「胸の暗幕にストンとナタが落ちたラストシーン。」入国審査 Sueさんの映画レビュー(感想・評価)
胸の暗幕にストンとナタが落ちたラストシーン。
久々にreviewしたくなりました。
希望、足止め、疑問、不審、怒り、恐怖、服従、屈辱、諦念、そしてCongratulations!
これほど巧みに人の心理を操る作品に出会ったことは無い。
閉鎖された小さな空間で冷徹な審議官の取り調べに、人間の心理が大きくうねる。入国審査で、もし私があのような扱いを受けたらと思うと、何と怖ろしいことか… たとえ誰でも制服を着た厳めしい審査官にあのような誘導を受けたら、従うしかないだろう!
胸の奥から突き上げる強い余韻に、Congratulationsのtuneが痛い程コダマしました。
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