気を与えてくれる良作。
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