劇場公開日 2024年11月29日

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「重すぎず軽すぎず暗くなく光も兆す」正体 saiko *さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 重すぎず軽すぎず暗くなく光も兆す

2025年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

山田孝之さんが醸し出す深みと、吉岡りほさんが出す品格が、この作品に旨味をつけている。この作品にこの二人は絶対欠かせない。
加えて、森本慎太郎さんが演じたキャラは、視る人の共感を生み、印象に残った。
役者の力によってこの作品は盛り立てられている。

予想通りのストーリー展開ではあるものの、冤罪という重いテーマにエンタメ性を入れ、暗すぎず軽すぎず、適度な重さで適度な希望の光だったところに良さを感じた。
これによりその場に漂う違和感が消されていたと思う。

saiko *
saiko *さんのコメント
2025年2月2日

こちらこそありがとうございます。
どの映画を映画館でみようかと、作品を選ぶ際にレビューを参考にし決めていますし、映画を見終わった後に言語化できないモヤっと感情を整理する際にも映画レビューを頼りにしています。

長きに渡って各誌に投稿されているいわばプロの方、今後も楽しみにしております。

袴田事件に関し、おっしゃる通りだと思います。
一歩間違えば不謹慎になってしまいかねませんね。

saiko *
みかずきさんのコメント
2025年2月2日

共感&フォローありがとうございます
私の方からもフォローさせて頂きます

2015年あたりから、キネマ旬報、kinenote、Yahoo検索、地元紙などに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報採用です。こちらのサイトには2022年2月に登録しました。
宜しくお願いします。

本作、仰る様に、冤罪をテーマにしながら、エンタメ寄りのフィクションに巧く仕上がっていました。良作だと思いましたが、袴田事件再審無罪確定時期からもう少し時間を置いてから公開して欲しかったです。

ー以上ー

みかずき