「温かい映画です」35年目のラブレター さくらさんの映画レビュー(感想・評価)
温かい映画です
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せっかくなので舞台挨拶付きの回を鑑賞。
俳優さん含め登壇者の皆さんが温かい方々ばかりで、それぞれ作品愛に満ちていた。
鑑賞後だったのもあり、いい映画になるはずだと納得。
泣いて笑ってまた泣いて泣いて。
映画館でこんなに泣いたのは初めて。
まさに老若男女に溢れた館内から聞こえる啜り泣きや漏れ聞こえる笑い声。
若き保を演じる重岡くんの苦悩や葛藤が痛いほど伝わり、読み書き出来ないと打ち明けるシーンで涙。
優しさと芯の強さを感じさせる萌音ちゃんは終始愛らしく、夜間中学で起きる良い変化も鶴瓶さんが演じてこそ不自然さが全くない。
ラスト皎子さんのラブレターで涙が溢れて止まらず。知世さんの声が本当に美しい。
あえてなのか、手書きではなくタイプライターの文字なのが余計に涙を誘う。
親代わりのお姉さんからもらった大切なタイプライター。
手書きじゃなくてもいいんだよ。どんな形であれ伝えたい気持ちを手紙にしたらいいんじゃないかな、と優しく背中を押された気持ちになった。
それでも尚大切な人に手紙を書きたいなと思えた。読み書きが出来ることに感謝しながら。
秦さんの曲も映画と合っていて、とても温かいいい映画でした。
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