「三角関係の決着?」ゼーガペインSTA 777さんの映画レビュー(感想・評価)
三角関係の決着?
仮想現実世界の話である…
ただ「マトリックス」と違うのは、向こうは生身の人間は機械に飼われているが、
こちらでは地球上で人間は滅亡…VR世界に人々の記憶だけデータで残り、
仮想現実の町で暮らしている。
現実世界の敵には、現実の人型ロボット兵器や、空飛ぶ戦艦などを、VRの
人物が、現実界にて立体映像化して動かす…
はっきり言って「ついて来れる奴だけ付いて来い」な造りで、TVシリーズの
内容を知っているというのが前提で、本当にVR初心者でも対応できた
「マトリックス・三部作」を造ったスタッフは偉大だと、改めて感心する…
ここまでが、前作「ADP」と同様の作品解説。
それで、今回の作品はTVシリーズの先の物語を知りたがったのが、
現実世界は、ほとんど描かれずに「冬の舞浜」のVRがメインの話。
これが、シリーズが20年近く続いた「完結」として描かれたのなら、単に
恋愛三角関係の決着だけであって、その後の人類はどうなるのか?とかは
描かれていない…
三角関係のロボット物なら「マクロス・シリーズ」でやるべき事で「ゼーガペイン」
としての完結では、消化不良…
それに、本当に三角関係の決着が付いたのかは、微妙で「う~む…」と
言わざるを得ない。
前作同様、それまでに主人公のパートナーだった「シズノ」がメイン・ヒロインで
扱われ、花澤香菜さんが演じる「リョーコ」は、終始「噛ませ」だったのが、残念…
「渋谷」のデータが残っていたなら「主人公とリョーコの渋谷一日デート」ぐらい
描いて欲しかった…
それでも、この作品に低い点数は付けない…
その点数を花澤香菜さんが見たら悲しむから、低い点は付けない…
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