劇場公開日 2024年8月30日

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愛に乱暴のレビュー・感想・評価

全181件中、1~20件目を表示

3.5巡る因果に走りだす狂気

2024年8月31日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.5小説と映画、それぞれに異なる魅力

2024年8月31日
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鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

原作は、2011年から12年にかけて新聞連載され13年に単行本化された吉田修一の同名長編小説。「おじいちゃん、死んじゃったって。」の森ガキ侑大監督と脚本・山﨑佐保子が再タッグで映画化した。この「愛に乱暴」をまず試写で鑑賞し、それから小説を読んだのだが、ストーリーと表現手法の両面で、小説と映画それぞれに異なる魅力を備えていることに感心させられる。

ストーリーに関して、340ページにも及ぶ原作を2時間弱にまとめるため登場人物と出来事の整理は当然ながら、映画版では主人公・桃子(江口のりこ)をより追い込んでいくエピソードがたたみかけるように続く(小説では実母などのわかりやすい支えがある)。大きな西瓜(桃子が腹に抱えた姿は妊婦のようにも見える)、義母から渡される大量の生魚などはヴィヴィッドなイメージを伴う映画オリジナルの小道具だ。桃子が購入するチェーンソーが、原作の電動式からエンジン駆動式に変更されたのも、爆音のインパクトを活かすための改変だろう。

小説から割愛された部分にももちろん面白い要素はたくさんあって、特筆したいのは離れの家にまつわる歴史。小説と映画のどちらでも非嫡出子(婚外子)が重要なポイントになっているが、小説では初瀬家の男に受け継がれた因縁として描かれ、それが離れの存在や、床下をめぐるエピソード、さらに不審火騒動にもつながってくる。未読の方のためここまでにとどめておくが、この物語のキャラクターたちをもっと知りたいと感じたなら、ぜひ小説も手に取っていただきたい。それぞれに異なる魅力があるという点に、きっと共感してもらえると思う。

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高森 郁哉

4.0人間、そして夫婦というミステリーが際立つ

2024年8月31日
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鑑賞方法:試写会

この映画は初めから観客に包み隠さず全てを見せている様で、そうとは言えないところがあるので油断がならない。夫婦間に漂う不穏な空気。双方ともそれを幾らか感じているのだろうが、夫は話し合うどころか、妻と面と向かって言葉を交わすことも億劫と言わんばかり。その原因は何なのか。我々は二人を覆うモヤモヤの実態を突き止めることができないまま、幾重にも柱と梁が入り組んだ家庭生活という幻想を見つめ続ける。主演の江口のりこはこの曖昧で不可解な空気の中を、張り詰めた糸を途切れさせることなく泳ぐのが抜群にうまい。そして徐々に感情を露わにする領域でもなお、切実さと共になんとも言えないおかしみを醸し出す。対する夫役の小泉孝太郎の、外見からして従来のイメージとは全く違う、誰も見たことのない異様な存在感は何なのだろう。決して派手さはない作品ではあるが、そうであるがゆえに物語を貫く観察眼、ひいては人間という謎が力強く際立つ。

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牛津厚信

3.5江口のりこの一人芝居を愉しめる

2025年2月21日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.6
吉田修一の空気感はあったが、他作の映像化と比べ、ややライトな作風と感じる。
しかしながら、出ずっぱりの江口のりこの一人芝居をたっぷり愉しめるので、ファンには堪らない。

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カメ

2.5ハッピーラッキーこんにちはベイビー。

2025年2月19日
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や

3.0ヒロインの日常への再起のきっかけがあまりに呆気なさすぎる

2025年2月17日
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鑑賞方法:VOD
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徒然草枕

5.0人生にはどうにもならないこともある。 吉田修一原作の映画で 「楽園」(2019)もそういう映画だった。 この映画は江口のりこの代表作だと思う。

2025年2月7日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

動画配信で映画「愛に乱暴」を見た。

2024年製作/105分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2024年8月30日

江口のりこ(初瀬桃子)
小泉孝太郎(初瀬真守)
馬場ふみか(三宅奈央)
風吹ジュン(真守の母親)

森ガキ侑大という監督は知らない。
原作は吉田修一。

馬場ふみかはグラビアでよく見かけるのだが、
映画で見たことはなかった。
意外なことに20本くらいの映画に出演している。

江口のりこの映画は、
あまろっく(2024)
愛がなんだ(2019)
パッチギ!(2005)を見たことがある。

桃子は夫の母親の家の離れに夫と住んでいる。

桃子は夫に対して愛情を持っているし、
義母に対してもきちんと対応する。

夫のシャツにアイロンをかけたり、
手のかかる手料理をちゃんと作っている。

それに比して夫の桃子に対する態度はどこか無関心で
冷たい感じがする。

桃子たちの日常を淡々と描く。

映画の中盤くらいで物語は動き出す。

夫が連れてきたのは若い女で、
女は夫の子どもを妊娠しているという。

夫は桃子に離婚してくれという。

憤る桃子。

そりゃそうだろう。

自宅に戻らない夫。

会社帰りの夫を尾行する桃子。

女のアパートの部屋に入って行く夫。

「ただいま」

夫はそう言った。

別の日、桃子は夫の浮気相手の女の部屋に単身乗り込む。

女は妊娠5カ月だという。

女の家を後にする桃子。

そこから桃子のつらい気持ちがずっと描写される。

人生にはどうにもならないこともある。

吉田修一原作の映画で
「楽園」(2019)もそういう映画だった。

この映画は江口のりこの代表作だと思う。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

3.0「ありがとう」と

2025年2月7日
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鑑賞方法:VOD

少しずつ、
でも確かに、
遠くなる距離感。
「ありがとう」と言ってもらえていたら、
その距離はここまで離れなかったのかもしれない。
夫婦って、どうにもならないときは、どうにもならない。

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上みちる

3.5ありがとう

2025年2月6日
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知的

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kossy

3.5原作未読

2025年2月3日
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タイトルと予告映像から、これはなかなか乱暴そうだなぁと思って観たが、レザーフェイスのようなあれではなくて安心した。しかしまあ、チェーンソーが良くお似合いで。

え、あのSNSの投稿…あー…ほえ〜。

ちょっと原作を読んでみたくなりました。

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よしお

3.0可哀想な女

2025年2月2日
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鑑賞方法:VOD

よくみると何も悪いことしてないのにね。むしろ色々頑張ってる。それなのに誰からも必要とされない感じ。その振る舞いも絶妙にウザくてなんとなく分かるんだけども。やっぱ可哀想。最後のありがとうと言ってくれありがとう、は、これまでの全ての回収というか。染みた。その一言が欲しかったんだよねぇ。愛猫と床下の肌着の関連性がよくわかんなかったけど、とりあえず彼女の幸せな未来を願います。

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いつこ

3.0丁寧な暮らしが虚しい

2025年2月2日
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結婚も夫を主体に生きるのも丁寧な暮らしも本当虚しいですね。でもずっとこんな暮らしが推進されてきました。社会が推進されてきた生き方を誰もがしなくなった現在、桃子という主婦の描き方も変わりました。時代の変わり目なんですね。

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ミカ

4.0チェーンソー

2025年1月30日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

主人公(江口のりこ)は主婦、夫(小泉孝太郎)の実家隣に住んでいる。
子どもはいないが穏やかな日々を過ごしていた・・・はずだったが、夫が突然別れてくれと言い出し、人生の歯車が狂いだす。
主人公の愛の深さに驚く。

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いやよセブン

2.0チェンオイル入れたんか?

2025年1月29日
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思ったより日常系だった。
でも「桃子の日常が少しずつ乱れはじめる。」っていうのはミスリードですよね。
少なくとも見る側に提示された画面では初めから乱れてる。
それが顕在化してくってお話なんだけど、ミステリー的な面白みは薄かった。

ただあのロンパースかな?を抱きしめるシーンはね、かなり応えましたね。
桃子の心情にぐっと引き込まれて、見てるこっちも辛かった。

あと別にいいんですけどチェンソーは誰も監修してないのがバレバレでした。
本体だけ買ってきても使えないわけで
燃料どうした?チェンオイルちゃんと入れたんか?せめて手袋しろよ、と。

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mar

4.0ありがとうの言葉

2025年1月29日
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おすすめに挙がってきたのでなんとなく鑑賞したら、重くシコリになって胸に残ってしまいました。

単純に「ありがとう」って言葉を発しない人たちとともに暮らしていくことって、じわじわと精神を蝕むほどのストレスだろうと共感した!
本当にこの夫親子はお礼を言わない!怒
主人公が恩着せがましい感じなので、わざと言わないのかなとも思えるけどね。
最後に涙流すほど他人のありがとうが沁みたよね〜。その一言でやり直せるかもって思えるんだよね。

しかし夫婦の会話ってこんな感じでつまらないもんだと思ってましたが、興味のなさかって言われたら我が家もだめかも。笑
主人公の振る舞いもわかるな。
ありがとうって言って欲しくて振る舞うんだけど逆効果って言う。。
なんなそんな主人公の気持ちがわかってしまうのが、悲しいかなシコリになってしまったポイントでした。
注目するところが偏っているとは思いますけどね。さすがにチェーンソーのチョイス、暗いストーリーに狂気と活気をもたらしてくれたので面白かった。

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テリマカシー

3.0考えなければいけない?

2025年1月27日
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悲しい

怖い

難しい

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bon

3.0江口のりこが旦那の不倫相手宅に凸してひとしきり怒鳴り散らして家を出...

2025年1月26日
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江口のりこが旦那の不倫相手宅に凸してひとしきり怒鳴り散らして家を出たところで何かが倒れる音が聞こえて、一瞬の逡巡の後にダッシュで家に戻るシーン良かった。江口のりこの心根の優しさが説明なしに伝わってきた。

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zzzzz

3.0寝盗った女が寝盗られただけの話 猫の死体を見せられるんじゃないかとビクビク

2025年1月24日
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原作未読ですので、とてもシンプルな内容にしかみえなかった
ちょっとしたミステリーはあったけどね
だって女癖の悪い色男に振り回されたけど、義母がまともな人で、まあまあの慰謝料をもらえたって話でしょ

なので、江口のりこだけを堪能する作品ですね
それだけの価値のある数少ない役者です

愛猫家には、いつ猫の死体を見せられるかヒヤヒヤさせられたのはイヤでした

それにしても、ポスター
綺麗に撮ってもらえましたね
誰かわからなかったよ

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nakaji

4.5江口さんさすがでした!

2025年1月23日
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怖い

江口のりこの狂気が凄まじかった
薄幸な表情、着ている服、話し方全てがそれをさらに際立たせていた
夫役の小泉孝太郎も刑事役かサスペンスドラマでよくお見かけするが
2人とも映画でこの役どころ、夫婦役というキャスティングも絶妙だった
安定の姑役の風吹ジュンさん。
結局、母親は不倫をしていたって息子の肩を持つわけだ。

この台詞はかなりキツかった。
「つまんないんだよ、一緒にいても全く楽しくない」
不倫をする男性たちの一番の理由かもしれない
ももこは「私なんかした?」って聞いたけど
何もしてないし、いるだけでつまんないって存在の全否定だな

ありがとうって言葉を心から伝えてくれる人はなかなかいない
ただの上辺だけの社交辞令になってしまうことが多いだろう
外国人からの一生懸命に覚えた日本語での「ありがとう」は
傷ついた心にいっそうしみたことだろう
さあ奥様方、家事ばかりやってないで、自分のために時間を使おう
友達とご飯食べて、いろんな話をしよう
自分の人生は自分でしか楽しめないのだから…

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さくらん

4.0ぴーちゃん、ぴーちゃん、ももこー!

2025年1月23日
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hum