「ラストは涙が溢れて困りました。」正体 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは涙が溢れて困りました。
とても幸せ感のある涙で、
悲しみに身体を引き裂かれるような
慟哭・・・というより、満足感の涙でした。
ともかく横浜流星さんの美しさとカメレオン俳優ぶりに驚く‼️
そんな映画でした。
死刑囚→脱出劇→潜伏逃亡→日本全国を転々→343日間。
仕事選びも実は鏑木慶一には切実な目的がありました。
拘置所脱出の真の目的は、自分の無実を証明すること。
そのためには死刑宣告を受けた【一家三人惨殺事件】の
唯一の生き残りであり、
目撃者である井尾由子(原日出子)の証言を得ること。
由子は事件のPTSDから記憶を封印しているのです。
ハードルが高いですね。
だから鏑木は最終的には由子が入所する長野県の介護施設の職員に姿を
変えて近づくのです。
アクションシーン、
ほのぼのした紗那香(吉岡里帆)との短い同居生活。
しつこく追ってくる刑事の又貫(山田孝之)
そして又貫の中に芽生える“誤認逮捕?冤罪?“
鏑木に接触する人間は皆一応に
「優しかった」そう呟きます。
ラストの“立て篭もり犯人のSNS実況中継“
などエンタメ色も強くて、そこに冤罪をはらせるか?
という興味でどんどんひきこまれて夢中になりました。
藤井道人監督は盛り上げ方と、泣かせる演出が実に巧み。
ラストは拍手と涙、涙。
(流星くんの高校生ブレザー制服姿・・・なんかのシーンもあり、
(切ない映画なのに結構ほのぼのしたりします)
ただ、死刑囚になる事件の顛末は、いささか信憑性に欠ける‼️
無理クリだな、そう感じました。
が、杜撰な捜査や、不運の重なり・・・があるからこそ
“冤罪事件“が起こるのですね。
また鏑木の逃亡の巧みさ、あらゆる職業をマスターするスキルの高さ。
頭の良さにもビックリでした。
暗い内容なのに娯楽性が高く、楽しめて大満足でした。
コメントありがとうございます
入院は2週間だったので、この映画に間に合ったので良しとします
とても幸せ感のある涙…満足感の涙
↑
同感。自然に涙出てました
余韻が……
海外でリメイクされそうなくらい(笑)、
出来の良い作品でした。
「はい…」という返事が、横浜流星でした!
※ログインできて良かったですね。
過去のレビューは無事でしたか。