「時々感動、時々睡魔」35年目のラブレター ふたり映画さんの映画レビュー(感想・評価)
時々感動、時々睡魔
私の母は戦後生まれですが、中卒からすぐに社会に出て働いていたので、カタカナや英単語、難しい漢字などの読み書きが苦手なままです。そういった身近な人をみているので、主人公の読み書きできないことでイジメにあったり雇ってもらえずに苦労したりするシーンは心を痛めた。寿司職人の親方みたいな人がいて本当によかったし、現実でもそういう人たちがいてくれる世の中であってほしいとも思った。そんな中出会った彼女との家庭生活はほほ笑ましく、ラブレターを書くために夜間学校に通う決意をする主人公を応援したくなった。
特に同じ教室でも衝立の向こう側にいた青年との交流には心があたたかくなって感動しました。こちらまで青年の父親と同じように笑顔になった。このシーンが一番好きですね。あとは正直、あまり心動かされるところはなく、時々眠気を感じてしまった。好みなのでしょうけど、夫婦の愛の物語については特に感動することなく鑑賞を終了。配信でちょうどよかったです。私的には、夜間学校の同級生とのやりとりをもっと見ていたかったです。年齢も国籍も育った環境も全く違う者同士が同じ教室で学び合うことの喜びや友情は、一味違った素晴らしさがあると思う。
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