正体のレビュー・感想・評価
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公開前報知映画賞受賞も納得。さすが過ぎた。
藤井監督は追いかけてる監督さんなので、発表された時からかなり楽しみにしてた。しかも横浜流星さん主演ならほぼ間違いないっていう確信もあって。
映画の日の3本目。初めて2階席があるシアターで鑑賞。東京の映画館はすごいな。
自分の中では藤井監督の作品で1番お気に入りの作品になった。いや、鑑賞後感良すぎる。余韻。
最初は捕まらないかなってハラハラしつつ見てたけど、終盤にかけて真実が分かり始めると、鏑木が必死になっていた理由につながって。鏑木の立場に立ってみたら酷い話ではあるんだけど、彼の真っ直ぐさと彼を信じる周りの人たちの思いに心動かされて気がついたら涙が出てた。
姿変えて潜伏する難しい役を見事に体現されてた横浜さんはもちろんだけど、鏑木に関わってくる人たちも良かった。お気に入りの登場人物は結局1番熱かった山田さん演じる刑事と、宇野さんが演じてた編集社のひと。地味にすごく気にしてくれてたって分かってほっこりした。
楽しみにし過ぎて色々プロモーションの動画見たりしてて、気がついたけど吉岡里帆さん喋るのすごく自然で上手くていいなって感じ始めてて、作品見て確信。大好きになった。
見やすい作品
警察が誤認逮捕した場合
その判決を覆すのは中々難しいということは
フィクションでもまぁまぁ描かれますが
現実世界でも偏った報道が連日されており
私たちもその一方的な報道しか目にしない限り
例え冤罪だとしても
特定人物を好き勝手に叩いたり攻撃をして
エンタメとして消費してしまっている場合があります
最近ではネットの発達もあり
テレビや雑誌だけでは知り得なかった事も分かるようになってきましたが
何か事件があった時は
慎重に事実確認をするべきで
色んな角度から物事を見て
各自判断する事が大事と思います
と、まぁ色々書いたのですが
肝心の映画はどうだったかというと
確かに見応えあった気がするんですけど
なんというか
なんか
妙ーに
キレイにまとまってて
うーん
面白かったんですけどね
「地面師」を見てから五頭さんが出てるとついつい「あっ!」て思うようになりました笑
人を信じる心を取り戻してくれる良い映画でした。
初めて会った時 いい奴だと思った
気になったのですが映画館告知であまり遭遇せずけど評価は高そうだぞ?ということで見に行きました 原作は未読です
まず横浜流星くんがいい!というか色んな顔やって凄いなと思いました!
終盤が特に良い 切なさも仄かな希望もいい具合でした
全体的に実力派役者多くてヒリヒリしてるのが良かったです 松重さん怖い奴もやっぱりいいな〜地面師たちに出てた方もちょこちょこいたり(笑)
森本くんはヤンキー合いすぎ(笑)
ツッコミどころはちょこちょこあったけど…
SNSのライブ配信はうーんうーん😵
話の根幹というか結末はこんな感じになるのかなーってのがわりかし早い段階で分かりますかね〜
ところどころクサイセリフ回しありましたが終盤のシーンで感動しました!!
色んな人に優しくした分それが返ってきたんだって…
多分主人公は何も変わってない優しい人なのですがそれが初めて会った時に事件現場にいたか仕事で会ったのかでここまで変わるんだなと
というか判決に関してのスピード感がいづれも早すぎる(笑)検察出てこないのはなぜ
尺の都合ですかね仕方なし
横浜流星くんがこの映画でまた一つ階段上がったとかで評価される映画なのは間違いないかと
ミルシカ
観て良かった👏
泣いてしまった
ドラマ版と比較すると
なかなか
内容が薄いと感じた。出演俳優が好きならあり
○刑囚の脱獄から始まる物語なのですが
ベタベタな演出や終始わかりやすい流れで進んでいきます。
展開などにも多数のツッコミどころがあるのでそういうのが苦手な方には厳しいかもしれません。
扱っている題材のわりには心に届くようなメッセージ性を感じれず
見終わった後に作品に対して思いを馳せるようは体験を私はできませんでした。
あっさりと見れます。
場面は多くはないですがアクションは迫力があり、
俳優さん達の演技に目を奪われる事がたくさんありました!
これは私の責任ですが
重たくリアリティを感じる内容を勝手に覚悟(期待)していたので残念でした。
原作があるようですね。未視聴での感想となります。
ヨルシカさんのエンディングとても良かったです。
そうはならないだろオブザイヤー
原作など見ておらず映画が初見です。
俳優さんの演技と映像は良かったです。
俳優さんのファンの方は楽しめると思います。
一方で脚本が良くある邦画と言えばそれはそうなんですが、流石にいやいやそうはならないだろ感がすごかったです。
重要なはずの逃亡の繋ぎの要素の雑さと物語に出てきた罪の要素が放置されたまま終わるなどがあり、何がなんだかよく分からなかったです。
また警察の対応の雑さが現実感無いレベルですごく不思議でした。
これらの結果として全編通してそうはならないだろと思って居たら終わってました。物語で何を伝えたかったのかよく分からなかったです。
#24 富山のロケ地いっぱいの逃亡劇
冷静に見ると美形な横浜流星がどれだけ顔を変えても美形なまま。
だけどあれこれ格好を変えてなんとか逃亡する映画。
最近韓国ストーリーに洗脳されているから、ラストは全然違うオチになるのかと思っていたけど、やっぱり日本人は日本人が好きな形に落ち着くのね。これで良かったです。
雪のシーンが今日の富山県内の天気と相まって暗さが増し、重苦しさが増して良かったです。
できれば重苦しい天気の日に観ると良いかも(この季節、太平洋側では無理だけど)
諸悪の根源は警察の組織体制
逃亡するにはワケがある
原作者の染井為人は、「未成年でも死刑になることがあると知ったこと」が本作を書くきっかけになったとし、「警察署から逃走して自転車で日本一周を目指した容疑者」がストーリーを膨らませるきっかけになったと話している。
監督の藤井直人は、SNSで拡散された情報が必ずしも正しいわけではないのに、断片的な情報で人を評価する風潮に疑問を抱いていたところ、「正体」映画化の話をいただき、自分がやりたかったことにも通じるものを感じたので、やろうと決めたと話している。
姿や顔を変えて逃亡を続ける鏑木の動きには意味があった。
鏑木は大阪の工事現場の仕事で資金を集めた後、ライターとしてメディア会社に潜入して自分が巻き込まれた事件の情報を集めた。その後、水産加工工場で働き、鏑木が犯人だと証言した被害者遺族の井尾由子の居場所を、そこに勤めている井尾の妹に聞いた。最終的には井尾由子が入居していた長野のケア施設に潜入し、井尾に接触してどうにか当時の記憶を呼び起こそうとチャンスを窺っていた。鏑木は無実をはらすためには井尾から証言を引き出す必要があると信じていたのである。
普通、逃亡犯というのは人と深い関わりを持つことを避けるものだが、鏑木は他者と関わることを止めようとしなかった。この行動は、この世界を、人を信じたかったからという鏑木の逃亡理由からくるもので、終盤に明らかになる。ここで他者に素の自分=正体を見せていたことが鏑木自身を助けることになった。
日本で戦後に死刑判決が無罪に覆った例は5件存在するらしい。死刑撤廃の論が根強いのは、国家による殺人を許容しないという理由もあるが、冤罪被害者を殺してしまう可能性があるためでもある。現実では、鏑木のように脱獄して無罪を証明することはできない。
この映画では、国家権力の内部から1人の人間が行動を起こしたこと、自分の罪をないことにしなかったことで真実が明らかになった。
なお、現場に偶然居合わせただけの鏑木が死刑判決まで受けてしまったという事件の状況設定には説得力がなく無理がある、この大方の意見には私も同意する。
流星の輝き☆~
横浜流星のファンでもなく、藤井監督の作風もよく知りませんが、今作は観る前から何となく「いい予感」がありました。敢えていえば、「線は、僕を描く」(22)を観ようと思った時と似たものでした。観ているときはドラマの展開に無我夢中でしたが、ラストシーンを見終えてエンドロールをぼんやり眺めながら、久しぶりにいい映画を観たことでの充足感にじわ~と浸れて幸せでした。藤井監督作品だと、「新聞記者」(19)は見応えがありましたが、「余命10年」(22)はあまり好みではありませんでした。今作は、色々な要素、つまり脚本、出演者、特に横浜流星、演出、音楽、時代の空気感(1か月前に袴田事件無罪確定)などがちょうどうまい具合に化学反応して、製作側も観る側も絶妙なバランスで出逢えたような気もします。「線は、僕を描く」で椿の水墨画を見て涙するシーンがありましたが、今作では一家惨殺の場面など、横浜流星の澄んだ眼差しに心を強く揺さぶられました。眼から何かを出してるのかな、そういう気がします。きっとそれがいい予感の「正体」だと思います(笑)。
ヒトを信じるということをまっすぐに伝えてくれる作品。
泣けた!
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