劇場公開日 2024年11月29日

「ドラマ版を見ていない人の方が楽しめるんじゃないかな。。」正体 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ドラマ版を見ていない人の方が楽しめるんじゃないかな。。

2024年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

WOWOWの亀梨和也のドラマ版『正体』はだいぶ以前に見ていました。
ドラマ版と結末が違うという書き込みを目にしてたし、横浜流星が気になる役者さんだったのもあって見にいってみた。

ドラマ版と基本同じでした。
違いは主人公の年齢設定。
映画は高校生が容疑者になって、逃げている時は21歳。
お酒を初めて飲んだとか言ってるのでオカシイなと思ったら、そういう年齢設定でした。
でも思ったのは、そんな若い子が逃げ続けられるのかという点。
知識も経験も無い若者が逃げ続けるという設定には無理があると思う。。
そういう意味ではドラマ版のほうがしっくりいった。

そんな主人公だったけど、横浜流星は熱演していました。

彼の最近の映画はずっと見ている。
『線は、僕を描く』『ヴィレッジ』『春に散る』『正体』と映画館で見てきた。

特に理由は考えていなかったんだけど、先日、僕らの時代に出ていた彼を見て思った。
昔は山Pが流星と同じように気になっていたと。。
それは山Pの人見知りっぽいところが男としては好感が持てるから。
流星の場合も、シャイな感じが山Pと重なる部分を感じる。

如何にもモテます!っていうイケメンは苦手。
例えば、竹内涼真とかキムタクとか。。

それと気になった役者さんは、吉岡里穂。
ハケンアニメ!を見て以来、彼女は気になる女優さんになりました。
そして昨年見たGメン。
あの振り切った演技は良かった。
山田杏奈にまだ女子高生役をやらせるのっても思った。

そんな役者さんの頑張りもあって、映画は緊張感をもって楽しく見れたかな。。
アラを探せば、設定自体はドラマ版の方がしっくりくるけど、映画の方は作り込みと緊迫感で勝ったと思う。
ガラリと見た目を変えて、いろんな仕事をしていくシーンは面白い。
ドラマ版を見ていない人の方が楽しめるんじゃないかな。。
あまり期待していなかったけど、意外に面白かったですね。

はりー・ばーんず