劇場公開日 2024年9月13日

ぼくのお日さまのレビュー・感想・評価

全230件中、141~160件目を表示

4.0暖かくも儚いフィギアスケートを題材にした邦楽。 本年度ベスト!!

2024年9月17日
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鑑賞方法:映画館

中途半端に終わってしまった感はあったけど自分好みの作品だった。

スケートのコーチ。荒川を演じた池松壮亮さんの演技やスケートの技術が素晴らしい!
加えてタクヤとさくら役の2人の子供達の演技も素晴らしかった。
そして3人共スケートがとても上手い!

野球もアイスホッケーもイマヒトツなタクヤ。
スケートリンクでフィギュアスケートの練習をするさくらに刺激を受け、荒川が2人にアイスダンスを教えて行く感じのストーリー。

リンクに窓から暖かい日差しが差し込むシーンの映像が美しく印象に残る。

タクヤが最初はスケートが上手く無いんだけど、さくらとのアイスダンスが素晴らしかった!
最初の下手くそな滑りは演技だったんだ(笑)

3人でカップラーメンすすりながらステップの練習するシーンが最高!!

アイスクリームのシーンから事態が一変。
前振りはあったものの、そう言う展開になるとは思わず、寂しくなる。

終盤、道でタクヤとさくらが出会うシーンが良い。
その先の展開がどうなるのか気になる。

さくらを演じた中西希亜良さん。
初めての女優業との事だけど素晴らしい演技と美しいフィギアスケートが良かった。
荒川がコーチしているシーンは本物のコーチが指導している感じでなかなかリアル。

ラストの歌の歌詞も心に残る。

タイトルの「ぼくのお日さま」の意味。
さくらのお日さまは荒川(過去形)。
タクヤのお日さまはさくら(進行形)。
荒川のお日さまは○○○かな?(過去形)

池松壮亮さん。
雑誌の写真のフィギアスケートの姿が本物っぽかったです( ´∀`)

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イゲ

4.0ある視点ってなに?

2024年9月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

2024年映画館鑑賞88作品目
9月13日(金)フォーラム仙台
会員デイ1200円

監督と脚本は『僕はイエス様が嫌い』の奥山大史

舞台は北海道
三ツ風町と二坂市
教室にあった「みつかぜ」のあいうえお作文好き

ロケ地は北海道各地
赤井川村に余市町に札幌市
屋内スケートリンクは札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
あとなぜか岩手県一関市の千厩アイスアリーナ←けっこう地元に近いのでとても嬉しい

粗筋
野球ができない冬季はアイスホッケーのクラブに入り練習に打ち込む小6のタクヤ
東京から引っ越してきた中1のさくらはフィギュアスケーター
彼女の演技に目を奪われうっとりするタクヤ
ついには彼女の真似をしてフィギュアを始めるタクヤ
それを見ていたさくらのコーチの荒川はタクヤにフィギュアスケート専用のスケート靴を貸し無償でタクヤにも指導し始めた
みるみる上達していくタクヤ
挙げ句の果てにはさくらの多少の反対を押し切り2人にペアを組ませアイスダンスの大会を目指すことになった

結局アイスダンスを受け入れたさくらは器が大きいな大人だなと感心した
しかしコーチがゲイだと知ると「気持ち悪い」と言い放ちアイスダンスの大会をボイコットしタクヤを悲しませる身勝手ぶり
スオミじゃないけど人間とはやはり多面的だなと
ヤフコメ民じゃあるまいし自分はさくらを叩かないけどね
だって中1だよ
それを本気でキレる40代のオッサンってまともじゃないよ

ラストシーンはあんな形で終わるがそれはとても映画的
一人で観るより複数で観るのが良い
映画館の隣の喫茶店で感想を言い合ったりラストのタクヤが何を言おうしたのか大喜利的なもので盛り上がるのも良い

エンディングテーマもかなり秀逸

配役
吃音気味の小6でホッケーをしていた多田拓也に越山敬達
フィギュアスケートの選手を目指す三上さくらに中西希亜良
元フィギュアスケートの選手でさくらのコーチの荒川永士に池松壮亮
荒川のパートナーでガソリンスタンドを継いだ五十嵐海に若葉竜也
さくらの母の三上真歩に山田真歩
タクヤの親友のコウセイに潤浩
ホッケーのコーチに篠原篤
小学校の教師に田村健太郎
さくらの親友のナツコに佐々木告
タクヤの父に大迫一平
タクヤの母に兵藤公美
タクヤの兄に坂本愛登
多田家の犬にもなか

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野川新栄

5.0事前情報なしの鑑賞をオススメします。

2024年9月17日
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泣ける

幸せ

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ゆき

3.5鑑賞動機:たまにはピュアピュアほっこりなお話で、心洗われて見よう10割

2024年9月16日
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なお

4.0ふわぁ~と

2024年9月16日
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hkr21

4.0その視線の先に居る者

2024年9月16日
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楽しい

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萌える

北海道の少年スポーツの事情はこうなっていたのか。

たぶん物語りの舞台は小樽だろう。
夏場は野球。冬になれば積もった雪でグラウンドが使えないので
同じメンツでアイスホッケー。

でも、これじゃあ用具代が高額で、
よほどの金持ち世帯でないとムリな気がするのだが。

『タクヤ(越山敬達)』は吃音を同級生にからかわれ、
野球もセンターの背番号を貰っていながら、
練習中もぼ~っとしている。

アイスホッケーでもゴールキーパーを押し付けられ、
そこでも動きが鈍く、易々とゴールを次々に許してしまう。
打ち込めるものが無い、なんとも中途半端な日常。

そんな彼が、練習後に向けた視線の先に居たのは。

『さくら(中西希亜良)』は『タクヤ』よりも年長で
フィギュアスケートに熱中。技量もかなりのもの。

謝礼を払いコーチをアサインし指導を受けるが、
的確な指示に不満はないものの、
時としてコーチが自分を見てないのが不満のタネ。

『荒川(池松壮亮)』は嘗ては一流選手だったようだが、
今は現役を引退し、スケートリンクの管理をしながら
『さくら』のコーチも務める。

が、暫く前から、視界に気になる影の存在が。
『タクヤ』が『さくら』の真似をし、
アイスホッケーのシューズでフィギュアスケートに挑み転び続ける。

『荒川』は専用のシューズを貸し与え、時間を見ながら指導、
ある程度サマになったタイミングで
二人にアイスダンスへの挑戦を提案する。

最初の三人の視線は見事に三角関係。

それが二人がアイスダンスの練習を重ねるうちに
ベクトルに変化が生じる。

全てが上手く回り出したと思った矢先、
『荒川』が同性の恋人とじゃれあうのを目撃した『さくら』は
少女らしい潔癖さと視線の意味を曲解し、以降の指導を拒絶する。

三人の関係の線は、ぷっつりと千切れてしまったようにも見えた。

デビュー作の〔僕はイエス様が嫌い(2018年)〕でもそうだったように
『奥山大史』が撮ると寒々しい雪でさえ、
何故かふわりと暖かいものに感じてしまう。

差し込む柔らかい光線の具合も同様で、
凍てついた季節も、何時かはほころびる日が来ることを予感させる。

本作ではラストシーンでとりわけ明快に
それが示唆される。

思わず胸がきゅんとするような
希望に満ちた結末が。

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ジュン一

5.0心の雫がワッとあふれだすエンドロール

2024年9月16日
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羊

2.5映像や演技は素敵だけどラストは嫌い

2024年9月16日
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ふふふ。

5.0懐かしくてあたたかい。大人に沢山みてほしいな

2024年9月16日
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泣ける

楽しい

幸せ

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みに

5.0す‼️❓す‼️❓好きだ‼️❓

2024年9月16日
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途中まで、池松くんが主役だと感じていた。
でも、彼がゲイで、少女に嫌われてから、違うことに気がついた。
吃音の彼と少女が出逢う、ボーイミーツガール、純愛物語なのだ、それに気づいて、あゝ、最高点の映画だと感じた。
池松くんも若葉竜也も、タバコとアイスの共有だけではゲイだとは気づかない、仲の良い兄弟くらいに感じてた、さすがの自然な演技の二人。
でも、少年少女、少女は可憐で、少年は素直で、スケートは血の滲む努力をしたんだろう、池松を含めて、それを感じさせないくらい、演技が上手いレベルじゃなくて、そのものがそこにいるように感じた。
余談だが、アインシュタインやトムクルーズは幼い頃、失語症だそうだ。
障害は個性、パラの特集で、本人や周りが、そう言っていたのを思い出した。
それを思い出させてくれて、なお、感動の純愛物語を見せてくれた、映画も捨てたもんじゃ無い、ありがとうございます😭

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アサシン5

2.0軒並み高評価の中、恐縮ですが(^^ゞ

2024年9月16日
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寝られる

寝落ちしなかったスオミを2.5としている手前上、半分以上寝落ちしていた作品を2.5以上付けるわけにはいかんのです😅

ストーリーは全然覚えていません🤣
というか、エンドロールの音楽が流れてハッと目が覚めるくらい熟睡できました(笑)

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おたか

3.5スケートの場面が美しい

2024年9月16日
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セイコウウドク

4.0美しさのあとの鑑賞後の胸のざわつき

2024年9月16日
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子どもたちの繊細でピュアな心の描き方、屋内に差し込む「美しすぎる」光。素晴らしかった。
最初は美しすぎると感じるも、そこにまけない演技とスケートと画作りにより、うっとりするとともに、神々しさも感じる。
スタンダードで人物が中央に立つ画はどの作品でも好き。
そして、湖での3人のスケートは近年稀に見る、心に残るシーンだった。

無邪気な子どもたちに触発されて、のびのびとする荒川役の池松壮亮もいいね。

このまま美しく終わってほしいとおもっていたが、そこで終わらないのも映画としてよかった。
ともすれ、池松壮亮に目が行きがちだけども、
「ぼくのお日さま」、それは人に与えられたものではなく、タクヤが自立して自分で掴んでこそ意味がある。波乱の中でのもやもや、ざわつきとともに、終了。
そして、主題歌で心情を描く。これ以上ない終わり方ではないだろうか。

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ひでぼー

4.0月の光とお日さまの光

2024年9月16日
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泣ける

幸せ

吃音症で言葉を上手く伝えられないタクヤ
感情を表に出すことが少ないさくら
かつて一流のプロスケーターだった荒川先生

3人の感情の交わりを描いた群像劇。

吃音症や同性愛をテーマにした映画はこれまでも沢山あっただろうが、この映画ではそれらの「特徴」に過剰なスポットライトを当てることはない。あくまで3人の心のやり取りを描いている点が、作品としての美しさと澱みのなさを作り出しているように感じる。
3人とも言葉数が多い人物では無いが、スケートという言語を通じて互いに必死になって感情をやり取りしているように見えた。それぞれの目線と動き、スケート靴で氷を砕いて滑る音、リンクに残る軌跡、それらから言葉以上のものが伝わってきた。

映像としても非常に綺麗で、劇中のキーになる曲である「月の光」とタイトルの「お日さま」という対になる2つのモチーフを表現する光の使い方が印象的だった。

そして、「ぼくのお日さま」というタイトルから、お日さまとは、タクヤにとってのさくらのことだと思うかもしれない。しかし、果たしてそれだけだろうか。さくらにとってもまた、タクヤや荒川先生がお日さまであったかもしれないし、荒川先生にとってもタクヤとさくらがお日さまであったかもしれない。
3人ともが互いに光を与え合うように、スケート靴を履いて舞う光景が魅力的だった。

だが、お日さまはいつまでも空を照らしてくれる訳では無い。月の光が差す時に3人がどのような選択をするのか。

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セバシチャン

4.5派手さはないけどジーンときた

2024年9月16日
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楽しい

知的

幸せ

「コーチ」と言う立場だけでなく「大人の男性」として荒川を意識し始めていたさくら。その荒川の「氷上では決して見ることのない笑顔」を見てしまってショックだったんだろうなぁ。初恋だったんだろうな。
ちょっと運動神経の鈍さが見え隠れするタクヤが練習を重ねて、綺麗に背筋を伸ばして滑ることができようになった時、「おっ、やるじゃん」と思わずニヤリとしてしまった。
エンドロールに流れるハンバートハンバートの曲が作品全体を締めてくれたような感じで、最後の最後まで楽しめた作品だった。

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ちゃ坊主

4.0光の射す中で・・・‼️

2024年9月16日
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楽しい

幸せ

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活動写真愛好家

3.5恋とは厄介なものだな

2024年9月16日
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昔のTVサイズ。
横に長くない分、高さを感じやすいし、役者の顔がよく見える。
子役の2人が良い。友達役の子も良い。
それよりも池松壮亮!スケート上手過ぎ!!
元からやってたのか、今回のために猛練習したのか?
3人のシーンはキラキラしてて、思わず微笑んでしまった。
思春期の女の子があのように感じてしまうのは分かるし、無自覚に人を傷つける発言をしてしまうのも分かる。
これまであったドラマとかだと、街の大人達に見られて、要らぬ詮索で騒がれて、となる所をうまくまとめて、嫌なものにならずに進めてるな、と思った。

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みさこ

3.5少女の

2024年9月16日
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少女の「・・・」正直な一言は、
多くの在り方を生理的に否定する。
それも個人の考えの生理的自由。
終わり方が素晴らしい。

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mucya

3.5シンメトリーで「真正面」からとらえられた、北国の風物と三者三様の切なくピュアな想い。

2024年9月16日
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じゃい

5.0美しく幸せで残酷な傑作。

2024年9月16日
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悲しい

楽しい

幸せ

吃音をもつ少年のフィギュアスケート選手である美しい少女への純粋で一途な恋を、少女のコーチである青年を絡めて描いた傑作です。

物語前半の多幸感は本当に素晴らしく、美しい雪国の風景の中で楽しそうにしている三人や恋する少女に追い付こうとスケートリンクで必死にでも楽しそうに練習する主人公の男の子を観ていると映画を鑑賞している私自身も幸福感で一杯になりました。
凍結した自然の湖でthe zombies の「going out of my head」をBGMに戯れる三人の描写には幸せ死にするかと思いましたよ。

しかし、物語後半は一転しある出来事のせいで悲しく寂しく残酷なお話しになって行きました。やっぱり女の子の方が成熟が速いのでしょうか?あれは大人の恋心だと感じました。全く成長するって事は…。

ラストシーンの切れ味も最高です、エンドロールのハンバート・ハンバートの主題歌も素晴らしい!吃音を伝えたい事が多過ぎて大き過ぎて言葉が出ない事だと映像と歌詞で表現するなんて美し過ぎますよ。

男の子はフィギュアスケートの靴を両手に抱えて少女と再会しました、コーチの予言した通りこの二人は将来日本一のペアとなる事でしょう、これが私がこの素晴らしい映画から受け取った楽観的過ぎる私のラストシーンです。

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春