ババンババンバンバンパイアのレビュー・感想・評価
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様子のおかしいイケメンって最高!
ずっと口角が上がって見れたし、何回か吹き出した。私が見ていた映画館では、他のお客さんもクスクス笑っていたので、みんなが明るく楽しく見れる作品だと思う。
コメディ映画って匙加減によっては「すべってる…」ってなったり、観客置いてけぼりになったりして、見ていて苦痛になるものもあるけれど、吉沢亮の演技力が高いから、変に空回りもしていなくて良質なコメディになっているのが最高。
ずっとバカバカしいことやっているのに、そのバカバカしさが見ていて元気になる。
あとずっっっっと吉沢亮が美しい。
あんな下手したらコスプレになっちゃうドラキュラビジュアルが、ずっと馴染んで美しいの凄すぎる。
途中でお祭りに行くシーンがあって、その時お団子後れ毛浴衣姿で現れた時、私の方が日光弱いドラキュラだった?って思うぐらい眩しくて「ぐわぁぁぁ」となった…。ずっと眼福だった。
李仁役の板垣くんもピッタリだし、葵役の原菜乃華ちゃんもピッタリだった。他のキャストももれなくハマっていて、とても良い実写化だった。
それにしても、吉沢亮の演技の振れ幅が恐ろしい。『国宝』であんな血を求めていた喜久男が、今作では元気に血を吸っていたので、良かったねーという気持ちにもなった。
公開が例の事件で延期になってようやく見れたババンだったけど、逆に『国宝』と被らせたことで吉沢亮の名を世間に刻み込めたと思う。
歌舞伎名門の血……ではなく童貞の血を欲する吉沢亮の突き抜けっぷり
色々あって公開時期が今週にずれ込んだために、図らずも短期間のうちに吉沢亮の演技の幅を見せつけられる形になった。天才女形喜久雄から童貞ソムリエバンパイアまでのこの振れ幅。「血を求めるキャラ」繋がりなのも何かの縁。やはり吉沢亮、凄すぎる。
悪い人(や悪いバンパイア)が出てこない世界で、恋だの愛だの吸血欲だのと繰り広げられる健気な駆け引きがとにかく微笑ましい。新キャラ登場時に歌で説明してくれるのが分かりやす過ぎて脳みそも癒された。(一方で、パンフレット購入時にタイトルを言う瞬間は緊張を強いられた)
原作未読だったので、鑑賞後にチャンピオンクロスのサイトで原作を読んだ。バンパイアという剣呑かつファンタジックな存在と、平和な日常の象徴のような銭湯&立野家という舞台のギャップが生むおかしさが、映画でもよく再現されている。
吉沢亮が全裸変顔出し惜しみせずとにかくやり切っていて素晴らしい。ギャグリアクションに躊躇は禁物なのをよく分かっていらっしゃるのはさすが。
李仁はそもそも板垣李光人をイメージして作られたキャラだそうだが、見た目年齢はむしろ映画の方が若い。板垣李光人、23歳なのに15歳を演じても全く違和感がないことに驚愕した。なんなら中学生を自称してもギリ許されそう。
正直もともと個人的に眞栄田郷敦は、イケメンだけどちょっと濃すぎる部類という認識だった。それが長可に扮するとあら不思議、涼しげイケメンになっていてびっくり。私が信長ならそんな簡単に蘭丸に乗り換えたり出来ないぞ。
ちょい役の顔ぶれも面白かった。栗原類と間宮祥太朗は「東京リベンジャーズ」で吉沢亮、眞栄田郷敦と共演したツテでの友情出演的なものなんだろうか。アンミカはメタ台詞の自己主張が強くて笑った。
原作の会話のテンポの良さ、展開のスピード感、ギャグの勢いは映画でもよく再現されているのではないかと思う。原作(のうち読了した3巻くらいの範囲)にはない各キャラの歌唱シーンも、不思議と原作のテンポのいい空気感を醸し出すのに一役買っている。蘭丸がデッキブラシを持って「童貞喪失絶対阻止!」と歌うところも原作にはないっぽいが絶妙にマンガ的でよかった。
李仁がやたら森さあーん!森さあーん!と叫ぶのは原作準拠のようだが、彼の無防備な無邪気さがよく出ていた。蘭丸の萌えにも共感できるというもの。
逆に違いを感じた部分は、原作の方がBL感が若干強いという点。原作は誰が呼んだか「BL=ブラッディ・ラブコメ」と称されているようだが、そっちじゃないほうのBL感。
原作を読んで初めて、蘭丸が李仁にズキュンときた時に股間、もとい蘭丸の蘭丸が反応していることを知りましたよ……まあ映画のレベルの表現でもそういうことだという想像は可能なのだろうが、だいぶソフトにしてあった(いや原作もそんなえげつない表現では全くないのだが)。
吉沢亮の女性ファンへの配慮か、作品の間口を広げるために好き嫌いが出そうな表現を抑えた結果か。せっかく彼のコメディセンスが炸裂した作品になっているのだから、個人的にはここも原作通りにやりきる吉沢亮が見たかった(笑)
ヴィランっぽく出てきた坂本も長可も、あっけなく蘭丸の(というか立野家の?)仲間になってしまうところがこの話のいいところ。懐の深い人間(とバンパイア)愛の物語であるような気さえしてくる。
上質な食料として目をつけたはずの李仁への蘭丸の愛が沼すぎて、これでは2年後に吸血出来ないのではと心配になった。童貞の人材には恵まれているのだからフランケンか坂本で妥協してください、李仁のために。
まるで湯船につかっているよな心地よさ♨️ 役者・吉沢亮の“振り幅”を味わい尽くす一本 🎬
映画『国宝』で見せた鬼気迫る歌舞伎役者の姿が記憶に新しい中、次に吉沢亮くんが演じるのは、銭湯に住み込みで働く美青年!? その正体、実は…450歳のバンパイア⁉️
本作は、俳優・吉沢亮の“振り幅”を堪能する映画として最高のタイミングでの公開。なんでも🤫諸所の大人の事情により、公開が随分遅くなったという今作品。仮にこちらが先だったら、あの「国宝」への没入感が少し削がれていたかも。だから公開順、結果としてこれで大正解👍
当て書きという作者からの熱烈ラブコールに応えた板垣李光人くん。
役名も「李仁」で、全力ピュア少年をナチュラル&瑞々しい演技で表現。
ドラマ『シジュウカラ』では影のある大人びた美少年役を好演し、いま大注目の俳優さんですが、
今作では一変、どこからどう見ても初々しい15歳の高校生。
「どっちが本来の彼なのか?」と目を疑うほどの振り幅でこちらも👏
脇を固める俳優さんも、まさに“それで正解”の納得感で、存分に楽しませてもらいました。
前編通して、まるで湯船に浸かっているような心地よさ♨️
あまりの脱力感についついバンパイヤの夢を観たくなるので要注意😎
imaseが歌う「いい湯だな♨️2025」
もう癖になります🤭
🎵 ババンがバンバンバン
ババンがバンバンバンパイア♪
🎵 ババンがバンバンバン
ババンがバンバンバンパイア♪
絶妙な脱力感が堪りません🤭
一度聴いたら、中毒性必至♨️
今夜湯船で、
ついつい口ずさんじゃった貴方は、
もうこの映画に“バン”されてます😎
CMクリエイターとしても知られる浜崎慎治監督が、凝った映像と演出で描く「銭湯に居候するバンパイアの物語」。
一見ユルく見えそうな作品ですが、実は意外にしっかり作り込まれています。
演技も良く、上手く世界観を構築しています。
ギャグシーンも丁寧に演出され「ここが笑いどころ」と分かるようになっています。
ただ、笑いのバリエーションがやや少なく、予告やCMなどで既に目にしたシーンが多かった印象です。
その結果、想像よりは勢いに欠け、思ったほど笑えなかった点が気になりました。
とはいえ、自己紹介的ミュージカルシーンも含めて、終始楽しそうな雰囲気を醸成できているので、映像化は十分に成功していると言えるでしょう。
大笑い、ときどき涙
吉沢亮さんの格好良さを堪能するために鑑賞。が、終始楽しく大笑い(心の中で)しつつ、たまにホロリとするとても良い映画だった。
予告で、雰囲気を「ゆるめのバカバカしい設定のもの」と思って観ていたので、演出のチープさなどはそもそも想定内で問題なし。かえって楽しめる要素となっていた。
キャストが思った以上によく、吉沢亮さんはもちろんだが、板垣李光人さん、原菜乃華さんのかわいさにやられた。
満島真之介さん、メンディさんもすごくウザ可愛くてよかった。ゴードンさんは元々好きなので、画面が好きな人だらけという感じ。
ギャグ&ハッピーな映画で、あー面白かった、と言いながら映画館を出た。
気持ちのいい時間でした
鳥か?飛行機か?いや森蘭だわ
原作未読、アニメは半分くらい見てました。公開時に見逃し、配信視聴してちょっと後悔、劇場行きたかった。
一言で言うと、みんなしあわせになれ、と思いました(笑)
ツボだったとこを列記します。
・ハンカチの匂い嗅いでアオイちゃんちへ直行(飛)する森蘭、警察犬か!(←優秀な)
・番台でアオイちゃんに即バレする森蘭。
・原菜乃華さん!キョトンとしたタヌキ顔で特別に美少女というわけじゃないと思うけどとにかくキュート、声もすてき。
・脳筋番長の歌ヨカッタ(無駄に上手くて)。
なかなかのD貞、というパワーワードにも笑った。
・トウの経った童T(純度100%…)坂本先生、たまらなく不憫で満島真之介のウザ可愛い感じがハマる。
かと思うと「永遠の命という闇」なんてちょっと深いこと言い出したり。
クライマックス以降がちょっとテンポわるかったのがアレでしたが、森ナガ兄さんの美形っぷりは堪能できたのでまぁいいか(しかしサニー千葉ちゃんのDNAはスゴい)
コメディは合わないと最悪なので、笑えなかったという人がいても仕方無いのですが、私にとって良いコメディは「登場人物の幸せを祈りたくなる」かどうかで、この作品は文句なくキャラ全員の幸せを願いたくなりました。
それだけに2年後が不穏で心配ですが…
続きも見たいな。
付記 フランケンとアオイちゃん兄妹、スラダンのゴリとハルコさんを連想しましたが別にオマージュとかじゃない…?
あと、原作者さんが映像化をとっても喜んでらっしゃる記事をちょいちょい見かけて、失礼ながら微笑ましいです、幸せな作品だなと思います。
萎える
イケメンの変顔が見られる
先日、今年一番流行った映画と言っても良い、国宝を見て、吉沢亮くんの美しさに完全に心射抜かれ、その際放映されていた、こちらの作品も気になっていたので、ようやく鑑賞。
タイトルだけ見て、なんだこれは?て感じでした。漫画が原作だったのですね。
吸血鬼というと、美男子。
森蘭丸も調べたら、織田信長の愛人扱いであったほどの美男子とwebでは出てきました。
とにかく、設定は美男子。美男子役を吉沢亮が演じる。間違いないやつですね。
内容は、コレといって印象に残る部分はありませんでしたが、吉沢さんがギャグシーンをやったり、キレキレのアクションやったり、相手役の顔をじっと見つめたり、とにかく見所は満載でした。
吉沢亮君を今世紀最高のイケメンの一人だと思っているので、そのイケメンが全力でやる変顔もまぁしっかりしてて。テンポもいいし。あっという間に時間が過ぎました。
好きな人とはまた違うけれど、大切な存在(言わゆる一般的なともまた少し違いましたが)の為に、あれやこれやと奮闘するバンパイアの森蘭丸が可愛くもあり、カッコよくもあり。
公開前に亮君ヤラカシ事件がありましたが、この作品が御蔵入りとかにならずに本当によかったです。原作がしっかりしてるからなのか、面白いし、分かりやすいしで、見やすい映画でした。
理仁くんのおじいちゃん役の笹野高史さんは流石でしたね。いるのといないのではお話の味が違っただろうなと思いくらい、写ってるだけで面白かったです。
吉沢亮さん、良い役者さんです。こういう役もできるんだと感心してしま...
片思いって切ないね。
「国宝」の前に流れた予告編からは想像のつかない展開で、まずはミュージカル?
私だけだと思うけどなぜか「チャーリーとチョコレート工場」でウンパルンパがいきなり歌い踊り出すのに巻き込まれた感覚(^_^;)を思い出した。
ものすごい大爆笑というよりはずっと「くすっ」「フフッ」と、肩を小刻みに揺らしながら見ていた感じ。
小ネタというか、もう蘭丸さまの顔芸、ドリフのコントを思わせる渾身のリアクションが秀逸!
タライ落ちてくるし。
コントは間合いが大事なので瞬間を見逃すまいと画面にくぎ付けになる。
葵ちゃんと蘭丸さまの窓際コントも笑った。
全編を通してお互いの秘める思いがモノローグで語られるが、そのズレまくりに笑いが止まらない。
途中、学園ヤンキー、青春恋愛群像劇風を経て、本能寺の変から長きに渡る因縁を持つ最強の敵が現れる!
もう意味不明。
眞栄田郷敦、かっこいい!強い!最強無敵!
蘭丸さま大ピンチ!と思っていたら………。
黄昏てる兄貴に人生の何たるかを語る弟。まさかの家族再生の物語へと変貌していく
デッキブラシの伏線も最後に回収されたし?
葵ちゃんがなぜ手箒持ってやってきたのか?
李仁くん、子犬みたいで可愛い。満島真之介さん面白い。
そして何よりも笹野さん!圧の強い演者の中でナチュラルに癒しをいただきました。
あの役は笹野さん以外にはできません。
吉沢くんの演技の振り幅に感心しつつ、配役の妙もこの映画の面白さだなと思いました!
さすがの吉沢亮
イケメンパラダイス
想像以上に嚙みつかれた105分
正直、最初は「なんだこのバカ映画は」と思っていたのですが、実際に劇場に足を運んでみると、想像以上に面白かったというのが率直な感想です。もっとも、面白さの中身をどう評価するかについては、人によって意見が割れるのもまた事実だと思います。
まずタイトル。昭和歌謡を連想させるリズムに、バンパイアをぶち込むセンスは、もはや真面目に売る気があるのかどうか疑わしい。しかし、こういうふざけた看板を掲げることで、観客は「どうせB級ギャグ映画だろう」という身構え方をするわけです。結果、本編が意外にちゃんと作られていると、「あれ? 思ったより面白いぞ」とプラスに転じる。期待値コントロールの妙です。
主演の吉沢亮は、国宝級イケメンだの何だのとアイドル的な扱われ方をされがちな人ですが、ここでは見事に“振り切った”演技を見せています。銭湯に住み着く450歳の吸血鬼という荒唐無稽な役を、ビジュアルの美しさとコメディ的な潔さで成立させてしまう。彼にとってもキャリアの幅を見せる挑戦だったでしょうし、観る側としては「そこまでやるのか」と笑いながら感心してしまう瞬間が多々あります。
演出面では、浜崎慎治監督らしくCM出身らしいテンポの良さが光ります。場面ごとにリズムを変え、時にミュージカル調を挟み、キャラクター紹介を歌でやってしまうという遊び心。これが観客を飽きさせない。逆に言えば、話そのものは単純で、「18歳童貞の血が至高」という世界観にツッコミを入れ出すとキリがないのですが、そこを深掘りさせずに“ノリ”で突っ走る構成になっているのは功罪とも言えます。
ただ、残念な点もあります。予告編とテレビCMで“見どころの大半”を出してしまっているので、劇場での驚きがほとんどないのです。コメディ映画にとってネタバレは致命的で、「あ、これCMで見たシーンね」となると笑いは半減する。マーケティング的には集客に貢献したかもしれませんが、作品体験としては明らかに損をしている。ここは日本映画界全体にありがちな「宣伝で出しすぎ病」の典型例で、改善の余地大といえるでしょう。
それでも、キャストの熱演、テンポの良さ、そして原作の“荒唐無稽さ”を実写に落とし込む工夫は、評価に値します。特にインティマシー・コーディネーターを入れて裸や身体的接触の描写を丁寧に扱った点は、現代的な制作姿勢として好感が持てます。バカバカしさと俳優の尊厳をどう両立させるかという課題に、一定の答えを出しています。
総じて本作は、「深いテーマ性を求める映画」ではなく、「想像以上に笑えて、しかもちゃんと作られている映画」という位置づけに収まるでしょう。評価は賛否両論ですが、私はこのジャンル映画としての潔さを評価したい。観客が「バカバカしいけど楽しかった」と笑顔で劇場を出られるなら、それで十分に成功なのです。むしろ、そういう体験を提供する作品が少なくなった今、存在意義は小さくないと思います。
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