「二十歳そこそこの若い死刑囚・鏑木慶一(横浜流星)が獄中で吐血。 搬...」正体 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
二十歳そこそこの若い死刑囚・鏑木慶一(横浜流星)が獄中で吐血。 搬...
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二十歳そこそこの若い死刑囚・鏑木慶一(横浜流星)が獄中で吐血。
搬送中の救急車から逃走した。
彼は、一家惨殺事件の犯人として死刑判決を受けていたのだ。
一家惨殺事件で彼を逮捕した刑事・又貫(山田孝之)が、逃亡した鏑木を再び追う。
逃亡・潜伏した鏑木と接した人々は、口をそろえて「殺人犯には見えない。いいひとだった」と語る・・・
といった物語。
周囲のひとびとの証言に重きをおいた『怒り』系統の映画かと思ったが、ハリソン・フォード主演の『逃亡者』寄りの映画でした。
『レ・ミゼラブル』を下敷きにした『逃亡者』を現代の日本に移し替えた映画なので基本的には娯楽映画。
序盤の大阪の飯場はやや社会派目線があって興味が惹かれましたが、以降は警察のずさんな捜査や冒頭から用いられる現在と過去のクロスカットなど、テレビ的なせせこましさを感じました。
なので、意外と底が浅く、水準作といったところ。
とこれ以上、あまり感想が出ず困った。
映画映えする横浜流星の「雪之丞変化」ならぬ「流星変化」は楽しめました。
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