「優しさは返ってくる。」正体 SAKURAIさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさは返ってくる。
一家惨殺事件で死刑判決を受けた鏑木慶一の話。
自傷行為から脱走に成功した鏑木慶一、潜伏先で出会った人間の優しさに触れ、潜伏先で芽生えた恋心を絡めながらも、ある独りの女性の元へ向かう鏑木慶一の逃走劇。
救急車内で荒れ狂う逃走から見せる冒頭の入りには犯人逃走と思うものの、潜伏先で見せる現場仕事中にケガした職人・野々村への優しさには、んっ?潜伏先がバレ次の潜伏先でフリーライターとして働き出会った女性・安藤、…とのやり取り、食事を取る鏑木の姿には感情移入で食べる物に感動する姿、安藤から言われた「信じてる」って言葉に涙する鏑木の姿には犯人じゃないよねと、確信へと変わるけど。
痴漢弁護士とレッテルをはられしまった安藤の父と、鏑木も“冤罪?”がリンクしてしまい鏑木を信じようとする安藤の姿にも涙で。
潜伏先で名前、顔を変えても根っ子に持ってる人の性格は変えようと思っても変わらなくてで、鏑木の持ってる優しさ、人への優しさ、人を好き、信じるといった気持ちからの返ってきたラストには納得の出来る展開だし、SNS配信で訴え掛ける姿、鏑木自身に芽生えた心情の変化には涙で良かったね。
山田君演じた又貫刑事の男気ある判断のラストも良かった!
今晩は。
今作は、大好きな藤井監督と横浜流星さんと山田孝之さんの映画なので、相当期待して”俺は帰る!”と言っていつものように、三時上がりで観ましたが、いやあハマったなあ。
それにしてもSAKURAIさんのレビューは、上手いなあ。“200字詰めの用紙に内容を簡潔に書きなさい。”という問題が出たら、百点ですね。私は悪い癖の”気にいった映画は、だらだら書いてしまう”癖が出てしまいました・・。
では。この作品、日曜日にもう一回観ます。