「相変わらずの楽しいノリ」怪盗グルーのミニオン超変身 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
相変わらずの楽しいノリ
最初に観たのはシリーズ2作目の“怪盗グルーのミニオン危機一発”。たちまちミニオンの虜に。このわけの分からない黄色い生き物の無邪気でハチャメチャな言動が、俺のハートを鷲掴み。以来、まず1作目をビデオでチェックし、3作目もスピンオフシリーズ“ミニオンズ”の2作も劇場観賞して来た。本作も宣伝が流れ始めてからとても楽しみにしていた。
【物語】
グルーは高校「リセ・パ・ボン(悪事学園)」の同窓会に出席する。毎年卒業生の中から学長が1人表彰するが、呼ばれた名前はライバルであり、ある因縁のあるマキシム・ル・マルだった。高校時代から昆虫ヲタクだったマキシムは昆虫に変身することで悪事を働いていたが、その場でも変身を見せる。実はグルーは反悪党同盟の捜査員として彼の捜査を行っており、グルーの指示でマキシムは反悪党同盟に逮捕される。
しかし、マキシムからグルーに復讐の脅迫状が届き、反悪党同盟はグルーの家族を密かにとある町に避難させる。静かに暮らすべきグルーだったが、クセのある隣人たちと・・・
そして、マキシムは脱獄に成功し、グルーを探し始める。
【感想】
相変わらずのノリを大いに楽しめた。
最初に鶴瓶の声を聞いたときは、鶴瓶の顔が浮かんでしまって困ったが、回数を重ねて今では、すっかり「グルーの声言えばこれ」になった(笑)
少し、もの足りないところがあるとすれば、ミニオンの活躍が思ったより少なかったように思う。 是非次は“ミニオンズ3”(2027年公開?)で、たっぷり見せて欲しい。
ミニオンの何が好きかと言うと、制作者のコメディーセンスとその表現力。そして最大の学びは「言葉は無くともコミュニケーションは出来る」こと。ミニオン達の会話を見ていると言葉は知らなくても表情と身振り手振りで気持ちは伝わるという事実が良く分かる。グローバル化で否応なく世界の人達と接する現代、外国語を習い始める前に最初に見せるべき映画だと思う。「コミュニケーションに一番大切なことは文法や発音じゃない」ことを本作は教えてくれるので、肩の力を抜いて学ぶこともできるだろうし、何より日本人に不足がちな「外国語が下手でも気にせず話しかけてみる」気になると思うから(これ、自分に言い聞かせてます!)。
ミニオンズ3が待ち遠しい。