「肉食系ベジタリアン(ウソ)」フィリップ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
肉食系ベジタリアン(ウソ)
フランス人と偽って1943年のフランクフルトでドイツ人女性と関係を持ちながら暮らしていたユダヤ系ポーランド人の話。
1941年まだ自由があったワルシャワのゲットーがナチス兵に襲撃されたところから生き延び、そして2年後…。
ホテルで働きながら夫が出兵中のドイツ人女性を転がす男というのはわかったけれどこれがショッキング???
発禁になった部分は描かれていないんですかね?
口止めを脅迫じみたものもあったけれど、結構自分でペラペラと正体について話してしまっていたりするし、そういえばユダヤ人だから割礼しているんですよね…。
ヤッて捨てるのがドイツ人への復讐と宣うチャラ〜い男の心変わりや、彼を取り巻くホテル従業員と、彼らと絡んだ女たちや軍人たちの機微に境遇にとなかなか面白かったけれど、ユダヤ人としてヒリヒリする場面は最初だけだし、結局のところ一般人だし何かを成し遂げる訳でもなくて盛り上がったり響いたりするほどのものはなかった。
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Oyster Boyさんのコメント
2024年6月22日
やり捨てで復讐って、昭和のポルノかっ!と思いましたが…本編ではそんなカットは殆どない。やり捨ての描写が生々しくて発禁になったのかなと個人的には思います。