劇場公開日 2025年10月31日

「天才棋士版「砂の器」かと予想していたが、思いもよらぬ展開に。」盤上の向日葵 ぴのこねこさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 天才棋士版「砂の器」かと予想していたが、思いもよらぬ展開に。

2025年11月1日
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予告編から、「若き天才棋士が、暗い過去を知る者を消そうと、罪を犯した」という筋書きだろうと予想しつつ、観賞に臨んだ。

予想は、ある意味で、はずれた。
「暗い過去」に関しては、想像以上に暗く、重かった。

「人間のくず」としか言いようがない父親にも、深い事情があったのには驚いた。

少年時代の桂介と恩師との日々は、見ていてつらいシーンが多い中、数少ない心暖まるシーンだ。子役の「負けて悔しがる顔」「勝った時や、欲しいものをもらった時の笑顔」が、印象的だった。

将棋の師、東明の、「生ききるんだ」との言葉を胸に、桂介は、どう歩いて行くのか?
含みのあるエンディングだった。

ぴのこねこ
ぴのこねこさんのコメント
2025年11月1日

共感ありがとうございました。

ぴのこねこ
ぴのこねこさんのコメント
2025年11月1日

コメントをありがとうございます。
我々の考え方からすると、確かに矛盾していますね。
ただ、重慶は、金のために人殺しを請け負ったこともある人間です。「自分ができたのだから、お前もやれる」という考えだったのか、荒れた生活(何も食べずに酒ばかり飲むような)で体調をくずし、その苦しみから逃れたかったのか?
矛盾したところに、逆に重慶らしさが表れている(最後まで、いい加減な奴だった)と、解釈してみました。

ぴのこねこ
かばこさんのコメント
2025年11月1日

「生ききるんだ」と言うくせに、自分を殺せと頼む重慶に矛盾を感じました。佳介に殺人者になって欲しいということですから。露見しなければいいということではなく、殺人者になってしまったら、人は精神が普通でいられないですよね。

かばこ
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