ランド・オブ・バッドのレビュー・感想・評価
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スクリーンの向こう側の殺戮
特に先入観無しに観てみたが、初めは「この太ったおっさんは誰?」と、ラッセルクロウだと気が付かなかった。
ストーリーとしてはこれまたどこかで見たことのある展開だったが、現地チームと支援するチームの対比が現代のハイテクを活用して行われる「異様さ」の描写が新鮮だった。現地チームが出くわす非情さ、絶体絶命の緊張感と、基地内とはいえ日常的な生活感に浸かりながら任務を遂行する支援チーム…ジョイスティックみたいな操縦桿のボタンを押してミサイルを発射。まるでTVゲームの様な戦闘。締め括りはありきたりだったけど、こんなものかな。すぐにサブスクで観られそうな作品だった。
緊迫感がスゴくて鑑賞後ぐったりした (^^)。
最初はのんびりした感じで始まるのだが、敵地へ乗り込んでからの地上戦がハラハラしてスゴイ緊迫感だった。
夏バテ·寝不足·冷房病のお疲れモードだったので、アクション映画だけど寝てしまうかもしれないと危惧していたが、眠くなどなりようがない張り詰めた空気が画面から伝わってくる。
空から偵察機みたいのがフォローしてくれて安心かと思いきや、これが思ったより当てにならない。というか安全性を100%保証してくれるものではないのだ。
例えば敵が11時方向から接近中とか、敵の車が2時方向500mの距離なんてことは教えてくれるんだけど、空から敵を排除してくれるわけではなく、敵と戦うのはあくまでも地上部隊の自分たちだ。
ミサイルとか撃ってくれるんだけど、爆撃依頼して2秒後とかならともかく、「30秒後に目標に到達」なんて言われても間に合わんわけだヨ(  ̄▽ ̄)
戦闘機も弾薬なくなったら何も出来ないからサッサと帰っちゃうし、「ヤレヤレまったく何てコッタイ ┐(-。-;)┌ 」、とにかく頼りになるのは基本自分たちだけだ。
主人公は実戦1回だけで新兵みたいなもんだし、ベテランが次々やられてっちゃうし、結局捕まってしまって絶体絶命 (/--)/
こっからは緊迫感というより、もう絶望感蔓延でなすすべがない。
能天気なスポーツ観戦とスーパーでのお買い物の場面が、地下で拷問される場面と対比して描かれ諦めムードが漂う。
頼りは15分おきの爆撃による敵の排除だが、自分たちもやられちゃう。いったい、どうすんだと思ってると2発目で敵が壊滅、主人公は水槽に沈められる拷問中だったので助かるというご都合主義だが、見てる方は何でもいいから助かりゃいいんでホッとする。
で、こっから3発目を落とさないように連絡して爆弾投下中止までが緊迫感復活。
で、もちろん助かったのだが、1秒前でハラハラドキドキ。鑑賞後かなりグッタリ疲れた。
大型テレビをゴルフクラブで叩き壊して気分爽快♪ヽ(´▽`)/
(オシマイ)
太っても頼れる男
サスペンスもたっぷりのミリタリーアクション
定番で安心
迫力ある戦闘シーンに息を呑むも中盤以降の失速ぶりに意気消沈
無人機が導入された最先端テクノロジーの現代戦を本物さながらに体感できる本作。
米国本土にて、無人機を操るのはロートル大尉・リーパー。戦場にて、その無人機による航空支援連絡役を担うのは新兵・キニー。遠隔地同士の二人を軸に物語は展開されていく。
CIAエージェント救出作戦で反政府ゲリラが支配する孤島に潜入した救出部隊一行。戦地に赴いた経験の浅いキニーだが、元々は航空支援連絡役だけに、本来は現場系ではなさそう。だが、なぜかガタイはマッチョなのよね。
部隊一行は敵のアジトに向かってジャングルを突き進むが、無人機を使った航空支援が素晴らしすぎ。100m四方を上空から監視できるので、敵の有無が丸わかりなんですよ。これなら不意な攻撃も受けずに安心だなと思いきや、無人機が一時的に故障してしまい、一気に緊迫感が増していく。
やがてアジトにたどり着いた一行は、救出作戦のため急襲攻撃を仕掛けようと準備するが、そこで展開された光景は敵方同士の仲間割れと虐殺。残虐行為を止めるため、部隊たちは急遽、虐殺されようとしている側を助けようと動き出し…。
このあたりまで戦闘シーンは大迫力で見応え十分。虐殺行為を働く輩たちを狙撃したり、無人機によるミサイル攻撃などスカッとした流れで、最新テクノロジーの威力もまざまざと感じて楽しめたんですよね。ところが…!
さて。本作の最大の問題点は、無人機の存在が圧倒的に凄いこと。だって100m四方が高性能カメラで見えちゃうですよ。隠密でやることやって無事に帰投できるはずなんです。それだと物語が閉じちゃうわけで、物語を紡ぐために、何かしらのアクシデントを作るしかない構造なんですよね。
そうみると物語の終わり方から遡って、ぜーんぶアクシデントを作るために設置された小物が見えてしまい興醒めしてしまった次第。前半4でありつつも後半1な、全体で3な作品でした。
本当、配信主体の作品って脚本が薄っぺらいのが多くてゲンナリ。ランキング1位になるアルゴリズムに合わせて作っているんじゃないかしら。
めっちゃ惜しい!!
ありきたりと言うか王道というか戦場側はベテラン+新人で結構良い緊張感
ただラッセル・クロウ側が微妙に緊張してるのかしてないのかイマイチ
最後めちゃくちゃ重要な場面なのにワンオペになるしそんな事ある?w
見せたいことは分かるけど、ほんの少し足りない感じがしたので☆3.5
結局子どもは産まれたんか?
おっさん映画
vsヴィーガン
タイラーレーク
まれにアメリカのアクションも観てみようと思い立ち鑑賞
8/15に公開とは喧嘩売っとんのかという、杞憂でもあるし
日本がそもそも追いつくはずもない戦力 これほどの近代戦ではまれな迫力充分な映像でした
兄クリスのタイトルにも寄せた一匹狼の軍隊内でのやりとりはさすがです
もう一人の主役のラッセル・クロウが達者な演技で緩急の緩の部分を担うが最後は軍隊内叛乱分子の予定調和は、フフンって感じで良き!
もう一つ言っておきたいのは、某アニメの多数回の上映は異常ってこと まあ金儲けの経済原則 勝てば官軍かいって…調子に乗り過ぎでは?今は不況で映画位しか娯楽が安価に楽しめないので、映画ファン無視でいいのか?
この映画1回のみ上映なんてく◯な編成止めて欲しい。
去り際に追加の大爆撃があれば、往年のアメリカおバカ映画に肩を並べられたと思う
2025.8.19 字幕 MOVIX京都
2024年のアメリカ映画(113分、PG12)
特殊部隊に加わるJTACの管制官を描いたスリラー映画
監督はウィリアム・ユーバンク
脚本はデビッド・フリジェリオ&ウィリアム・ユーバンク
原題は『Land of Bad』で、「悪い国」という意味
物語の舞台は、フィリピン沖にある孤島
CIAエージェント・アセット(Francisco Sagad)がその島にいるとされる元KGBの武器職人ペドロフ(Jack Finsterer)を追って行方不明になったという情報を基にして、アメリカ海軍は特殊部隊を派遣して、その奪還を試みることになった
ネバダ州にあるネリス基地から無人戦闘機「MQ-9」をフィリピン沖に飛ばし、現地に派遣するJATC(統合末端攻撃統制官)の指示を受けて爆撃を擁護する、という作戦になっていた
特殊部隊タスクフォース3名と統制官を現地入りさせ、匿われているアセットを助け出す算段をしていたが、そこに現地の武装勢力のアブ・サヤフの一味が乱入し、現場は混沌としてしまう
作戦変更を余儀なくされ、統制官のキニー(リアム・ヘムズワース)はリーパー(ラッセル・クロウ)に攻撃の指示を出した
その攻撃によって、敵に感知されたキニーたちは、銃撃戦に巻き込まれてしまう
タスクフォースのエイブル(ルーク・ヘムズワース)が被弾し、ビショップ(リッキー・ウィトル)と隊長のシュガー(マイロ・ビンティミリア)は敵のRPGの餌食になってしまった
作戦は失敗と判断され、生き残ったキニーを生還させるためのミッションが始まるのである
映画は、アセット奪還失敗からの逃走劇を描き、紆余曲折を経て、敵と一戦を交える様子が描かれていく
基地ではパケット大佐(ダニエル・マクファーソン)をはじめとした隊員たちが大学のバスケの試合に熱中していて、ほぼ職務放棄状態となっていた
それが最後のキニー奪還に対するリスクとなっていて、ここまで質の悪い部隊もそうそう無いと思う
このあたりがほぼコメディとなっていて、最新鋭の設備があっても、管理者や使用者がバカだと使い物にならない
軍人としてあるまじき人々が何のお咎めもないのかはわからないが、あの感じだと、リーパーの不遇は変わらないのだろう
大佐がアレだから風紀が乱れているだけなのかわからないが、米軍がきちんと機能するとしたら、あの場にいた全員は懲戒免職になるのだろうなあ、と思った
物語としては、職場で浮いているリーパーがバディを組んだブランソン(Chika Ikogwe)との絆を深めるという結びになり、キニーとビショップ、アセット(劇中ではイエメンにいるとか言われていた)が助かる様子が描かれていた
リーパーの嫁さんの妊娠騒動がラストではほぼ無視されていて、悠長に食料品店でヴィーガン向けの食材を選んでいたのは不思議だった
基地の回線もあんなぞんざいに扱われるとも思えず、ミッション中に持ち場を離れてバスケで盛り上がるなんてことはないだろう
おそらくは、キニーとリーパーをいかにして窮地に立たせるかというシナリオを積み上げているので、それゆえに背景的なリアリティは感じられない
だが、そのあたりを踏まえても、緊張感の演出には貢献していたし、映画だなあと思って、ポップコーンを食べながら見るのはアリなんだと思った
いずれにせよ、ちょっとおバカ系の爆発系アクションを楽しみたいならOKで、細かいところが気になる人にはキツい展開のように思える
カタルシスに関しては、最後に大爆発があってもよかったかな、と思ったので、3人が救出された後に「証拠隠滅」も含めて、大規模爆撃があってもよかったように感じた
ラストがリーパーとブランソンのダンスというのは何とも言えないところだが、多くの仲間の信頼を得るよりも、1人の理解者がいる方が良いという感じなので、悪くはないのかな、と思った
キレ芸もっと欲しい
現代の軍事作戦における「椅子の男」の活躍ぶりは興味深いが、疑問を抱かざるを得ない場面も多い
現場での活躍を「椅子の男」が後方から支援するというパターンは、スーパーヒーローものやスパイ映画ではよくあるものの、それを、現代の軍事作戦として描いているところが目新しいと言えるだろうか?
実際、MQ-9無人攻撃機は、敵地に潜入した特殊部隊の周囲を警戒するだけでなく、強力なミサイルによって近接航空支援を行い、あるいは孤立無援となった兵士を救出地点に誘導するなど、現場の人間にとって、実に頼もしい存在として描かれている。
生死をかけた激しい戦闘を繰り広げ、敵から酷い拷問を受ける最前線の兵士達の切羽詰まった状況と、バスケットボールのテレビ中継にうつつを抜かし、労働時間の制限を気にかけ、帰宅途中にスーパーマーケットでのんびりと買い物をする無人機のオペレーター達の呑気な様子との対比も面白い。
その一方で、MQ-9が、ヘリによる救出地点に多数の敵兵(トラックも!)が現れるのを見落としたり、追尾していた兵士が敵に捕らえられるのを認識できなかったりと、その性能やオペレーターの技量に疑問を感じるような場面があったのは気になった。
ラストの敵施設に対する爆撃にしても、1回目の爆撃の混乱に乗じて捕らえられている仲間を捜索する作戦だと思っていたら、爆撃の前に施設内に乗り込んで行ってしまって、「えっ、どうなってるの?」と驚いた。
激しい銃撃戦や格闘戦を見せ場にしたかったのかもしれないが、これでは、無謀な「突撃」にしか見えないし、結果的に、2回目の爆撃の後に地下に捜索に行っていれば、仲間やCIAの「アセット」を無事に救出できた上に、特殊部隊のリーダーも死なずに済んだのではないだろうか?
無人機を運用する空軍基地にしても、外部からの電話が設置されている場所が、電話番が待機している当直室や作戦室ではなく、非番の隊員達がテレビを観ている休憩室か娯楽室であったのは、いくら何でも非現実的で、おかげで、爆撃中止の要請が伝わるのかどうかで大いにハラハラさせられたものの、余りにもお粗末な描写に対して、空軍からクレームが寄せられはしなかったかと心配になってしまった。
冒頭で出てきたフルーツ味のコーンフレークや出産間近という状況(電話での連絡)も、てっきり何かの伏線だと思っていたのだが、結局、回収されずじまいで終わってしまったのも、物足りないと言わざるを得ない。
何よりも、せっかく世代や立場を超えて友情と信頼を育んだ兵士と無人機のオペレーターが、直接、対面して、感謝の気持ちを伝えたり、労いの言葉を掛けたりするシーンが無かったことは、バディ・ムービーのエンディングとして、不完全燃焼に思えてならなかった。
「LAND OF BAD」 「ランド オブ バッド」 邪悪の地 み...
「LAND OF BAD」
「ランド オブ バッド」 邪悪の地 みたいな感じか・・。
ラッセル・クロウは、痩せることを諦めたのだろうか・・
あの体型での俳優のポジションに落ち着くこと事にしたのかしらん・・
「LA コンフィデンシャル」「グラディエーター」のラッセル・クロウは格好良かった・・
まさか・・こんな感じになるとは・・
で・・映画は・・シンプルに楽しめた♪
ありがちのストーリーですが・・。現代の戦争というのがこんな感じなのかと・・。
科学万能でありながらも・・電池がきれた、弾がなくなった最後には、アナログ、マンパワー・・人という事が映画のテーマかしらん♪
ハリウッドに限らずだとは思いますが・・最後は、飛び道具無しでの素手の殴り合い・・というの多いですよね・・。好きなのだよなぁ・・アメリカ人、こう言う物語。中西部出身で、金髪、碧眼で、ちょっと素朴な雰囲気のハンサムが活躍する映画♪・・。
まぁ、あまり、深く考えず、シンプルに暑さしのぎの時間潰しにはちょうど良い映画かも♪
戦争映画だけは一味違うハリウッド
正直なところ、最近のハリウッド映画は残念な作品が多いですが、何故か戦争物だけはとてもリアルで質の高い作品が多いように思います。本作も内容は単純ですが緊張感は十分に伝わってきました。また、ラッセル・クロウが久しぶりにいい感じの演技をしてます。
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