入国審査のレビュー・感想・評価
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尋問により、主人公たちの私にとっての見え方がどんどん変わっていく
ひとつのシチュエーションにてここまでの緊迫感、気まずさ、社会問題を描くのは素晴らしいアイデアだと思う。
心情の共有の補助線となる音楽などは無く、受け手の感性に多くを任せられている作品。
尋問により、主人公たちの私にとっての見え方がどんどん変わっている部分も、日本に住み、移住などを考えることがまず無い環境だからこそなのだなと思った。
上映時間が短いこともあり緊迫感に対しての長すぎるストレスもなく楽しむことが出来た。
めちゃくちゃ緊張した
てかペン返して〜な!
きっかけは色々あるさ。でも愛はあるよ。どんくらい?そりゃこんくら、いやいやこんくらーーーーーい?いやいやいやこーーーんくらーーーーい!ってかもうえぇわ!!何を説明させんねん!
時期が悪いんかな?イニシャルTさんや。米のTさんがやっているから。
そんなに移民いらんしツベコベ言うなら鎖国してじっくり自国だけでやっとったらええねん。
まぁ他国の政策には口は出さんとくわ。キリがない。
そんなことよりちゃんと色々話さなアカンで!
過去現在未来と横軸縦軸裏表うんぬんかんぬん………。
言いたくないなら墓まで持っていきぃ?なぁ?
ラストシーンの2人の表情が笑けてくるので。
なんちゅう顔してんねん。
エンタメ要素ナシ
本作は、入国審査を舞台にしたワンシチュエーション作品ということで、限られた空間と会話劇からどんな展開が生まれるのかと期待して鑑賞しました。しかしながら、実際にはただ高圧的な尋問が続くだけで、物語としてのひねりや意外性、オチといった要素がほとんどなく、正直肩透かしを食らった印象です。テーマ自体は面白いのに、演出や構成が単調で非常にもったいなく感じました。
また、少し個人的な意見になりますが、最近ではマナーを守らない外国人観光客の増加が問題視されることも多く、見る側としては「これくらいやってもいいのでは?」と感じる場面もありました。作品の出来とは別に、現実の社会問題にも通じるテーマとして、考えさせられるものはありました。
根掘り葉掘り
すごいしつこく聞かれるんだなあ。
ずっと尋問の場面が続くので、ちょっと飽きたというか見てるこっちも疲弊したが、上映時間が短いため耐えられた。タイトルそのまま最初から最後まで入国審査の映画。
でもあのぐらい厳しくないとダメなんでしょうね、アメリカなら特に、とは思う。
海外旅行に久しく行ってないが、確かにNYの空港は緊張した覚えがある。
他国への入国が、そんなスルッと簡単にはいかないよーという各方面への警鐘にはなる、か?
人のバックグラウンドが徐々に明らかになり、人間関係に変化をもたらすという点では面白かったです。
実際、どれぐらいの人が第二審査にひっかかっているのだろう。。。
原題:UPON ENTRY
実際に
入国審査はこんな感じなのですかね?こうなるとプライベートも何もないですね。トランプ政権下だと入国は厳しそうですもんね。別々で審査(尋問)されれば疑心暗鬼を生みますね。この二人はいずれ破局でしょうか。
良くも悪くも実体験ぽい😂
未見の方は情報を入れずに劇場へ!
77分という短めの上映時間ですが、終始頭をグルグルと回転させて楽しませてくれる作品です。
舞台設定も登場人物もシンプルな構成で、それでいて思わせぶりなキャラクターや出来事が散りばめられる展開。中盤以降は、主人公たちの理不尽な扱いに腹を立てながらも、夫役の過去の行状が明らかになると見方も少し変わってきます。
物語はピークを迎えると同時に鮮やかな幕切れを迎えます。これだけ気持ちのいい裏切られ方をした作品は記憶にありません!
製作陣の次回作に期待します!!
国家権力の最前線
アメリカの永住権が得られる移住ビザが抽選で当たる制度があることは知らなかった。しかし、正規のビザを持っていても、作中で審査官が語るとおり、入国を認めるかどうかは審査官の裁量次第。入国審査という場は、国家権力が直接的に顕になる最前線とも言える。
本作は、作者の実体験から着想したそうだが、冒頭のラジオニュースで触れているように、第1次トランプ政権の移民へのスタンスも背景にしているのだろう。
始めは不条理で理不尽な状況に陥った夫婦の姿に見える。しかし、(おそらく大使館でビザ取得した時には見過ごされていた)ある事実が判明してから、一気にスリリングさが増す。夫への尋問の時に廊下での工事音を被せるあたり、上手い。
妻への屈辱的な尋問には、観ているこちらの感情も高ぶるが、それも妻の将来を慮ってのことのように見えてくるのも、作劇の巧みさ。
そして、あっと言わせるラスト。この後、二人はどうなるのだろうと考えさせられるが、同時に、現実世界のこととして、第2次トランプ政権下のアメリカ、そして、色々と外国人問題が取り沙汰される日本の今後の姿、といったところまで考えさせられることになる。
問題は入国審査自体には無い‼️純粋な愛を信じるかどうかが分岐点‼️❓
まず、前提として、この映画の枠組みとなる移民認定の入国審査審査としては、この映画の入国審査の尋問には、違法性もなければ、適正かつ適切であり、必要な内容である、この事を誤解してる人が多い、2人の問題点は疑うに十分、監督の視点がどうあれ、このことは承知いただきたい。彼は移民認定に彼女を利用している、前の婚約者や彼の今までの経緯からそれは如実に現れている、断じて人権侵害では無い、専門家なら自明の事実。なら最後に認められたのは何故か。彼の愛は白黒断じられないから、疑わしきは権利優先、愛はある、その可能性があればそう判断する、それが行政機関のあるべき道。余談だが、純粋な愛が存在するか、打算は無いか、容姿はもちろん、資産、家柄、など、全て無視した愛があるだろうか、そう断言出来る人がいるだろうか、真のテーマはそこにある。しつこいですが、この入国審査に人権侵害は微かにもありません、私が保証します。だから、愛をテーマに、観てください、是非。
2時間に匹敵する77分
映画というと2時間というのが当たり前になっていて、なかには尺をふくらませたような退屈な作品も多いです。本作は77分。ムダを排除した監督はじめ制作者側に拍手です。
入管でのキビシイ尋問。されている二人も、我々観客も意図がよくわからない。なんでそんなこと聞くの?けれど、だんだん見えてくる。そうか、入管は偽装○○を疑ってるのか!偽装○○をすることによって、アメリカへの合法移民がしやすいと。なあるほど。ひどいプライベートなことまで聞きほじってくる。実体験が元らしいですけど、実際にそういうやつらがいっぱいいるんでしょうね。
内装工事かなんかの音が神経をいらだたせる。描写が秀逸です。
尋問によって思わぬ隠し事が知れてしまって、二人の仲も危機に。
疲れ切った果ての最後の一言が実にキイてます。
難を言えば、約1時間ずっとの問答場面はつかれる。中途にちょっとした別のエピソードを入れたらよかった。他のカップルが逆上して暴れるとか。
何気ないことごが
結局、審査官はどうしたかったんだろう。
ああいう結末になったことの理由が語られてないので、正直、審査官は何がしたかったんだろうと、エンドロール見ながら感じちゃいました。職務に誠実なのか、という所は感じられなかったし、旦那はこんな事隠してます、信じていけますか?なんてふたりの信頼を試しているようで、これからも信じて行けるんならハイ、どうぞ。という感じ。でも、多かれ少なかれ夫婦間でも隠し事ってありますよね。このカップルにはこれを乗り越えて新天地で頑張ってほしいと、思う映画でした。
冒頭のペン
前の男性に借りたペンを返せていないのが気になった。貸した男性、2人が出てくるの待ってただろうに〜!
その後に審査官から「誰かに借りたものあるか」って聞かれた時「無いです」って答えてて…
おいおいおい〜ペン借りたやろ。その中に麻薬入ってたらどないすんねん〜
映画というより、入国審査の手順動画最悪パターンをみた気分でした。
タイトルなし(ネタバレ)
米国への入国で引っかかったスペインから来たカップル(アルベルト・アンマン、ブルーナ・クッシ)。
移民ビザを手にしていたのは女性の方。
事実婚のカップルだが、入国審査官(ローラ・ゴメス )は「偽装結婚」ではないかとの疑念を抱いた・・・
といったところからはじまる物語。
ま、入国審査官が「偽装結婚」ではないかとの疑念を抱いたのは審査がはじまってからかなり経ってからなのですが。
ある種、法廷物の変型といえるでしょう。
真実を探ろう、引き出そうとする審査官の質問で、隠されていた事実が浮かび上がってくる・・・という構造。
一般的な観光旅行では、まず遭遇しないでしょう。
あるとしたら、禁輸品の密輸。
知らないうちに、禁輸品を運搬していることになったり、とかでしょう。
なので、ハラハラするが、身に沁みるところまでは行かない。
そういう観客向けの演出として、審査フロアの改装工事を持ち込んでいる。
審査室外から聞こえる雑音騒音が苛立ちを増幅させるように。
なかなか上手い。
結末としては「意外な結末」かなぁ。
というより、「この後、このカップル、どうなるのだろう」という不安感を増長する結末。
悪くないシチュエーションドラマ。
試される2人の関係
主人公は2人のカップル。スペイン(カタルーニャ)のバルセロナから米国に移住を希望しています。普通に入国審査を通るかと思いきや別室に連れて行かれ、極めて個人的なことまでも尋問される羽目に・・・
一見、不条理劇風にも思えますが・・
カップルの女性は永住権を懸賞に当たったかのように獲得したダンサー。男性は元々ベネズエラ国籍であり、都市計画について学ぶも就職活動が上手く行かず、その女性と正規に婚約していない「事実婚」状態にあります。更には両人とも住居や職業は定まらず、資産も豊富ではない。
こういったことで入国管理から疑念がかけられてしまったようです。
特に、正規に結婚しておらず、男性の過去に婚約歴があって破綻していていたことが新たに判明したことで、永住を目的とした偽装カップルであるとも疑われることに。
観光旅行、一時的な商用、駐在、とは異なり、移住となればその審査は厳しくなり、社会的信用も深く問われることは当然でしょう。にも関わらず、主人公であるカップルは移住の目的や計画や展望があやふやであり、行き当たりばったり的な感じを受けました。特に男性が過去に婚約して移住を試みるも直前に破棄したり、現在敢えて結婚を選ばなかったりしたことが不利に働いたとも言えます。
特に大きな疑いは無いも、彼らの関係や繋がりは本当に確かなのか?ということで、プライベートに踏み込んでまで双方の真意を探るも、最終的に双方の真意に相違や偽りが無いと判断された、と信じたいものです。
ちなみに鑑賞中、SNS配信を積極的に行っている若い女性が一人で観光でハワイに行ったら服の多さや滞在先の曖昧さで娼婦を疑われて入国拒否されたり、ネット配信で利益を得ている(ビジネス)なのに目的を観光と申告したことで虚偽申告を疑われてしまった、というニュースをひたすら思い出させられました。
米国のように移民問題に苛まれている国にしてみれば、外国人、特に永住を望む者は必ずしも歓迎されるわけではないのも事実です。
それでも世界的に信用度は高いために、観光目的の入国審査の際、自動化されるなど手続きがスムーズであることを経験すると、日本人としてのありがたみや誇りをつくづく痛感するものです。
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