「桐谷健太さんがMVP。プロットは面白いが、感動はしなかった。期待が大きかっただけにチョット残念です。勘違いや見落としをしたのかもしれないでふ。」知らないカノジョ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
桐谷健太さんがMVP。プロットは面白いが、感動はしなかった。期待が大きかっただけにチョット残念です。勘違いや見落としをしたのかもしれないでふ。
もし間違ってたらゴメン、これって「夢オチ」ですよね。
違うとしたら、僕は中島健人がどうやって元の世界に戻ったかを見逃している (^^)。
だけど、夢オチだとしたら、ナゼ元の世界で miletが天才歌手になってるのかが分からない (^^)。
或いは、ケンティは元の世界には戻らず、miletが天才歌手の世界で miletと恋人になり、改めて小説家として成功したのかもしれないが、そうなると僕はやはり中島健人が元の世界に戻らなかったという場面を見逃してる (^^)。
結論としては、おそらく夢オチではなく、ケンティはナゼか元の世界に戻って来れていて、miletは(これまたナゼか僕には分からないが)天才歌手になっている世界線になった
ケンティが戻って来た元の世界で、milet が天才歌手になっていた理由は、あちらの世界で編集者ケンティが色々と頑張ったり、反省したり、小説の結末を2人で生きていくことに変えたからだと思われる。たぶん。
とにかく、僕はよく分かってない。ナイス。
レビュータイトルを、「これって○○ですよね」にしようとしたけど、勘のいい人は映画の解説とこのレビュータイトルだけで、○○が「夢オチ」だと気付いてしまうと思ってやめた。
初っぱな、スクリーンを、間違えたかと思った。「蒼龍戦記」と現実がオーバーラップする場面が良い。
予告編を見たとき、僕はかつて感動したラノベ「凉宮ハルヒの消失」 (小編 「笹の葉ラプソディ」を含む)を思い浮かべた。
そして、ケンティが行った異世界での物語が「凉宮ハルヒの消失」ぐらい感動的だったらいいなと勝手に期待してしまった。
しかし結局ボクが映画に感動しなかった。なぜなら、ミナミとリクがラストに至った理由または過程をちゃんと把握できなかったからである。
そして、ラストを見て 「あれ、これって やっぱ夢オチ?」となってしまたのでごじゃるよヨ。
実は前半ケンティが異世界に行ってしまった最初の場面、僕は 「もしかしてコレってラストは夢オチ?」と思った。 だけど、それでも異世界での物語が面白ければいいやと思った。
結果は、プロットは面白いと思ったけど、ワクワクしたのは、ケンティが異世界へ行く前までで、異世界へ行ってからの物語は面白くなかった。
理由はハッキリしている。
それは、天才歌手ミナミが編集者ケンティを好きになった理由が、僕にはサッパリ分からなかったからである。 異世界では恋人にはならなかったから、正確にはミナミがケンティに対し友好的になった理由である。
異世界でのリクに対するミナミの印象は最初から悪いものばかりだ。
例えば、リクがミナミの祖母の部屋にいたストーカー疑惑、ミナミとプロデューサーとのスクープ記事、編集者リクと新人作家とのセクハラ訴訟。
これではミナミがリクに友好的になんかなりようがない。仕事をする事になったとしても、ビジネスライクな対応で終わらないか?
リクとミナミの間に、こういった負のイメージをくつがえすだけのエピソードや、ふれあいでも有れば、ミナミが友好的な態度になるのもうなずけるが、僕にはリクとミナミが友好的な関係になれるようなコミュニケーションが有ったようには思えなかった。
なのにミナミはリクに好意的だ。それどころかリクと2人でいるときのミナミの笑顔など恋人に向ける笑顔に見えた。
いったい、どうしてミナミとリクはプライベートで港や大学へ行き、レストランで食事をする友達になったんだ? ミナミがリクのことを信頼できるいい人だと思うようになったきっかけとかあったとしたら、僕はシッカリ見逃している。だから、食事のあと夜遅い時間にミナミがリクの部屋に行った場面は全く理解できなかったでひ。
あと、ミナミと2人3脚で頑張ってきたであろうプロデューサーを、何であんな悪者扱いに描くのか不思議に思った。
1番ぶっ飛んだのが、リクに振られた片想いの新人作家がセクハラ訴訟起こした話だ。思わず小声で「えっ」て叫んじゃったヨ。
最近は、告白されてゴメンナサイすると訴えられるんかのう。
( ̄□ ̄;)!!
あの新人作家金子ルミ(中村ゆりかさん)には、柚月裕子氏の「私にふさわしいホテル」を読むことをすすめる。(訂正:裕子 → 麻子 )
映画が面白かったので後から読んだら、映画より面白かった。
中村ゆりかさんの演技は良かったが、新人作家の部分は物語には全く不要でし。
最後に、今回はキーマンを演じた桐谷健太さんが1番良かった。こういう面倒見のいい先輩役が合うのかもしれない。