「人柄を描くってだいじ。」正体 ゆうきさんの映画レビュー(感想・評価)
人柄を描くってだいじ。
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先にNETFLIXの「正体」を観てしまったがゆえに…どうしてもこの点数になってしまいました。それくらいドラマ版があまりにも完成度が高すぎて…苦笑。
観客はいっぱいで隣の人も泣いていました。もしドラマを観ずに映画を観ていたらワタシもどう思ったかわかりません。
比較ばかりをして申し訳ないのですが、ドラマでは鏑木の人柄をもっともっと浮き彫りにするはずのシーンが(とくに弁護士の冤罪を掛け合うところ、宗教のところ、紗耶香との恋愛への忠実さ、舞との関係の誠実さ、井尾氏の自白を引き出すところ)が沢山ありました。けれど映画ではそれが、ほとんど削られているか、雑になっていました。無罪という事実も大切なのですが…鏑木慶一と言う人が「どういう人なのか」ところが、場面ごとに伝わって来るだいじな展開があってこその、ラストに繋がり、感動するのになぁ。
そして脚本的にも違和感がありました。勝手に動画をアップして、それが広まるって...かなり無理がある…(^^;どんだけ常識ないんだ、と思ってしまう行動だし。なんか、、鏑木と出会う人達はもっともっといい人なんです。そこも引っかかって引いてしまいました。原作は知らないのですけど、ちょっと映画版には素直に感動できなかったのでこの評価です。ごめんなさい。
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