渇愛の果て、のレビュー・感想・評価
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『この世代の女性たちなのに、 この程度の知識しかないの?』ってちょ...
『この世代の女性たちなのに、
この程度の知識しかないの?』ってちょっとびっくりだったけど、
いろいろ赤裸々で良いと思う
生む人も生まない人も、
そういうのに関わらず老若男女が気軽に見てくれたら良いなと思う
舞台挨拶に出てきた助産師さんが、
助産師の仕事も詳しく描かれていると言っていたので、
助産師やってる友達にも教えてあげた
でも、上映館が少なくて期間も短かったので、
見られないと残念がっていた
その人に見てもらえなくて、私も残念
気づきを与えてもらいました
新宿K'sシネマにて初日に鑑賞。
ある夫婦の出産を巡り、当人たち・家族・友人・医療従事者それぞれが思い悩み、葛藤する群像劇。
主人公の女性に寄り添うだけでなく、彼女の夫とふたりを取り巻くそれぞれの人達の思いにしっかりフォーカスすることで、容易に答えの出せない問いを、人々がそれぞれのやり方で「何をすべきか」を探る物語に、「ひとつの正解を与えない」厚みのある作品になっていると思います。魅力あるキャラクターたちが時折みせるユーモラスな面も楽しいし、綿密な取材を重ねて、時に残酷な現実にもまっすぐに向き合い、ストレートに観客のこころに響く作品だと思います。
そして自分にとっては「知る」ことの大切さを改めて気付かされた作品でもありました。自分の知らないことはこの世界にはたくさんあるし、「知る」ことで自分の生きる上での選択肢もおのずと増えるし、相手にとって「ほんとうに良いこととは何か」を考えるきっかけにもなる。この作品を観たらきっと、そう思えるようになると思います。
3万分の1じゃなくて、1分の1
夫とともに妊婦生活を過ごすなか出生前診断を受けると、結果は陰性。しかしいざ出産を迎えると、我が子は難病を患っていた。
監督が友人の出生前診断をきっかけに妊娠・出産について実話を基に撮りあげた群像劇。
軽々しくコメントできる内容の話ではないですが、いつでも誰にでも起こり得ることであり、避けることはできません。その当事者でも、時代によっても違うだろうし、妻と夫でも思いは違うと思う。
普遍的な正解もなく、当事者の気持ちを正確に理解できない以上、想像し続けるしかないと思いますが、決して一人にしないことが一番大切かなって思います。
誰も悪くないってつらいですね。
女性監督らしい優しい物語
採点3.8
産まれてくる最愛の我が子と、子どもの障害を扱った作品。
それは誰もが妊娠時に頭を擡げる事で、コミカルに描きながらも出産のその重さが伝わってきました。
考えてもしょうがないのは分かるんですけど、自分も悩んだものです。
あと時々入るアイキャッチみたいな演出が、実に舞台っぽく面白かったですね。
また友情、特に女性同士の友情がよく描かれていて、長い付き合いでも皆それぞれに言えない悩みがあるんですよね。
この中でボソリと入る「そうゆう時って男性はどうしたら良いんですか?」がすごい良く分かります。
この決して正しい答えの無い問題。それを女性監督らしい視点で、優しい物語に作られています。
今後も気になる監督の作品でした。
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