「本当の顔」正体 Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
本当の顔
現実の世界に何十年も冤罪で苦しめられた方がいるなかではインパクトを欠く展開でしたが、ラストの「なぜ逃げたのか」という問いに対する鏑木の答えが全てであったように思います。
主人公は、この世の中で疎外感を感じ現状から逃げたいと考える人間の象徴だったんだと感じます。
隣にいる人の横顔、本当の顔なんて、誰もが分かった気になってるだけなんだと思います。でも何かを頼りに信じて隣で過ごします。その何かが何なのか、何であるべきなのかをみせてもらえた気がします。
主人公が出会う人たちに信じてもらえたのは、信じていたからなんですよね。
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