「すごい良かった。」化け猫あんずちゃん 餃子さんの映画レビュー(感想・評価)
すごい良かった。
「カラオケ行こ!」の、とある後半場面の演出がすごい好きで、
じゃあ観るか。と思って観てきました。
すごい良かった泣いちゃった。
ラスト、かりんちゃんがそれを選ぶと思って無かったから。
本当にラストのラストに山場が来るとか思って無かったから。
本当に良かった。
すごい良いラストだった。
かりんちゃんがさ、
だってさ、
一番今そこにいて安心出来る場所が、あんずちゃんのいる場所なんだ。
っていうのが、ラストのラストで。
こんなの泣いちゃうじゃん?
泣いちゃいました。
多分かりんちゃんは最初「なんだこのウザいやつ」ってあんずちゃんのこと思ってたし、
準大人ポジとして見てて、
でも、地獄に入った時に、あんずちゃんの猫の姿を見て
かりんちゃんから見たあんずちゃんの印象が変わったんだよね。
あそこの演出本当に良かった。
それ、僕も経験した事あります。って思ってグッときた。
置いといて。(置いとかんけれども)(あれはかりんちゃんが、あんずちゃんの事、対等な相手と認識した瞬間だよね)
あんずちゃんもさ、「めんどくせー」って思ったのは、それはそれで本当で。その上で、
自分がずっと一緒にいる。
って言ったんだな。って分かって、
ラストの寂しさも伝わってきて、
だからさ、
かりんちゃんにとって、あんずちゃんのいるとこが「安心出来る場所」って思ったんだ。
っていうのがさ、
すごい泣けた。
「夏が終わってサヨナラ」
って話になるんだな、って思ってたから、
秋になって、落ち葉掃いてるあんずちゃんのところにかりんちゃんが帰ってきて、
「化け猫あんずちゃん」って"行って戻ってくる型"の物語なんだと思うんですけど、
かりんちゃんにとって、今、
戻りたい場所が、
あんずちゃんのとこだった。
っていうのが、すごい泣けて良かった。
もっふもふして安心して過ごして欲しい。笑ったり怒ったりして過ごしてくれ。頼む。って気分。