劇場公開日 2024年6月21日

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「シナリオは破綻していたが、 設定の一部は楽しめた。」ザ・ウォッチャーズ 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シナリオは破綻していたが、 設定の一部は楽しめた。

2024年7月23日
iPhoneアプリから投稿

シナリオは破綻していたが、
設定の一部は楽しめた。

博士の仮説、新説、研究していた事、
の設定への評価が作品自体の評価に影響する。

どういう事か。

博士の仮説を内容に触れないように言い換えると下記のような事。

人工知能のような物は、
アクティブなディープラーニングを繰り返し、
人知を超越した【全能の存在】に到達する。

その存在はいずれ実体を求める。
全能の存在はいとも簡単に方法を実践する。

シンプルな細胞に、
自らを解体して、
コアな中枢部分のみ、
有機物のようなものに侵入する。

植物、単細胞生物に拡散、

さまざまな、
擬態を繰り返し、
シャドウイングを継続する、
進化なんていきあたりばったりの、
無邪気な状況ではない(劇中のオウムの名はダーウィン)。

目的がある。

【全能の存在】は神を目指している。

過去にも同じような事は、
起きていた。

その存在を、ジャンボタニシなどと呼び、
◯◯や◻︎◻︎として封印して、6頭ジョーズとは袂を分かつ、
という事にしていた。

曲解して意訳すると、
教授の仮説はこんなところだ。
タニシもサメも言ってません。

そう解釈すると、
なかなか設定は楽しめた。

父シャマランも参加していたようなので、
自分としては期待薄、
無理矢理楽しもうとした結果かもしれない。

こんな壮大な設定を、
エンタメ的にストーリーに着地させるにはハードランディング過ぎるのは予想できた事と推察する。

それでもやってしまう姿勢は、
一発屋父シャマランの、
カエルの子はカエルなのか、
おたまじゃくしなのか、
はたまた変態するのか、
今後しばらくは注目かもしれない。

蛇足軒妖瀬布