「息も詰まる緊張感の末にポイッと投げ込まれるオチが最高過ぎるマルチリンガル密室サスペンス」入国審査 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
息も詰まる緊張感の末にポイッと投げ込まれるオチが最高過ぎるマルチリンガル密室サスペンス
ベネズエラ人とスペイン人のカップルが移民ビザでNYの空港に降り立ち入国手続の途中で別室に連れていかれて想定外の目に遭う話を緊迫感たっぷりに描いた77分・・・これがベラボーにオモロイ!
私自身先々月ブラジルに行った際にも連邦警察とひとしきり揉めて帰ってきた人間なのでこの設定は非常にリアル。空港職員の横柄な態度もこないだ米国で見てきたのとクリソツ。スペイン語とカタルーニャ語と英語が乱れ飛ぶ物語を日本語字幕で観るというなかなかにエキセントリックな環境もまた外国人が自国から一歩外に出たらこんな目に遭うかも知れないっていう恐怖をガッツリ増幅してくれます。それでハシゴを軽快に蹴り飛ばすようなオチが最高過ぎてエンドロールが終わるまでニヤニヤが止まりませんでした。いやもうこれは日本人ファーストとか言うてる人間が正座して観なあかんやつです。しかしエンドロールが全部カタルーニャ語表記という映画は初めて観ました。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。