「内容が虫なので要注意。とはいえそこを問わないならおすすめ枠」怪盗グルーのミニオン超変身 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
内容が虫なので要注意。とはいえそこを問わないならおすすめ枠
今年258本目(合計1,350本目/今月(2024年7月度)21本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「逃走中 THE MOVIE」→この作品「怪盗グルーのミニオン超変身」→次の作品「」)
いつもの作品ですね。私が観たのは吹き替え版でしたが(この点後述)。
作品は過去のもの(vodなどでも見られます。確認済み)の展開を踏んでおり、その上で新しい展開があったのが良かったです。他の方も触れられていますが、「特定の虫表現」があるのが好き嫌いあるかなといったところですが、そこさえどうこう言わないなら推せる作品です。
アニメ作品としては日本アニメ、アメリカアニメ、ほか(フランス・スペイン(←ユニコーン・ウォーズなど)など)の3類型ありますが、アメリカアニメのCGマシマシな日本の伝統的なアニメとは少し違うところはありますが、キャラクタはかなり感情移入しやすいほうだし、幼稚園や小学校低学年の子でも見に行けるのかな、といった気がします。
まぁしいてあげれば、原作タイトルと日本語タイトルとの乖離の差が気になったところですが…。
私がみたときは「ミニカード」のようなものが入場者特典でついていましたが、特に「数集め」(いわゆるコンプガチャみたいなもの)ではないはずです。今週の中では「虫表現」を除けばお子さんでも見やすい作品なので、特典目当ての方(家族)は早めに行くことを推奨します。あわせ、VOD作品でも過去作品を見ているとやはり有利かなというところです。
採点に関しては気になる点までないので(映画館帰責事由は減点対象ではない)フルスコアです。
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(減点なし/参考/吹き替え版多すぎ)
この点は、海外作品特有の「吹き替え版の費用の回収の件」や、もっといえば根本的に先週からの「キングダム」の作品が多すぎ(大阪市も1日24→18上映)等は理解しますが、本来的には字幕版・吹き替え版両方が見られるべき(その選択肢があるべき)というところです。
(減点なし/参考/原題タイトルとの相違)
原題タイトルは「Despicable Me 4」で、この単語には「卑劣な」という意味があります。ただ、日本語と同様、かなり非難性の高い単語になります。通常使うかなぁ…といったところです(英検だと準1か1級でしか見ないようなレベルの語彙)。
英和辞典で調べた限りでは「卑劣な」といった強烈な意味も載せつつ、「非難されるべき」や「いけ好かない」といった語を載せている語もありますが、あえて訳せば後者の「いけ好かない」になると思いますが、一方で「いけ好かない」も日本映画でもあまり聞く語彙ではない(認知語彙(知っている語彙)としてはあっても、日常語彙(普段の生活で使う語)とは到底言えない)ので、まぁこのシリーズも長いし、このタイトル(~4とありますが、初代から~3まで「怪盗グルーの~」は共通している)になるのは仕方がないのかなといったところです。
(※) 日本映画で「いけ好かない」もあまり聞きませんが、しいてあげれば「劇場版ヴァイオレット~」で、「このいけ好かない機械(電話)の普及が進むと、私たちの仕事なんて廃れてしまいます」という発言(登場人物の一人のアイリスの発言)がよぎりますが、ここでいう「いけ好かない」は「自分にとって気に入らない、好みではない」程度の軽い意味合いで、「卑劣な」とは少し違います(まぁ結局「嫌い」という意味においては同じ)。
(※) もっとも、「いけ好かない」自体も語彙レベルは高く(「いけ好かない」の「いけ」は、「何か悪いこと、よくないこと」の表現の前について「より、もっと」を意味する語。つまり、「もっと嫌い」程度の意味)で、「特定の意味がある」語ではありません(つまり、「好かない」と「いけ好かない」は程度の差はあっても本質論として同じだが、このことも「何となくわかる」が、国語辞典等をひかないと案外知らない方も多いかも)。
かつ、認知語彙としてはあり得ても日常語彙とは到底言い難いので、「いけ好かない私」なんて訳されてもわからないでしょうし(少なくともこの映画の想定年齢層を考えれば)、ここはもうどうにも仕方がないのだろうと思います。
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