「ほぼほぼ無条件で推せる。2月4週(3月1週)の本命枠か。」知らないカノジョ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼほぼ無条件で推せる。2月4週(3月1週)の本命枠か。
今年66本目(合計1,608本目/今月(2025年2月度)29本目)。
※ 月をまたいでも、その日に見たものはその月に数える運用にしています。
いわゆる「入れ替わり」ものに分類されるストーリーですね(他の論点もありますが)。この手のジャンルは時々謎解き要素もありますが、それが全くないものではないですが、人との交流やアイデンティティの在り方といった、余り「謎解き」(ミステリーもの)という方向に飛ばさなかったのが良かったかな、と思います。
また、ちょっと変わった「恋愛もの」という観点もありますが、この「恋愛もの」という観点ではだいたい程度の差はあっても「邪魔者」というのはいるわけですが(つまり、男性と女性のお付き合いを邪魔する人たち、ということ)、この映画にもそれに相当するような人は「一応」観念的には存在はしても、表立って邪魔するようなことはなく、いわゆる「入れ替わり」の中で生じた特殊な事態において、いかに2人がひかれあって、またお互いを知るか、という部分に集約されて「邪魔者に(ほぼ)邪魔されない」という点は良かったところです。
恋愛系映画といっても色々ありますが、本作品は良かったかなといったところです。確かに「入れ替わり」自体がリアルでは絶対に起きえないことなのでそこのリアリティがどうかなとは思いますが、現実(リアル)を離れれば映画や小説、アニメマンガでもよくある展開ではありますし、いきなり何とかマジックだの言われても理解できないところ、この映画はそこに絞った点で「非現実的ではあろうが理解はしやすい」(一般的な他の映画等で見られる設定から容易に推定ができる)という点であまり考慮しませんでした。
1600本以上見ている私ですが、本作品はほぼ無条件で推せるといったところです。まだ2025年もまだ2か月と…、今0時0分20秒というところですが…、ベスト20には入るかな(年間400も見るので…)といったところです。
採点上特に気になる点はないものの、以下は一応あげておきます。
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(減点0.1/「今日はスーパームーンが見られる」の天気予報について)
「スーパームーン」というのは、国立天文台ほかにも正確な定義がないまま慣用的に使われているもので、一般的には
・ 月の(地球に対する)公転軌道が楕円である(真円ではない)
・ したがって、満月のときに見られる月の大きさは異なる
・ その上で、最も大きく見える満月をそう呼ぶ
…という一般的な理解に基づくものですが、理科的な厳密な定義はないので、この点についてはもう少し補足が欲しかったです(ただ、天文ネタの映画ではない以上、採点幅としては考慮はします)。
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1600本以上見ている私ですが、納得の激推し作品、いかがでしょうか?