「いわゆるJホラーの中ではおすすめ以上」あのコはだぁれ? yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
いわゆるJホラーの中ではおすすめ以上
今年256本目(合計1,348本目/今月(2024年7月度)19本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン」→この作品「あのコはだぁれ?」→次の作品「逃走中 the movie」)
いつもの有給促進デーということで…。
いわゆるJホラー(日本初ホラー)というと、作られる方(監督さん)が限られており、そのために切磋琢磨する機会が少ないのか極端にアレな作品が出てここでも荒れることが多いのですが、本映画はある程度推せるかなといったところです。
前作の「ミンナのウタ」を見ていれば(今はVODでも見られる)有利かなといったところですが、なくても大丈夫といったところです。
ホラー映画なのでストーリーのつながりのなさや矛盾してるといった点を突っ込んでも仕方がないし、まぁ他のここでも色々言われた他の作品に比べれば推せるかなといったところです。監督さんがこうしたサイト(評価サイト)を見られているかは不明ですが、過去の作品や過去の他監督のJホラー映画で言われていた酷評の部分はほぼほぼなくなっているといったところです。
ストーリーの筋や「ここでびっくりさせてやろう」みたいな部分はある程度途中から「この辺かな」という点はある程度見えてくるのですが、最後までどんでん返しがあるので途中で席を立たないように注意かな、といったところです。明確にはされていませんが、続編があるかないか微妙な描写ですが、この方のJホラーであれば今後も見に行っても良いかなといったところです。
いわゆるホラー映画なので、「ここがおかしい」だの何だの突っ込んでも仕方がないし、ここで書かれているあらすじ以上のことは基本的におきないので(途中での「これは読めないでしょ」みたいなどんでん返し除く。ネタバレ防止のため書かない)、この暑い夏でこうしたホラー映画を見ることに意義があると思うし、迷ったらおすすめといったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/事務管理について)
いじめ、いじめられている場合でも、ある人が何か困っている場合に助けることは民法上義務ではありませんが、一度介入するとその人の意図がわかるか推知できる場合はそれに従う必要があります(事務管理)。このことは「いじめられている側」においても変わりません。
(減点0.2/学校の靴の中に押しピンを入れるなどの行為について)
民法上は不法行為、刑法上は傷害罪を構成します。民法上の不法行為は未成年者に対しては保護者に対して責任を問うことになりますが、このときは「自身が適切に監督したか、仮に適切に監督していたとしても起きえた」ことを証明しない限りアウトです(このように責任の挙証責任が移動することを「中間責任(の転換)論」といいます。これによって被害者であるところの被害児童(生徒)が勝ちやすくすること、ひいてはいじめをなくすことを目的としているものです(もっともそれは純粋たる民法上の話であって、民事訴訟で勝訴を勝ち取ってもお金がないところからは取れないので、泣き寝入りも起きる)。
ここはそういう展開にならないので突っ込んでも仕方がないのですが「そのような行為はやめましょう」はエンディングロールでも一言欲しかったです(実際のリアルいじめでも見られる事案ですが、被害者側が加害者側を訴えるということは、通常の努力手間を考えれば押しピンで足を怪我した程度であれば起きないのだが普通だが、かといってやってよいということにもならない)。
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