「ドス黒い人間の性(さが)を究極に丁寧に描いた作品。」先生の白い嘘 れっどべるべっどケーキさんの映画レビュー(感想・評価)
ドス黒い人間の性(さが)を究極に丁寧に描いた作品。
👌総評
統一された丁寧さが観ていて心地よかったです。ところどころ複雑な言い回しが多い気がしましたが全体の丁寧な作り込みにマッチした台詞だったと思います。
詩的で芸術的なところもこれはこれで素敵でした。
人間の「性」の不条理さ、心情の矛盾を丁寧に描いた作品。
📚詩的な台詞。おしゃれなのか哲学的なのか、ただ曖昧なだけなのか。
セリフも詩的な印象が強かった。映画ではよく、語らずして語ることが多いが、この作品は語るけど詩的であるが故に焦点が定まらずふわっとした理解がずっと続く感じ。
🎬好きなシーン
少し芸術的なところもあったのかなと思う。主人公が殴られた後の上からのトップダウンショット(真俯瞰)の映像が好きでした。
男との勝負に行く前のリップのくだりも好きでした。
また、破水した奥さんを尻目にやっと手にしたスマホで電話をかける先は、、、
彼の人間性がわかりやすく伝わってきました。
🎵タイミングの良い全て
(都合の良すぎる展開)は都度あったけど、どれも目的を持った都合の良さ。ただの場面繋ぎではないというところでマシでした。
◾️先生の家に行く(滅多にないだろそんなこと)
◾️防犯ブザーがタイミングよくなって、タイミングよくああなって、、、
◾️タイミングよく全てを知るミナコ。
◾️破水が映画のタイミングとしてベストタイミングそしてカオスな状況
などなど
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