盤上の向日葵のレビュー・感想・評価
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耳を触るくせ。
光と闇を持つ天才棋士・上条圭介の話。
山中で見つかる白骨死体とその白骨死体の胸に置かれる、この世に7組しかない希少な将棋駒、…の出どころと犯人を捜す刑事と、捜査で分かっていく上条圭介の生い立ち…。
将棋ルール知らない興味ないで正直刺さなかった序盤、ストーリーは進み子供時代の圭介と元校長のエピソードから感情移入、その辺りから面白くなってきた印象。
圭介の金をたかる父との関係性…、子供の時見た将棋誌で知った棋士・東明、ストーリーは進み実の父はこの人!?と思ったけれど見当違い…(笑)
血の繋がらない父の死は何か鬱陶しからいいよね!と思うものの、東明の死は…そんな死に方なら圭介の手を汚さないで独りで逝けよ!って率直に思った。
『将棋』=「任侠」??
主人公 上条の 知られざる 出生~ 生い立ち。。とても 数奇で 不幸に 満ち溢れていた人生。。両親や 周りの 関わる人物からの 影響力が。出生に 関しての 信じがたい話、行く 先々での 出会い。。いずれの 全てに 上手く 歯車が 噛み合わない 流れ。上手く 行きかけても 待ったを かける者。可哀想でしたね。。『向日葵』最近 観た 「ストロベリームーン」も 劇中に 描かれて いました。彼の心が 和む 唯一 母の 想い出の中で 甦り 出会える(妄想)向日葵畑。。一面 キレイでした。幼少期からの 虐待や そして 殺人とかに 至るまで。。 それが 『将棋』と 出会ってしまったから。。とは 言いたくは ありませんが。この作品を 観て 将棋=任侠なの?って いうほどの 暴力や お金の汚い部分が 数多く 描かれてました。 何が あろうとも「生ききるんだ。」 最後の 囁きのシーンが 彼の これからの 人生の 『強さ』かな。って思いました。生まれた子供は 親を 選べない。。って 複雑で且つ 胸が 強く 締め付けられましたね。
よくできた脚本、素晴らしい役者たち、それでも、、、
それでも、映画としてはどうなのだろうか。
物語は冴えている、役者のネームバリューに不足なし(むしろ豪華な部類)なので、問題は映像ということになる。
この作品で映画らしい絵を撮るとすれば、題名にもある向日葵しかない。が、その向日葵に感動はない。近所の菜の花畑然としていて、なんというか、芸術というか、非日常というか、ありえないくらいの向日葵の(『純銀モザイク』の菜の花のような)圧倒する絵は、ない。
そもそも、この物語には、映画館のスクリーンだからこそ、という見ごたえのあるspectacular(< spectacle = 見世物)な設定がないのだから、映像美の欠如はカメラマンのせいでも監督のせいでもない。
渡辺謙と坂口健太郎の演技は(後者には批判的な意見もあるようだが)しっくりきた。むしろ、キテレツな役どころだからそういうことになっているのかもしれないのだが、柄本、渡辺、佐々木はあまりにもキテレツだった。佐々木の「お父さん、わたしにもそういう経験があるから」云々のくだりは、世慣れた刑事の上手な嘘なのか、刑事も背負っている物があることを言いたかったのか、わからなかった。
公開2日目にしてガラガラなのは、何かしらのTIP/情報があって、多くの人にとってこの作品は<観なくてはいけない>範疇にはないと判断されている。テレビ放送で、3時間枠のスペシャルドラマだったら、間違いなく話題をかっさらっていたと思う。が、映画には向いていない。
みんな将棋を指すのが早過ぎ
衝撃の快進撃を続ける新人棋士に殺人の疑いが、刑事の捜査の中で過去の...
天才棋士版「砂の器」かと予想していたが、思いもよらぬ展開に。
4人の父
観る人を選ぶかも?
「鬼ころし」だと日本酒です。
1992年、新人王トーナメントに突然現れ呆気なく優勝し、奨励会を経ずに特例でプロ棋士になった男の過去と秘密の話。
1994年に埼玉で白骨死体がみつかり、駒袋に入った希少な駒が一緒に埋められていたことから、その持ち主を追って巻き起こって行く。
あっという間に6組の確認がとれて、未確認の1組の足取りから上条が…と思ったら、上条や死体でみつかった東明の過去のお話しがしばらく続く展開で、尺の半分は将棋の話し!?
まあ盤面をみせるシーンがほとんどないから、駒の動かし方ぐらいしか知らない自分でも問題なかったし、成長と壁と真剣勝負はなかなか面白かったけれど。
犯人捜しや証拠集めと言う感じは全然なくて、クソ親父ならぬミソ親父との因縁を絡ませつつ、いきなり答え合わせをストーリー立ててみせて行く感じだし、ビックリするぐらいヒネリもなければ状況証拠だけでオチに繋げて行くし、死体が同時期にみつかったのはあまりにも都合良いから肩透かし感はあったけれど、哀しいドラマとしては愉しめたかな。
そういえばラストの対局の時、角は違う駒を使ってたってことですよね?
スピード感あり、最後まで惹きつけられる。
原作にない土屋太鳳さんの配役、佳介の元婚約者との設定に見る前は不安を感じていましたが、素人の杞憂に終わりました。最初から最後までスピード感があり、惹きつけられます。原作を読んでいるにも関わらず、啓介の生い立ちに何度も涙し、東明との絡みも最高です。演技派に囲まれて隙がありませんが、なんといっても渡辺謙さんの演技が凄い。原作の東明そのものが目の前に現れたようです。ラストについては、原作は更に啓介を奈落に突き落としますが、それに比べると優しい。ちょっと救われた感じすら覚えます。
映画の評価とは別に、故郷をロケ地に選んでいただいてありがとうございました。(もともと原作でも啓介の故郷が諏訪でありますが…)ゴジラ-1.0に続き、旧岡谷市役所庁舎が使われ、今回は重要文化財旧林家も登場します。タケヤみそは、看板に修正なし、実名で登場とは、いい宣伝になりますね。諏訪地方は味噌蔵が多く、聖地巡礼の折には是非とも信州味噌をお買い求めください。(私は関係者ではありません。あくまでも郷土愛から。)
カッコ良すぎるナベケンはじめ豪華俳優陣の演技合戦だけでも金払う価値アリ
とにかく渡辺謙がカッコ良すぎる
存在感が段違いすぎる
もうこの先、渡辺謙が出る映画は全部観たい
そんくらいカッコ良い
他の俳優陣も豪華であり、演技や長野の美しい景色も堪能でき、それだけでも劇場で観る価値があった
ストーリー自体も面白いが、主人公の境遇から結末があまりに残酷でラスト以降、何かしら救われた後日譚を観たくなってしまった
主人公くらい頭良ければもう少し色んなことから逃れる術も考えられたはずだし、東明が自分と同じような境遇に主人公を巻き込むのとかシナリオで少し納得がいかない箇所はあった
未読だが多分原作では父親からゆすられて止むに止まれず犯行に及ぶ動機や、東明があのような最後を主人公に依頼せざるをえなかった動機がもっとしっかり描かれているんじゃないだろうか
映画では将棋への思いの表現にフォーカスされすぎていて、ミステリーとして一番大事な動機の説得力が薄くなってしまっており、ミステリーとしての楽しみ方は出来なかったが
将棋に賭ける師弟の物語として楽しんだ
理解しがたいことが多い
原作未読です。
出演者の方々は皆さん素晴らしかったです。
でも、ストーリーはもやもやが残ります。
なぜ東大にも行き、一流会社にも勤務できる主人公が、簡単に騙されて大切な恩人の駒を奪われ、いつまでも付きまとう父親に振り回され、なぜか農園で働き、最後に駒を死体と埋めてしまうのか。
納得ができず、感情移入ができなかったです。
きっと原作では丁寧に描かれているのかもしれませんが、もやもやします。
遺体と一緒に駒を埋め、そしてなぜプロ棋士の道に進んだのか,ばれてしまうのに。そこをもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
あと将棋シーンが多いのですが、パチパチという駒の効果音ばかりで盤上の様子がわからず、盛り上がりませんでした。
謙さんもまくってくるか?!
今年も残り僅かとなりましたが(早い?)
見応えのある邦画がここに来て
どどん!と2本公開です。
皆さん待ちに待っていましたよね。
「爆弾」と本作。
皆さんはどっちが好みでしたか?
笑顔封印の坂口君にも魅せられましたが、
やはり圧巻!謙さんの存在感!
何だかどれも「助演」が凄い事に!
こちらの謙さんもまくってくるかぁ〜?!
どこもかしこも熱いです!
ワタクシ的には会話劇が好きなので「爆弾」にやや軍配が上がるか?
心揺さぶられたのは絶対にコッチなんですが、こちらは「将棋」を賭け事にしたり、
ヤクザ映画風味が濃過ぎてそこがちょっと残念だったのと、外資の証券マンから講師にとらばーゆも?、行き着いたのが太鳳ちゃんと婚約って、ほえ?って感じだったので、星に差を付けたんですけども。。
まぁ原作には忠実だったからコレはコレで
アリよりのアリ??
じゃーアリじゃん(°▽°)
あ。
でも映画オリジナル太鳳ちゃんパート、要らなくね??
あと蔵之介はんの芝居がデカ過ぎてちょい
うるさかったカナ〜(°▽°)
とはいえ、もう本当にね。
残酷な境遇の中、必死で生きようと頑張る
子供の姿はね。
見ていられないのですよ( ;∀;)
(少年時代の桂介(子役)がガリガリでリアルなのよ( ;∀;)
母親とは死に別れ(自死?)父親には虐待され、四年生なのに毎朝新聞配達(コレだってあの父親に強制的にやらされているんだろう)
それなのに桂介はあんな父親からでさえ褒められたいし愛されたい。
本当に見ているのが辛い。
そんな夢や希望もない毎日を送る桂介に将棋の楽しさを教えてくれた唐沢夫妻が希望だったけど、結局桂介の不幸は終わらない。
(ガマさんになるかとヒヤヒヤ)
どこまでも追いかけてくる父親。
多額の手切金を用意するも裏切られ、挙句
思いもよらない真実を聞かされる。
親父が実父じゃなかった!なんて、じゃぁ今までの我慢は何だったのか!
そして
近親○○って衝撃度MAXです( ;∀;)
立ち直れねーーデス( ;∀;)
桂介が少年時代に見ていた将棋雑誌に載っていた憧れの存在だった東明。
大人になった桂介は彼と出会い行動を共にするが、東明も又、将棋指しとしては超一流だが人間としては最悪で、結局唐沢から譲られた将棋の駒も奴のせいで奪われてしまう。
頑張っては足を引っ張られ、幸せに手が届きそうになると断ち切られる。
挙句死期の迫った東明の願いを聞き入れてしまい、彼の死に関与してしまう。
唯一幸せだった時間。
女と暮らした町が見えるこの高台に埋めてくれ。。って何やねん!!
東明なんて勝手に死んで勝手に土に還ればいーじゃんか!って思って観てた。
のに。。
何年もかけて貯めたお金で取り戻した唐沢の将棋の駒を東明の胸に抱かせて埋めた桂介。
正直何故桂介がこの2つの選択をしたのかが理解出来ない。
あの親父をヤッテくれたから?
外道だと理解していても彼の指す将棋が強かったから東明の将棋に魅せられてしまったの?
ワカラナイだって東明と桂介は師弟関係にあった訳でもないし、2人の間に絆は見えなかった。。
ラストは見せないでくれて良かった。
見たくなかった。
桑田さんの歌声が全部引き受けてくれて良かった。
○印象的なシーン涙出ないけど泣いた○
⚫︎もらったマフラーを握りしめて初めて唐沢の家にやって来た桂介。
その後も唐沢の家に通う様になった桂介の姿を同じカットで何度も繰り返す。
最初は無言で扉を開け、恐る恐る入って行くが、徐々に変化していき挨拶出来るようになる。
返事が出来る様になる。
⚫︎アザだらけの桂介の体をタオルで隠し、優しく洗ってあげながら涙する唐沢。
ここは流石の私でも鼻の奥がツーンとした
( ;∀;)
⚫︎温泉の休憩所で初めて唐沢以外の人と将棋を指す。
皆んなに褒められる。
初めて勝った時に見せた控えめな笑顔。
⚫︎次の一手を考える時は耳を触る。
これは唐沢の真似だったのね( ;∀;)
⚫︎自分の出自に絶望して窓に足をかける桂介。
それを見た東明は、声を掛けるわけでもなく、盤上に駒を並べ始める。
パチン。パチン。
その音を聞いてよろよろと部屋に戻る桂介。
⚫︎そしてやっぱり柄本明さんの貫禄!
まぢ○んじゃうんじゃないかと思った。
それにしても右近のアゴが忘れられない夜です。
将棋が軸のお話しなのに将棋の勝負が描かれていない
けっこう期待外れでした。
ミステリーなのに、話の奥深さに少し欠けているような気がします。
脚本と演出の問題なのか、各々の役者さんの演技もあまり深みが感じられません。
鍵になる子役の演技が、少し物足りないです。小日向文世さんは、ストレート過ぎる役でちょっとミスマッチ。
その妻役の木村佳乃さんも、年代的にミスマッチ。
佐々木蔵之介さんは、役のキャラクターが不鮮明(これは脚本の問題)。
渡辺謙さんは、一本調子の演技で物語全体をダレさせている気がします。最近の渡辺謙さん、ちょっと物足りないですね。
柄本明さんは、ステレオタイプの演技。これも脚本や演出の問題かな。
ヒロインの土屋太鳳さんは、全く魅力が感じられませんでした。ちょっとお疲れ気味?
主役の坂口健太郎さんは、役にはハマっていましたが、お話しがとっ散らかっているので、ちょっと空回りに思いました。
将棋が軸のお話しなのに、全く将棋の勝負が描かれていないです。ガワだけ使っている感じがして良くないですね。
要するに、全部があまり良くなかった。
偶々だとは思いますが、初日の夕方なのに劇場はガラガラで、一割くらいしかお客さんが入っていませんでした。
無理筋
疑問符がいつまで経っても消えない作品だった。
まず、演出で気になる部分がある。効果音が適切でない場面が散見された。例えば、少量の血が滴っているのに、ドロドロとした大量の液体を想起させる音が使われていた。
小道具も微妙に感じる。やくざな東明の凶器が「ドス」なのは、時代背景やペルソナを考えれば納得できるのだが、「理性的に後付けするならそう思える」といった感覚がする。腑に落ちない。
【2025/11/18-訂正】
私はドスと脇差を混同していたようだ。
また、寺山修司の『書を捨てよ町へ出よう』によれば、昔の博徒は脇差でよく人を刺したものらしい。つまり、上記の指摘は私の知識不足によって引き起こされた勘違いにほかならない。製作者に対して的はずれなレビューを書いたことについて申し訳なく思う。
あと、なんでibd(作中では、ゴールドフォックスと言われていたが...)に新卒でいく奴が母親の記憶があるとはいえ、セカンドキャリアで「ひまわり農園」を選ぶんだ。親元から逃げて、ゆるい仕事しつつ、将棋指せよ。どう考えたらこういうキャリアになるんだ?「母の死後、荒れて酒に耽溺する父から虐待を受けた」,「実質的な養父は校長」,「自身も東大に進学」,「将棋を打ちたくてたまらない」詐取された駒を買い戻すためにGF(GS)に入るのはギリ理解できるが、その後なんで「農園」に行くの?
「激務に疲れた」,「東京での人間関係に疲れた」,「都会の喧騒から離れて穏やかに暮らしたい」無理やり理由を挙げることはできるが、昔父親がろくに小遣いもくれずに肋が浮き出ていたような少年が、「華麗な学歴と職歴」というせっかく手にしたプラチナチケットをみすみす破り捨てるとは考えづらいんだけども...わざわざ人殺しにする必要もないように思えた。私の感性が終わっているのか、それとも頭が悪すぎるのか...そうであったら申し訳ない。佐々木蔵之介の最終判断も正直納得いかなかった。
ストーリーも同様。意外性は多少あったが、そこまで引き込まれなかった。泣けもしない。あと、仕方ないが画が地味。
「取り壊し前の撮影」
全267件中、221~240件目を表示
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