「なんか引き込まれるファンタジー」祝日 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
なんか引き込まれるファンタジー
14歳の奈良希穂は、中学生になってからずっと1人で暮らしていた。優しい父が冤罪を苦に首を吊り、おかしくなった母はカルト宗教にハマり家を出てしまった。そのため、希穂は生きることを諦めたように、毎日野菜ジュースとプリンだけを食べながら過ごしていた。ある日、休日に気付かず、休校日なのに登校してしまった彼女は、校舎の屋上へ向かい、飛び降りようとした瞬間、誰かに腕を掴まれた。その女性は自分のことを、希穂とずっと一緒にいた天使、だと名乗り、今日は日が良くないから死ぬのは明日にしろ、と言った。そのため、希穂は彼女と一緒に、人生最期の1日、を過ごすことになった。アリを踏んだと謝ってる少女、喫茶店で80円まけてくれたお姉さん、白髪の元マジシャン、中華料理屋の店長、など次々と現れる人々との交流し、希穂の心は少しずつ解放されていき・・・という話。
富山でオールロケを行った作品との事。なかなか魅力的な風景だった。
希穂役の中川聖菜の派手でなく自然な演技が魅力的だった。自称天使役の岩井堂聖子は綺麗で面白かった。マジシャン役の西村まさ彦はちょっともったいない使われ方だったかも。カフェの店員役の中島侑香は綺麗でダンスが美しかった。
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