「これまでの時間と心労は…?」入国審査 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
これまでの時間と心労は…?
事実婚状態にある男女がアメリカへの入国審査の際に起こる不条理(?)な出来事を描いた作品。
グリーンカードの抽選に当たったエレナとそのパートナーであるディエゴはアメリカ移住の権利を持っているハズ…と思いきや、水際で意地の悪い攻防が始まってしまい…。
鑑賞前は、2人の知られざる素性が少しずつ暴かれ…はいダウト!!…的な物語かと思っていたが。質問内容とかも、何だソレ?的なモノが多く、成程現在の米国入国に纏わるアレやコレやを訴えている訳ね。
実際の現場でどういうことが行われているかはワタクシには分からないし、どこまでリアルに描かれているか測りかねるのだけれども…。
う〜ん、正直個人的にはこの意地悪にみえる審査官達を手放しに批判することもできないんですよね…。勿論、そんな質問ねぇだろ!!と思う所は多々あれど。
困っている外国人はどんどん受け入れてあげよう…なんて考えのお方達と比べたら、ね。
外国の方を受け入れると言うことは、その人達に対しても、元々いる自国民に対しても大きな責任が伴うべきだから、厳しくあって然るべき、とも思ってしまうんですよね。
逆に、ワタクシがディエゴ達の立場ならどうしても入国させて欲しいと思うのもまた事実。
それこそ頭お花畑の考えですが、世界中が平和ならこんなことにはね…。
短い尺の中でも、深く考えさせられる作品だった。
…で、このあとの2人の空気、どうしてくれるのよ(笑)!!
コメントする
