ドライブアウェイ・ドールズのレビュー・感想・評価
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最高!観てる間にDVD買おう。って思ってた
最高!観てる間にDVD買おう。って思ってた。
ポスターヴィジュアルとかファッションが70年代意識してる(サイケデリック感も)と思うのだが、この時代にたくさん作られたであろう男女のお色気(下ネタ)コメディ作品を今の時代にクィアと女の子の為に作り直された作品だと思った。
内容はほんとに馬鹿でずっと下ネタでくだらねーなんだけど、ずっと馬鹿だな〜可愛いな〜って爆笑しながらみてた。
体感的にはブックスマートにゴーストワールドをちょっと足して、ビッグリボウスキ入れて割ったみたいな感じ。
とにかくマーガレット・クアリーの演技が最高!まさに調子に乗ったプレイボーイイケメンの女の子バージョン。
表情の1つ1つが可愛い!コメディエンヌとしても最高。色っぽいシーンも面白かわいい(この映画ど下ネタの割にトップはもちろん、きわどいとこ写してないので、性的消費されにくい配慮させてるし、そうゆうシーンも男受け悪そうに撮られてて、イーサンコーエン分かってるぜ…って思った)
マリアンの真面目ガール感も可愛い。
シャツスタイルのお洋服もかわいい。
マリアンの成長と解放の話になってるのもいい。
ビーニー・フェルドスタインはもはや安定と信頼の存在感。最高。
唯一気になったのは、レズビアンが
そんなにディルド欲するのか?ってことなんだけど、どうだろう。
まぁ劇中の物語のネタアイテムなので、そうゆうことなのかな〜とも思うが。
出てくる男たちは、ひたすら
無意味で馬鹿にすら見える行動をとり、
そして、超大物がそんなばかな…みたいな役で出てるマッド・デイモンまさかと思ってしばらく似てる人かと思ってた(笑
とにかく、こんな馬鹿で最高でクィアな作品作ってくれてありがとう。イーサン・コーエン。
ビッグ・リボウスキとか大好きなので
あの急に底抜けに馬鹿な感じが入るのはイーサン・コーエン味なのかと納得。
あとこんな馬鹿な映画なのに、匠の技で撮られてるルックの良さも贅沢ですね。
映画館で鑑賞
個人的には好きな部類だけど…
観る人を選ぶ映画ってある。セリフがほとんどなくて美しい風景を観てください!的な映画や、ものすごく社会派すぎて気合いが必要な映画、内容や表現がお下劣すぎる映画、その国の文化を知っていないと完全には理解ができない映画とか。
この映画もお下劣すぎて受け入れられない人が多いと予想できる。レズビアンのロードムービーってだけでもなかなか攻めた設定なのに、その日のパートナー探しをする女性たちの姿が描かれたりする。そんな姿が描かれることはなかなかない。女優たちが脱いだりすることはないが、セックスシーンもそれなりに攻めた描写だった。
ロードムービーが好きなのでそれだけで面白く感じてしまうし、レズビアンの2人が自由に行動する姿がとても眩しくていい。そもそもギャングたちが奪い返そうとするブツがアレであることも笑える。
基本的にはお下劣でバカらしい青春ロードムービーとして楽しんだのだが、実は奥深さがあるんじゃないかと感じてしまう。インド系のマリアンが呼んでいるのがヘンリー・ジェイムズの小説で、最後にヘンリー・ジェイムズの小説のタイトルに寄せた映画のタイトルであることが示唆されたりする。他にもヘンリー・ジェイムズの兄弟も小説家だと聞いて「リック?」と聞き返すシーンともあったりして、アメリカ文化に精通していないと笑えないシーンも結構あったりする。私も、ここ本当は笑えるシーンなんだろうなと思うところがいくつかあった。そういう意味でも観る人を選ぶ映画なのかも。
ちなみに最後に映し出されるタイトル。ちょっと変化するのはまさにヘンリー・ジェイムズの小説のタイトルだそうな。そしてDykesってのはレズビアンのことらしい。これを映画のタイトルにできなかったところに、LGBTQの現状を表している気がする。レインボーのカードも出てきたりすることを考えると、意外とLGBTQのプロパガンダ映画だったりするのかも。この手の映画をそんなことに使っているとしたら相当の策士だな。
あれスーツケースじゃないよね。アタッシュケースかガンケースだと思うけど。
久しぶりに評判の悪い映画ですね。下品、下劣、コーエン兄弟の名を汚す作品だって。
どんなに下品なことをやっているのかワクワクしながら観たけれど全然、品は悪くない、とっても楽しい作品でした。
まあ二人のレズビアンがドライブする話だし(出てくる女性が皆レズビアンだっていう指摘があったけどそういった場所を巡ってるのだから当たり前だ)、何と言っても、敵味方で奪い合うアタッシュケースに入っているのが〇〇〇〇だから。まあ子供にはあまりみせたくはないかも。
あれが現金や麻薬だったらちっとも面白くない、でも普通、〇〇〇〇ってことになるかな、さすがイーサン・コーエン。それと、ジェイミーとマリアンの関係は意外なほど純愛っぽく、またヘンリー・ジェイムスの本が出てきたりしてインテリっぽいところもあったりする。イーサンのパートナーのトリシア・クックが脚本を書いているのだがこの人は筋金入りのレズビアンのようなのでレズビアンのインサイトが描けているような感じもします。
レズで、○○○○なら下品なのか、じゃあ異性愛カップルがセックスしながらドライブする映画は上品なのかよ、おっさん?ていうところなんですが、全般としては楽しんでB級映画を作っている感じはよく伝わってきて良かったです。マット・デイモンが出演したくなるわけだよね。
いつもどおりに何の予備知識なしでの鑑賞でした。 作中は1999年~...
かっこよい下世話的映画
性欲著しい女子と性欲に戸惑う女子の
ロードムービー
まぁ、とにかくくだらないです(良い意味で)
そして、とてもバカバカしいです(良い意味で)
ですが、かっこいいんだよなぁ(ちゃんとほめてます)
画面(カット)かっこいいし、テンポも小気味いい
観てて気持ち良い。
もうね、何のための追っかけっこだったのか?
がわかった時の脱力感たるや・・・
あっぱれですよ。
あまりのしょうもなさに、ずっとケラケラ笑って
ましたが(劇場でぼくだけだったような気が・・・)
能天気に笑っててよかったのかなぁ?なんて
思えちゃうほどの下(しも)まっしぐらです。
だけど、実力派俳優に女優さん出演してるんですよね
マット・デイモン・・・最高ですww
マーガレット・クアリーもこんな役やれるんだなぁ
万人に強くはおすすめできないかなぁ(笑)
◇ゴモラたちの'珍'道中
舞台 は1999年、アメリカ東海岸。フィラデルフィア#Philadelphia (ペンシルベニア州)からタラハシー#Tallahassee (フロリダ州)まで、女の子二人がハイウェイを旅する物語です。題材だけ聞くとテルマ&ルイーズ的アメリカ映画伝統のロードムービーですが、そこはコーエン監督作品なので#クセツヨ に仕上がっています。
とにかく、おバカ、お下劣、ノウテンキな奇天烈レズビアンムービー。性の多様性とかLGBTQとか、重苦しい思想性はカケラもなく、ひたすら「女同士なら、いつでもどこでも誰とでもいい」的な交わりの連続です。
もう一つのモチーフは、ディルド(性玩具)。男性を象徴するフォルムが、あまりにも軽々しく馬鹿馬鹿しく即物的に扱われます。同時に、登場する男たちは総じて"情けない"奴等ばかりです。女の天下の世界観も、突き詰めると爽やかに昇華するものかもしれません。
1999年といえば、ビル=クリントン大統領の時代。モニカ・ルインスキー事件を始めとした性的スキャンダルに溢れた民主党受難の頃でもあります。クリントン政権は、この事件の進展にタイミングを合わせるかのようにアフガニスタンやスーダンへの爆撃を実行、「スキャンダルから目をそらさせるための爆撃」と呼ばれたりしたようです。性的に乱れた世相とは、一種の平和ボケの時代を象徴するものなのかもしれません。
>'Who are you?'
>'Democrats!'
最後に、劇中度々言及される小説家#ヘンリージェームス #HenryJames といえば、『ねじの回転』#TheTurnoftheScrew 大学時代の課題図書として原書で読んだ苦い捩れた記憶があります。
劇場ほぼ貸切からの冒頭からの違和感
なかなか時間が合わず、予告編で面白そうと思っていたので、なんとか仕事の合間に時間を作り見てきました
平日の日中ということもあり、なんと観客は自分含めて2名。。
劇場貸切みたいな感覚で、ちょっと楽しかったです。
本編が始まり、冒頭から何やら違和感が。。。
事前に何も他の方のレビュー等見ていなかったので、あらすじくらいしか事前情報なかったので、これはこれで、そういう主軸の話なのね。。と自分なりに納得
その後は普段感じることのない感覚を感じながら、恋愛パロディ映画として最後まで見ました。
個人的感想としては、このようなまず公共の電波には乗りにくい作品は映画らしくて良いと思います。
また、表現としては、微妙な感情の移り変わりとすれ違いを、見方によって感じるものはあります。最後にマット・デイモンはこの手の映画でたまに見ますが、キャラクターとしては個人的には今回のような使い方はとても好きです。
まさにどんな役でも出来る素晴らしい役者だと思いました。
おサイケでぶっ飛びな20世紀の映画
映像としてはおしゃれでポップな印象で、70年代のフランスコメディみたいな雰囲気も感じるのだが、決定的に違うのが、セッソウのない性描写か。本作の脚本のメインはイーサン・コーエンではなく奥さんとのこと、夫婦で突飛なセンスをお持ちのようで。これまでのコーエン兄弟作品にあった、独特のブラックでコミカルなポイントはあって面白いのだけど…個人的にはそれ以上に下品だと感じる。ちょっと露骨すぎて途中辟易した。映倫はどんな基準?青少年にこれ見せたいかね?
お騒がせ珍道中
なにこれ〜くっさ〜納豆みたいな映画
コーエン兄弟の作品は、
人生を変えるような衝撃作や、
オールタイムベストに常に君臨する傑作があるわけではない。
本作も独特な魅力を持つコーエン兄弟映画の魅力の一端を味わえる作品にはなるのかもしれないが、もちろん名作傑作ではない。
その魅力を一言で表すのは難しい。
まるで最高級のグダグダ感を堪能できる探偵映画史上最高のデロデロ作品『ビッグ・リボウスキ』のように、何も解決しないストーリーライン、
そもそも人生に解決策なんて必要ないという皮肉に満ちたテーマも別にテーマでもなく、
ダラダラ進むスーパーソフトボイルド映画。
本作も世界観にどっぷりハマってしまう中毒性を持っている。
イーサン・コーエン単独作。
理解に苦しむ奇妙な絵画も、
豪華な額縁と適切なタイトル、キャプションを添えることで、
見る者の興味を惹きつけるように、「ドライブアウェイ・ドールズ」は不思議な魅力で観客を惹きつける。
レズビアンロードムービー、LGBTQバディ映画といったカテゴリーに収まりきらない自由奔放なストーリー展開は、まさにイーサン単独の手腕が光る。
勝手な想像だが、
グダグダの探偵映画のように、
本作はレズCOPスーキーの視点で描かれる予定だったのかもしれない。
アタッシュケースの中身は映画史上、見たことのない、マネーやゴールドではない最高なモノ・・・何にしよう・・・。
そんな始まりだったのかもしれない・・・。
その結果生まれたのが、
彼らの他の作品同様、
型破りな魅力に満ちた「ドライブアウェイドールズ」なのかもしれない。
しらんけど
突き抜けるチン味😁なガールズムービー
どうもピンとこなかった
四つ目屋
ずっとコーエン兄弟としてタッグを組んできたイーサンが単独で監督した作品ということで、兄のジョエルも近年単独で「マクベス」を発表しているし、ノエルとリアムのギャラガー兄弟みたいに袂を分かったのでなければいいが。心配だ。それぞれの単独作は硬軟両極端の印象だが、パスタもオリーブオイルと茹で汁を混ぜて乳化させた方がおいしいように、従来の共同作に比べて今ひとつ味わいが足りないように思う。
主演の二人の女優はなかなか魅力的だし、キャッチーなBGMも相まって物語のテンポも悪くない。のだが、いかんせん全編下ネタに振り切っているので、観客を選びそう(って言いながらレイティングPG12でいいのか?)。
時折インサートされるピーター・マックス調のサイケデリック・アートは意味不明。
共同で脚本を書いたイーサンのオクサンのトリシア・クックは、レズビアンを自認しているとのこと(二人の間にはお子さんもいます)。あと2本同系統の映画を撮る予定らしい。
石膏ならモザイクなしで良いんだ!やったあ!
Fox
お下劣な「テルマ&ルイーズ」というだいぶ曲解した情報頼りに鑑賞。
休み明けの夕方とはいえ新作が自分含め3,4人というのは寂しいところ…。
清々しいくらいのお下劣ムービーで、レズビアンという題材を扱いながらも、基本的におふざけ全振りという珍しさと上映時間の短さも相まってサクッと観れる作品に仕上がっていました。
序盤の殺し(だいぶコメディ寄り)には意表を突かれましたが、その後はあらすじ通りのものが続いていきます。
今作に出てくる女性のほとんどがレズビアンという世界で、どこでもあそこでもコトに発展しまくるので、いきなり体を重ねたりとぶっ飛ばしまくっていきます。
ドライブアウェイという事でざっくり運び屋みたいなもんだなーと劇中思いながら観ていましたが、運ぶものが男性のナニだったり、それを実際のプレイに使ってみたり、結構寄り道しまくるので、ストレートに行ったらめっちゃ早く終わっただろうなと思いましたが、そこは映画。しっかりドッタンバッタンしていました。
ホテル寄ってエッチしてホテル寄ってエッチして、基本的にはその間に誰かが死んでの繰り返しなので飽き自体は早い段階で来てしまったのは惜しかったです。
終わり方もあっさりしてたなーくらいの印象だったのも残念でした。
メッセージ性とかはガン無視。
やりたい事詰めたい放題のエロエロコメディでした。
たまにはこういう作品も大事なので、たまーに摂取していきたいです。
鑑賞日 6/10
鑑賞時間 16:15〜17:45
座席 F-7
バカな映画見たいときもあるよね
ただただ品がないだけ…?
20世紀末のレズビアン珍道中
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