「喪失の恐怖が、いつもの日常を支える。」愛に乱暴 t2lawさんの映画レビュー(感想・評価)
喪失の恐怖が、いつもの日常を支える。
近年ノリに乗ってる江口のりこをお目当て。
クライマックスまであらゆるシーンが<完結しない>リズムが続き、その違和感や気持ちの悪さが増幅していく仕掛となっている。それが主人公の<屈託の堆積>となり、観客は主人公へ共感していくのだが、しかし、彼女が日々チェックするSNSの正体が明かされるとき、すべての前提が崩壊してしまう。静寂なる狂気はチェーンソーの爆音へ変貌していく。
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