「美少年小野桜介くん堪能」盤上の向日葵 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
美少年小野桜介くん堪能
2025年映画館鑑賞110作品目
11月17日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円
原作は『孤狼の血』『朽ちないサクラ』の柚月裕子
監督と脚本は『君に届け』『ユリゴコロ』『ごっこ』『おもいで写眞』『隣人X 疑惑の彼女』の熊澤尚人
粗筋
上条桂介少年は幼い頃に母の春子を亡くしギャンブル中毒の父庸一から虐待を受けていた
新聞配達のバイトをしていた桂介は将棋が好きでゴミとして置かれていた将棋の本をこっそり読んでいた
元校長で将棋好きの唐沢光一朗は桂介を気に入り将棋仲間になった
桂介が父から虐待を受けていることを知り光一朗は援助するからと奨励会に入ることを薦める
光一朗同伴で桂介は父に許しを乞うが猛反対される
泣き出す父を見捨てることができず奨励会を諦める桂介
東大生になった桂介はバイトで予備校の講師
バイトが忙しく部に所属していなかったが名門将棋部の猛者を破る腕前になっていた
将棋喫茶で伝説の賭け将棋指しの東明重慶と出会い親しくなる
大学卒業後外資系に就職したがすぐに退職
たびたび庸一がカネをせびるのだ
長野に引っ越し宮田農園で働き始める桂介は農園の娘の奈津子と婚約するなかに
しかし突然桂介は農園を辞め奈津子とは婚約を破棄し東京に戻りプロ棋士になった
桂介の本当の父親は庸一ではなく春子の兄だと庸一本人から聞かされる
春子も春子の兄も自殺していた
春子の一族は自殺で亡くなることが多い家系だった
そんな矢先に東明重慶の死体が発見される
さらに上条庸一の死体も発見される
警察は死体遺棄殺人教唆の容疑で上条桂介を逮捕することに
過去に何度も書いたが将棋は全くわからない
それでも役者とBGMの雰囲気で十分楽しめる
娯楽映画として十分に及第点は間違いない
アウトローの東明の最期は迫力がある
あの表情は世界の渡辺謙
気仙沼で若干高めな飲食店を経営しているちょっと剽軽なおじさんと同一人物である
桂介の少年時代を演じた小野桜介くんが素晴らしい
ショタコンではないが中性的な彼の魅力に一目惚れ
彼こそ令和の光源氏最有力候補
桂介少年と銭湯に入る光一朗
桂介の背中には複数の痣
驚く光一朗
涙を流しながら桂介の背中を洗ってあげる光一朗に貰い泣きしそうになった
ジーンときた
大人では小日向文世の芝居が1番良かった
片岡礼子はオッパイを出さなくなって久しい
オッパイを出すのが当たり前だった頃は気づかなかったが彼女は耳は明らかに大きい
春子役は台湾人
エンドロールでジエン・マンシューという名前に本来の意味で失笑
自分が無知だったのかもしれないがいくら外国人とはいえこんな面白い名前の美女が埋もれていたとは
配役
奨励会を経ずにプロになった天才棋士の上条桂介に坂口健太郎
幼少期に小野桜介
「プロは遊び」「賭け将棋こそ真剣勝負」と豪語する伝説の賭け将棋指しの東明重慶に渡辺謙
佐野と共に事件を追う刑事の石破剛志に佐々木蔵之介
奨励会に入っていたが26歳までにプロになれず退会し夢を諦め警察官になり今は石破と共に事件を追う刑事の佐野直也に高杉真宙
桂介の元婚約者で実家の宮田農園で両親を手伝う宮田奈津子に土屋太鳳
ギャンブルにハマり息子に度々カネをせびる桂介の父の上条庸一に音尾琢真
自殺した桂介の母の上条春子にジエン・マンシュー
東明と対局する東北一の真剣師の兼埼元治に柄本明
病気の父に付き添う元治の娘に片岡礼子
山形の愛棋家で旅館経営者の角舘銀次郎に渡辺いっけい
竜昇戦で桂介が対局する予定の天才プロ棋士の壬生芳樹に尾上右近
芳樹の幼少期に井上涼太
光一朗の妻の唐沢美子に木村多江
元校長で桂介の恩師の唐沢光一朗に小日向文世
桂介の新人戦の決勝戦の相手に橋本淳
バーの店主に吉澤健
賭け将棋の対戦相手のマムシの米内に吉見一豊
奈津子の父に筒井巧
奈津子の母に宮田早苗
桂介が働いていた予備校の校長に春海四方
予備校の女子生徒に火ノ口紗彩
テレビのインタビュアーに登坂淳一
将棋喫茶の対戦相手にテイ龍進
将棋喫茶の対戦相手に五頭岳夫
将棋喫茶の対戦相手に針原滋
将棋喫茶のサラリーマンに渡部遼介
桂介の賭け将棋の対戦相手の須藤に吉家章人
菊水月の所有者の娘に早織
プロ棋士におむすび
プロ棋士に吉村賢人
プロ棋士に鳥居功太郎
雀荘の店主に藤夏子
桂介親子を知るオバサンに田根楽子
新聞配達店の店主に清水伸
大学の将棋部の顧問に大西武志
大学の将棋部部員に八代崇司
新人戦の対戦相手にニクまろ
新人戦の対戦相手に金野美穂
新人戦の対戦相手に村松和輝
旅館の対戦相手に長岩健人
旅館の見物客に西郷豊
捜査員に原田大輔
捜査員に友岡靖雄
対戦相手に花ヶ前浩一
対戦相手に佐野啓
見物人に水野直
アナウンサーに宮瀬茉祐子
捜査一課の課長に高川裕也
刑事に永岡佑
刑事に平埜生成
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