「渡辺謙、顔面による将棋解説」盤上の向日葵 Kaori Krisさんの映画レビュー(感想・評価)
渡辺謙、顔面による将棋解説
途中までは何がどう凄い将棋になってるのか
将棋解説して欲しいなあ、、、
って思いながら見ていたわけです。
将棋にそこまで詳しくない者としては
「そこに置かれて、げげげっってなっている意味よくわからん、、、」
「これが野球とかバレーボールとかだと詳しい解説が入って、今の一手の価値がわかってぐっと盛り上がるんだろうなあ!」
とか、消化不良な感じで、、、
将棋の内容の解説は、潔いくらい一切ない。
むしろ、オセロやチェスに変わっていても気が付かなかったんじゃないかっつーくらい、ない!
ところが、途中からは
俳優さんたちの顔、仕草に釘付けになってました。
もう、完全に顔面による将棋解説よ!
こんな顔面だけ見ていて、将棋が伝わってくることってある???
そうだよね、将棋の映画じゃないんだよ、これ。
将棋の解説みせたいんじゃない。
人間の業をみせたい映画だもんね。
潔く、バッサリ将棋の解説は捨てたわけだ。
でも凄いね、役者さんって。
完全に顔面で将棋を解説なさってました。
人間の業を表現なさってました。
もう、本当に痺れる。
おしいのは、やっぱり「砂の器」とどうしてもオーバーラップしてしまうところ。
設定や背景は違うとして
作品の本質である骨格はとても近い。
デジャヴというか、あれ?
観たことある映画だぞ?と感じてしまった、、、
これ、同じこと感じた人は多かったのでは、、、
亀髙っていう地名がどこがでネタで出てくるんじゃないかと思ってしまいました。
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