劇場公開日 2024年9月13日

「詩的に美しい画面」ぼくのお日さま コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0詩的に美しい画面

2024年9月18日
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鑑賞方法:映画館

映画を紹介するあちこちのサイトに「池松壮亮を主演に」とあるが、さくら役の中西希亜良と、タクヤ役の越山敬達の少女・少年の2人が主人公だったと思います。

全体的に物語を見せる意図は少なく、夏に出会って、冬のひとときに輝く子ども二人の姿を詩的に映し出すのが目的だったように思えました。

感情や状況を光で意識させる演出・照明・撮影が生み出した画面の美しさは素晴らしい。
正直、この美しさや、スケートリンクでの楽しさに軸を置き、40分前後の中編になっていたら傑作だったかもしれません。
起伏の少ない状態で長めの尺を作り出したために、中盤に単調なタルみを感じて、起きているのがかなりキツい瞬間もありましたが、絵は本当に完成度が高かったと思いました。

後半、物語の動きは出るのですが、好き嫌いが分かれる展開だと思います。
私は、スッキリせず、悲しい気分になりました。

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コージィ日本犬