「緊張の前半、語り聞かせる後半」ザ・ウォッチャーズ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
緊張の前半、語り聞かせる後半
最近の父シャマランと違って、最後まで楽しませてくれる。ヤツらの姿が見えない前半のホラー演出は巧みで、何度もゾクゾクする。
カラスの群れが大きな生き物のようにうねり、去っていく。群れが消えると得体の知れないヤツらの気配が感じられ、張り詰めた空気に包まれる。
前半をほぼ満点で折り返すが、ヤツらの姿を視覚で捉えることができるようになると、ちょっとずつ失速。ここは親子ですね。
失速はするものの、有名な南極ホラーSFと同じく、別の興味が湧いてくるので、緊張が途切れない。
緊張の前半、語り聞かせる後半といったところでございます。
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