知らないカノジョのレビュー・感想・評価
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自分の人生と重ねて愛を噛み締める映画
SNSでは泣けた!という感想をよく見ます。
私も泣きました。
でも、御涙頂戴の映画ではないです。
もちろん、CMでも見るレストランのシーンなど、主人公が泣いていたり、主人公に感情移入してつられるシーンもありますが、
それぞれの観客の内省による涙というか、見る人の人生の後悔や大事にしているポイントなどがキャラクターの人生に重なって涙が出てくる…というような感覚かと思いました。
個人的には、2回目が1番泣けました。
1回目は試写会で見るチャンスがあり、ここってもしかして…?と引っかかっていたところが数個あり、
結末を知ったあとに見る2回目ではとても切なく苦しく、とてつもなく愛であったんだ…と涙が止められなくなりました。
出だしがいきなり映画内部の作品の世界観で始まるとか、
演出上の都合なのはわかるけど、
いやいや!どういう規模の歌姫やねん…!(出待ちで存外に簡単に触れ合うチャンス、車移動が表から、取材と称してデート紛いのことができる、そもそも契約?!、楽屋ってそう簡単に入れるかな……)と常識が邪魔するポイントなどはあるんですが、ご愛嬌ということで…笑
是非一度見て、もしよかったら二度目も見てみて欲しいです。
私はこのあとノベライズを読んで、衣装展が始まったらどうにか予定に折り合いをつけて見に行こうと思っています。
何度も観たくなる作品
友情愛情が深い。優しくて余韻がのこる
やさしいファンタジー
わたしの心に刺さった
大切な人を、ただただ大切にして生きて行かなくちゃと、忘れかけていた気持ちを思い出させてもらえた素敵な映画でした。冒頭、学生時代がとにかく可愛くてかわいくて、もうそのシーンの辺りからウルウルしてしまって。キャストもピッタリはまってて、映像も美しく、もう1度観に行こうと思います。
二人を照らす満月だけが知っている、はじまりは初恋のおわりから!
こんなに毎日宣伝してるのに「知らないカノジョ」を知らない彼女と観に行きましたよ!
勿論洒落です(´-ω-`)、無視して下さい。お一人様なもんでw
そこそこ期待しては居りましたが、総じていうと若い方向けの恋愛物ですね。
サ-ビスデ-だし劇場満員なのかと期待してましたが、春ですね~
外はいい天気だし来てる人は少な目でしたわ。
ケンティこと 中島健人さんが主演(神林リク役)で出てるんですが、私はいっつも八軒君だと言ってしまう。どうしても”銀の匙”の頃の彼のインパクトが大きかったので。
そして、可愛い彼女の前園ミナミ役は miletさんですね。
歌は本業で流石ですね。演技も良かったと思います。
台詞のト-ンと歌声のパワ-が違いますね。
お二人の今後に大きく期待です。
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(展開流れ)
前半は大学での出会いと、付き合って結婚、彼は小説が売れて作家に。彼女は歌の夢を追いかけるも 彼のサポ-トに徹する。しかし
二人の距離が徐々に離れて行って~
・・・ 満月の夜 世界が一変
目が覚めると、彼は出版社のしがない社員で 彼女は歌で成功してスタ-に。
二人の面識は殆ど無く同じ大学生で先輩通じて少し繋がる程度。
どうして 二人の棲む世界が離れたのか、運命が交差して過ぎたのか。
この状況から 如何にして元の世界へ戻るのか。
頼みの綱は彼女の祖母(前園和江役:風吹ジュンさん)だけ。祖母の言う 元の世界に戻ると大事なものを一つ失う。この意味 何を指すのか。
時々意味深なお告げを言う祖母。
彼の味方は大学時代の先輩で同じ出版社の梶原恵介(役:桐谷健太さん)だけ。
彼女の恋人兼プロデューサーの田所を どうにかして振り払い
二人の距離を縮める作戦を立てるリク。キッカケに使われる新人作家金子ルミ(役:中村ゆりか)だが逆に彼女から迫られる羽目に。
彼女は海外へ活動拠点を移すべく 日本での最後のコンサ-トを開く。
果たして、ラストコンサ-トと、彼の完成した本と、彼女と彼の運命は・・・
彼等を照らす満月だけが知っていた。
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前半、ちょっと予想外に子供っぽくて(大学生だしね)夢の中身と追いかける
場面が普通ですかね。展開も在り来たり。
後半から盛り返すんですが、彼女と接近し出会うために 新人作家を足掛かりにしてしまう辺りは ちょっと酷いんでは・・・と思います。
(良かった所)
・彼女の好きなスイ-ツをさりげなく彼女に差し出すところ。もちろん元夫婦だし 好みは分かっていての事なのだが。その気遣いに彼女の心が揺れる所。
・彼女が料理上手だと彼が勘違いして覚えていた事。本当は苦手だったけど 好きな彼を支えてあげたくて 料理を頑張っていた事。また 彼女は大好きな音楽(歌手)の夢を諦めた事。それも彼を支えてあげたい思いからだった事。
この思いは分かる様に感じた。
現在でも夫婦間でもお互い夢があった場合、どちらかの持つ夢は叶えられる事は無いかも知れない。その事を現わしていると思う。
・彼女のラストコンサ-トで、見事な歌を披露する彼女。それを聴く彼が涙しこのまま元の世界に戻ると彼女の成功(夢)を壊してしまう。そんな事は絶対に望まない。彼が涙を流しながら 楽屋にさっき彼女に渡した完成した小説原稿をゴミ箱に捨てる所。
この場面は 非常に良かったと思います。
祖母の言う 元に戻ると大事なものを一つ失う事を意味していて、
このまま元に戻って彼女を獲ると彼女の夢を消し去る事に成ると考えたからでしょうね。
彼女の事を本当に心に思った 彼の成すべき行動であったと思うのです。
そして、神様は彼等を元の世界へ・・・ ラストです。
その続きは
是非、劇場へお越し下さい。
淡々と…
ここにいるよ。失くした心を取り戻す夢
*
2025年。早くも2本目のタイムリープ系。このジャンル、豊作でしょうか?ハマるハマる。
“いかに分かりやすく伝えるか”普通の時間軸で進んでいく作品よりも重きを置かれているジャンルだと思うのですが、置いてけぼりにしない配慮を感じました。
というのも、梶さんという桐谷健太さんが演じる陽キャで良いヤツが登場するのですが、ホワイトボードを使って「つまりこういうこと?」を主人公のリクに聞いてくれるわけです。これが解説となっているというわけです。わざとらしくなく、自然でよかった。あとシンプルに梶さん面白い人で好きです。
*
この作品を観て胸に刻んだこと
「初心忘れべからず」
「相手の存在の当たり前にあぐらをかかない」
時間の行き来はできないけれど、どうしてこうなってしまったのか?を一度立ち止まって自分の胸に手を当てて考えることはできる。忙しいと止まっていられないから、最初の気持ちを見失ったり失くしてしまうのは当然とも言える。失くしたことさえも気づかない。気づけない。誰よりも大切にしたくて一緒にいることを選んだ。それを忘れないようにする努力は必要。
それともうひとつ。
自分の胸の内をぜんぶ曝け出しても、それを聞いてくれる人がいることは、離れずにそばにいてくれることは、とても幸せで恵まれているということ。曝け出された発言のなかに琴線に触れる言葉も場合によってはあるわけで。あの時は言えなかったけど本当はこう思ってた。と話してくれる人もいるし、言われた言葉をどうしても許せなくて何も言わずに去っていく人もいる。梶さんは前者の人。そういう人がそばにいたこともあり、リクは忘れてはいけなかった大切なことを思い出せたのかもしれない。
リクとミナミが恋人・夫婦の頃のファッション好きでした。それぞれひとりだと普通なんだけども、ふたりが並ぶとファッションの雰囲気がリンクして「可愛い」がうまれる感じ。miletさんの演技もすごくよかったので、もしまた演じる機会があればぜひ挑戦してほしい。表情豊か、もっと色々な表情を見てみたい。
お話もファッションも含めてまた観たい作品でした。
予想以上に良かった!
何回観ても楽しめる王道ラブストーリー
ベタベタで展開が読めるもののそれが良いし、むしろそれで良い。大切な人のことを大切にする気持ちを思い出すにはこれぐらい直球勝負が必要かと。
何より主人公とヒロインの2人がキュート!リクの主人公よがりムーブも素直に謝れるから鼻につくことなく、後半はずっとリク頑張れ応援モードに。ポロポロ泣けてほっこりした気持ちで映画の余韻に浸れる安心できる王道ラブストーリーでした。
初回はもちろんですが、2回目の方がそれぞれの登場人物の言葉が響いて泣きました。
あたたかくてじんわり泣ける
もしも、の話で非現実的な設定なのに、不思議と登場人物に共感できて、色々なことに気付かされる映画でした。
自分のやりたいことを頑張ってる姿は素敵だし、その上で成功するって本当にすごいことだと思う。
でも、自分のことばかり見ていたら大切な人を失ってしまう。
大切な人が何かを頑張っていたら、自分の夢を犠牲にしてもそれを応援したくなるのもわかる。
でも、自分を犠牲にしたことを忘れるなんてできなくて、結局置いていかれた寂しさに耐えられなくなってしまう。
あたりまえの幸せを維持していくことは大変なことだけど、それぞれが自分の夢や生き方を諦めずに追いかけて、お互いのその姿を理解し尊重して応援し合うことができたら、きっとずっと素敵な2人でいられるんだろうな、と思いました。
あたりまえの幸せな日々に甘えて大切なことを忘れてしまいそうな時、見返したい映画です。
さすが三木監督!
CMでよく目にするので、観てみたい反面期待値のハードル上がってて逆に少し不安もありましたが、三木監督の作る映像が温かく優しく登場人物への愛に溢れていて、とても素敵な作品で想像以上でした。
ストーリーの展開はちょっとツッコミどころもありますが、ファンタジーという特性と温かい世界観で気にならない。
流れるように場面が変わるので、気持ちが途切れることなく作品に没入してあっという間の120分。
主役の2人が本当に自然な可愛らしさで愛おしく、周りの役者さんはさすがにお芝居がお上手で惹き込まれ、miletさんの歌もとても心に響いて、何度も涙が溢れてしまいました。
恋愛映画は好みもあるので人に勧めるのは迷いますが、こちらは恋愛だけではなく優しい気持ちになれるので、幅広い年代の方に自信を持ってお勧め出来る作品です。
個人的には、夢を追いかけてる人、追いかけたことがある人にも刺さるのでは…と思います。
人との繋がり、自分の人生が愛おしくなる映画
単なるファンタジーのラブストーリーかと思っていたが、周囲の人に助けられながら、後悔、反省し、自分の人生に向き合っていく主人公の物語だった。中島健人さん演じる主人公は決して聖人君子ではないのだが、そんな彼に感情移入してしまう。
miletさんは演技に初挑戦のはずだが、日常シーンの自然な演技と歌唱シーンのオーラのギャップに驚く。今まで注目していなかった分、これから活動を追いたいと思ってしまうほど。
主人公の親友役の桐谷健太さんの演技には安定感があり、クスッと笑わせてもらうシーンも多い。自分の周りにいる彼のような存在のことを思い出し、彼ら彼女らのことを大事にしたいと思った。
風吹ジュンさんの存在感も素晴らしく、昨年祖母を亡くした自分は、風吹さんの本当の祖母のような温かい眼差しについ涙が溢れてしまった。
少しだけ出演しているキャストの方々も、それぞれが非常に良い味を出している。エンタメ業界の裏側なども描いていて、その部分も楽しめる。
主演の中島健人さんとmiletさんのピュアな役どころによって、物語の起伏はあれど、終始楽しい気持ちにさせられる。観終わった後には幸福感に包まれ、人生もっと挑戦していこうという勇気をもらえた。
とにかく幸せな気持ちになれる映画
大人世代にこそ丁度いいラブコメ
ラブコメやラブストーリーが好きだったけど年々若者向きの胸キュン映画にはときめかなくなり、かといって重暗い話や不倫ものには食指が動かず…。そんな私にとって久々に心から楽しめたラブストーリー(少しコメディ要素もあり)でした。
愛されることになれて傲慢になってしまうことって誰の人生にもありますよね。私も自分を大切にしてくれる夫のこと、もっと大切にしなきゃなぁ、と思いました。
リクは最初ちょっと難ありなキャラなのに、ストーリーが進むにつれて何故か応援したくなるし共感してしまう。後半はリクの涙に釣られて泣いてしまうほど。妻ミナミへのまっすぐな思いが伝わってきたからだと思います。ミナミの感情の変化もわかりやすくて演技初挑戦とは思えませんでした。主演お二人とも演技が素晴らしかったです。
若い人よりも年齢を重ねた大人にこそ見てみてほしい。色々考えさせられることはあるけど重くない、楽しく見れる映画でした。
miletの芝居がGOOD
全405件中、261~280件目を表示
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