「私の実体験と重なる作品〜ケヴィン・モービーの『Congratulations』サイコー!」入国審査 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
私の実体験と重なる作品〜ケヴィン・モービーの『Congratulations』サイコー!
2022(日本2025)年公開、スペイン映画。
【監督・脚本】:アレハンドロ・ロペス、ファン・セバスティアン・バスケス
主な配役
【ディエゴ】:アルベルト・アンマン
【エレナ】:ブルーナ・クッシ
【バスケス審査官(女)】:ローラ・ゴメス
【バレット審査官(男)】:ベン・テンプル
1.入国審査あるあるを映画にした
ただでさえドキドキする入国審査、
それがどういうわけだか、別室へ連れて行かれる。
それだけで「え、なんで?」となる。
ベテラン入国審査官は、
脅したり小バカにした態度で接してくる。
そんなやり取りの中で、
自分の知らないパートナーの過去が暴かれる。
動揺を隠し、平静を装う。
だが不安は隠しきれない。
カメラは、
正面から、
横から、
表情をアップで捉え続ける。
ディエゴ役のアルベルト・アンマンは、本当に上手かった!
2.挿入歌
冒頭とエンディングに同じ曲が流れる。
ケヴィン・モービー【Kevin (Robert) Morby】の
『Congratulations』
サイコー!
3.まとめ
私の実体験と重なる部分がある。
夫婦で空港内の別室に通され、
あえて別々に、同じ質問をして、
ちょっとでも違う答えをすると、鬼の首でも取ったように突っ込んでくる。。。
早口の英語で聞き取りにくいし、
「強制送還」というワードが頭をよぎる。。。
無事、アメリカに入国できたときは、本当に安堵したものだ。
(あ、ちなみに私は移民ではないですからね笑笑)
本作は、もっとややこしい展開にも出来たはずだが、
意外と?(笑)、
シンプルなオチにした。
結果オーライか、物足りないか、
観る人によるだろう。
私はもう一捻り(一波乱)欲しかったクチだが、
77分という上映時間を考えると致し方ないか。
☆3.5

