男女残酷物語 サソリ決戦のレビュー・感想・評価
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綺麗なお姉さんも今ではお婆ちゃん
綺麗なお姉さんも今ではお婆ちゃん。
何が言いたいかというと、滅茶苦茶古い作品ということ。
(1969年の公開時26歳の女優さんは現在80歳)
とても古い作品のため今一つ理解できず・・
女性の地位向上を目指した作品なんでしょうか?おっぱいを餌にスケベな男性を釣る作品なんでしょうか?
(女性器を題材にした芸術作品が出てくるので、多分、前者なんでしょうけど)
あと、男性側の加害度合がヌルいです(悪逆非道であるほうが話が盛り上がったと思うのですが。・・)
一番気に入らないのは「男女残酷物語 サソリ決戦」というダサい邦題。センスのかけらもない邦題は一体誰がつけたんでしょう・・
予告が面白すぎてがっかりするかと思いきや…
55年前の作品が発掘されたようです。男女の性癖をめぐる戦いがシュールに描かれている珍作。笑いをこらえきれない場面も多々ありました。
男と女の間には暗くて深い河があるんだね! 面白さは予告の期待を3割くらい上回りました。メアリーがとにかく美しい!
顎が外れた
「男の妄想とトラウマになんでつきあわなきゃいけないんだ~?」が頭の中でぐるぐる回ってた。でも1969年当時はとても先駆的な考えに基づいた映画だったに違いない。今だったら普通にそうだよねと考えられていること:単純化すれば、ミソジニーは女性への恐怖から、マッチョと自己顕示欲は自信の無さから、未熟さを求めるのは不安にならなくて済むからなど。性別すらもはや関係ないとも思う。
60~70年代のインテリア、ファッション、ヘアメイク、音楽(ちょっとうるさかった)、ニキの巨体女性像のレプリカ(なのかー、残念)は面白かった。未来では女性が色んなタイプの精子を選んで子どもを生むようになる、という部分はかなり言い当てていると思った。男性の側による避妊も必要という意見は、人口が増えすぎていた当時が背景にあるんだろうか。今は逆、でも日本ではそもそもいまだにピルが普通に使われていない。ピル解禁の流れがエイズによってブレーキがかかってしまったのだろうか。バイアグラ以前にピル&無痛分娩が先だと思う。
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