入国審査のレビュー・感想・評価
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これまでの時間と心労は…?
事実婚状態にある男女がアメリカへの入国審査の際に起こる不条理(?)な出来事を描いた作品。
グリーンカードの抽選に当たったエレナとそのパートナーであるディエゴはアメリカ移住の権利を持っているハズ…と思いきや、水際で意地の悪い攻防が始まってしまい…。
鑑賞前は、2人の知られざる素性が少しずつ暴かれ…はいダウト!!…的な物語かと思っていたが。質問内容とかも、何だソレ?的なモノが多く、成程現在の米国入国に纏わるアレやコレやを訴えている訳ね。
実際の現場でどういうことが行われているかはワタクシには分からないし、どこまでリアルに描かれているか測りかねるのだけれども…。
う〜ん、正直個人的にはこの意地悪にみえる審査官達を手放しに批判することもできないんですよね…。勿論、そんな質問ねぇだろ!!と思う所は多々あれど。
困っている外国人はどんどん受け入れてあげよう…なんて考えのお方達と比べたら、ね。
外国の方を受け入れると言うことは、その人達に対しても、元々いる自国民に対しても大きな責任が伴うべきだから、厳しくあって然るべき、とも思ってしまうんですよね。
逆に、ワタクシがディエゴ達の立場ならどうしても入国させて欲しいと思うのもまた事実。
それこそ頭お花畑の考えですが、世界中が平和ならこんなことにはね…。
短い尺の中でも、深く考えさせられる作品だった。
…で、このあとの2人の空気、どうしてくれるのよ(笑)!!
二人の行く末は…?
ベネズエラ人のディエゴと、スペイン人のエレナ…
その後の二人がどうしたのか、興味がつきない
敢えて“結婚”という形を取らずに渡米したことが、案外ディエゴの本音かもしれないなと思う
日本のパスポートの強さが、世界の国々のなかでも上位であることを我々は当然のようにとらえている
渡航を希望したら、飛行機のチケットを押さえる費用と宿泊代を準備出来たら、ほぼ目的は達成できる
以前「人間の境界」という映画を観た
シリア人の家族、アフガニスタンの女性がベラルーシまで飛行機移動し、そこからポーランドを経てEU加盟国に潜り込めるとブローカーは請け負っていたが、ポーランドとの国境で荷物もろとも放り投げ出される。その後は、それぞれの国から拒絶され、モノのように国境の鉄条網越しに投げ返される
それぞれロンドンに住む親戚や、EU圏の国の軍人になっている弟等の身元保証人がいるにもかかわらず、だ
ここでは彼らのパスポートの価値はゴミ屑以下で、身の安全や無事な渡航を保証するものではない
国や人に優劣は無いと言われるが、実際問題としてシリア人の家族など渡航するだけでも歓迎されないし、移民希望なら尚更のこと
よほどの資産家でない限り、彼らは招かれざる客であるわけで
内政が混乱を極める南米から、ほとんど徒歩で重い荷物を背負い、中南米の国々を経由して、メキシコ国境からアメリカを目指す家族のドキュメンタリー番組
赤ちゃんまでいるベネズエラ人家族もいたし、圧政から逃げてきた中国人家族もいる
行程の要所に次のポイントまでを手配する闇ブローカーがいて、彼らに言われるままに大金を支払わねば先に進めない
また水や食糧や衣類を売りつける住民の出店がお祭りのように屋台を並べ、難所では荷物担ぎの手助けで金をせしめる若者までいて、その地方のちょっとした現金稼ぎの手段になっている
第二期トランプ政権の新たな国境政策が打ち出されたニュースが巡る当時、彼らが海を越えてメキシコに入国するところで番組は終わるが、果たして彼らは今どこにいるだろう…?
今日もイタリア沖でアフリカからの移民を満載した船が転覆したというニュースがあった…
鑑賞動機:あらすじ10割
シチュエーションは単純だけに惹きつけるものがある。最初が楽しそうなだけに余計に。逆にアクシデントの方向性は、限られてくるのだろうなということで。100%とは言わなくても半分くらいは利用する気だっただろうな。組織犯罪とかそういう方向でなかっただけ、マシなのかも。演出は、え、そんなことまで聞かれちゃうの?食い違ってたらどうなっちゃってたの…。ゲス。オチは…怒る人もわかるが、嫌いじゃない。後腐れなくて。
もしも、今作が10年前だったら…
私は、身勝手甚だしく入国審査官を非難していたと思う。
単なるアメリカと云う異国の話し、、対岸の火事だから…こんなトコ行きたくねぇし、住みたくないな程度で。
でも、事ココに到って…今の私には、
両手を挙げて主人公達を同情出来ないし、入国審査官を酷いとは思わない。
遠く故郷を離れ、右も左も分からぬ遠い異国の地で生活するのは、大変に決まっている。
その気苦労たるや筆舌に尽くし難いだろう。
であるからこそ、余計に…
その覚悟を持って異国で住むと決めたのならば!
【郷に行っては郷に従え!】バカヤローって思う。
水が合わない?雰囲気が合わない?
だから何だ?バカヤロー!知るか!コノヤロー!
嫌なら出て行け!
ルールが細かい?真面目過ぎ?言葉が難しい?うるせぇ!知るかバカヤロー!
テメェらの身勝手極まりない自己都合なマイルールを持ち込んでドヤってんじゃねぇ!ゴリ押してんじゃねぇ!
国に仇を為しかねない異分子を弾きだして何が悪い。
態度が冷たく淡白で、事務的?高圧的?威圧的?当たり前だ!コノヤロー!
コチラが親切に優しい対応をすればナメ腐りやがって!
甘っちょろい態度なんかできるかバカヤロー!
入管は最前線の防波堤なんだ!
何処の国だってそうだろうが!
だから、相手の深層心理に突き刺さる様な…細かな粗探しや、かなり踏み込んだパーソナルな質問をして、わざと苛つかせて本性を探ろうとするのも、
対応出来る時間や手間を短くせにゃ、数をこなせないんだから、
今の時代、止む無しだよ!
悪意なき圧迫、そして不可避の終焉
わずか77分で観客を極限の緊張状態に閉じ込めるサスペンス。舞台は空港の別室。カップルが入国審査で突然呼び止められ、理由も告げられぬまま尋問が始まる。息の詰まる密室劇は、制度と個人の力関係を直感的に体感させ、「自分にも起こり得る」リアリティが恐怖に変わる。
印象的なのは、入国審査官が単なる悪役ではないこと。彼らには水際でテロや犯罪を防ぐ使命があり、誇りを持って相手を極限まで追い込む。その姿は制度の冷徹さと職務倫理が交錯する場所を象徴しています。
この物語の焦点は「真実か否か」よりも、圧倒的な権力の前で人間関係がどう壊れていくかという点にあります。救済も説明もない終幕は、現実の制度の冷たさを突き付けながら、なぜか妙に潔く、観客に不思議な満足感を残します。短尺ながら余韻は長く、観終えた後も考えさせられる傑作であると感じました。
うーん
尋問により、主人公たちの私にとっての見え方がどんどん変わっていく
めちゃくちゃ緊張した
てかペン返して〜な!
きっかけは色々あるさ。でも愛はあるよ。どんくらい?そりゃこんくら、いやいやこんくらーーーーーい?いやいやいやこーーーんくらーーーーい!ってかもうえぇわ!!何を説明させんねん!
時期が悪いんかな?イニシャルTさんや。米のTさんがやっているから。
そんなに移民いらんしツベコベ言うなら鎖国してじっくり自国だけでやっとったらええねん。
まぁ他国の政策には口は出さんとくわ。キリがない。
そんなことよりちゃんと色々話さなアカンで!
過去現在未来と横軸縦軸裏表うんぬんかんぬん………。
言いたくないなら墓まで持っていきぃ?なぁ?
ラストシーンの2人の表情が笑けてくるので。
なんちゅう顔してんねん。
エンタメ要素ナシ
本作は、入国審査を舞台にしたワンシチュエーション作品ということで、限られた空間と会話劇からどんな展開が生まれるのかと期待して鑑賞しました。しかしながら、実際にはただ高圧的な尋問が続くだけで、物語としてのひねりや意外性、オチといった要素がほとんどなく、正直肩透かしを食らった印象です。テーマ自体は面白いのに、演出や構成が単調で非常にもったいなく感じました。
また、少し個人的な意見になりますが、最近ではマナーを守らない外国人観光客の増加が問題視されることも多く、見る側としては「これくらいやってもいいのでは?」と感じる場面もありました。作品の出来とは別に、現実の社会問題にも通じるテーマとして、考えさせられるものはありました。
実際に
入国審査はこんな感じなのですかね?こうなるとプライベートも何もないですね。トランプ政権下だと入国は厳しそうですもんね。別々で審査(尋問)されれば疑心暗鬼を生みますね。この二人はいずれ破局でしょうか。
良くも悪くも実体験ぽい😂
未見の方は情報を入れずに劇場へ!
77分という短めの上映時間ですが、終始頭をグルグルと回転させて楽しませてくれる作品です。
舞台設定も登場人物もシンプルな構成で、それでいて思わせぶりなキャラクターや出来事が散りばめられる展開。中盤以降は、主人公たちの理不尽な扱いに腹を立てながらも、夫役の過去の行状が明らかになると見方も少し変わってきます。
物語はピークを迎えると同時に鮮やかな幕切れを迎えます。これだけ気持ちのいい裏切られ方をした作品は記憶にありません!
製作陣の次回作に期待します!!
国家権力の最前線
アメリカの永住権が得られる移住ビザが抽選で当たる制度があることは知らなかった。しかし、正規のビザを持っていても、作中で審査官が語るとおり、入国を認めるかどうかは審査官の裁量次第。入国審査という場は、国家権力が直接的に顕になる最前線とも言える。
本作は、作者の実体験から着想したそうだが、冒頭のラジオニュースで触れているように、第1次トランプ政権の移民へのスタンスも背景にしているのだろう。
始めは不条理で理不尽な状況に陥った夫婦の姿に見える。しかし、(おそらく大使館でビザ取得した時には見過ごされていた)ある事実が判明してから、一気にスリリングさが増す。夫への尋問の時に廊下での工事音を被せるあたり、上手い。
妻への屈辱的な尋問には、観ているこちらの感情も高ぶるが、それも妻の将来を慮ってのことのように見えてくるのも、作劇の巧みさ。
そして、あっと言わせるラスト。この後、二人はどうなるのだろうと考えさせられるが、同時に、現実世界のこととして、第2次トランプ政権下のアメリカ、そして、色々と外国人問題が取り沙汰される日本の今後の姿、といったところまで考えさせられることになる。
問題は入国審査自体には無い‼️純粋な愛を信じるかどうかが分岐点‼️❓
まず、前提として、この映画の枠組みとなる移民認定の入国審査審査としては、この映画の入国審査の尋問には、違法性もなければ、適正かつ適切であり、必要な内容である、この事を誤解してる人が多い、2人の問題点は疑うに十分、監督の視点がどうあれ、このことは承知いただきたい。彼は移民認定に彼女を利用している、前の婚約者や彼の今までの経緯からそれは如実に現れている、断じて人権侵害では無い、専門家なら自明の事実。なら最後に認められたのは何故か。彼の愛は白黒断じられないから、疑わしきは権利優先、愛はある、その可能性があればそう判断する、それが行政機関のあるべき道。余談だが、純粋な愛が存在するか、打算は無いか、容姿はもちろん、資産、家柄、など、全て無視した愛があるだろうか、そう断言出来る人がいるだろうか、真のテーマはそこにある。しつこいですが、この入国審査に人権侵害は微かにもありません、私が保証します。だから、愛をテーマに、観てください、是非。
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