「美しく、温かく、ほろ苦く」ぼくのお日さま Toruさんの映画レビュー(感想・評価)
美しく、温かく、ほろ苦く
吃音をもつ、野球もアイスホッケーも苦手な少年タクヤ、フィギュアスケートに打ち込むサクラ、夢を諦めたコーチの荒川、北海道の大自然に囲まれた静かな田舎町を舞台に、3人が心をひとつにアイスダンスに打ち込む。
そして、季節が冬から春へと移り変わるの中、それぞれの視点で物語は進む。温かさを感じつつもほろ苦い展開。
人の感情の美しさや儚さを、それぞれの演技、自然、光の美しさを巧みに映像で表現、やさしくも厳しさのあるストーリー。
観る者の心をピュアにする映画。ドビュッシーの「月の光」が流れるたび、自然と涙がこみ上げた。
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