「逃亡ものの一番気持ちいいやつ」正体 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
逃亡ものの一番気持ちいいやつ
2024年劇場鑑賞314本目。
予告は横浜流星演じる主人公が本当に無罪なのか真犯人なのか分からないようになっていましたが、本編観ると早々に「これ冤罪だ」と察せます。
なのでハリソン・フォードの「逃亡者」や、浦沢直樹の「モンスター」のようにどうこの危機的状況を打開するのか?というところを観ていく感じです。
「怒り」のように普通に暮らしている3人の主人公のうち誰かが殺人犯という、この人の正体は?という映画にこそ「正体」というタイトルがふさわしい気もしますが、逃亡して潜伏している状況なのににじみ出る本来の善良性が正体ということなのかもしれません。
この世界の警察の横暴さや無能さにイライラしますが、それも含めて完成された作品だと思います。後で原作とラストが違う事を知ったのですが、原作のラストなら星4にとどまっていました。
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