「現代戦のえげつなさ×壮絶なサバイバル戦」ランド・オブ・バッド ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
現代戦のえげつなさ×壮絶なサバイバル戦
全然期待していなかっただけに、予想を大きく裏切られ、
実に面白く観ることができた。
無人機をつかう現代戦のえげつなさを目の当たりにして、
戦争のヤバさをあらためて感じるとともに、
つかっている兵器もえげつなく、簡単に人が殺されていくのにも
ゲンナリしてしまう。
とはいえ、肉弾戦もあり、サバイバルあり、
…と見せ場が次々に変わっていくことで、飽きさせないつくりになっている。
リアヘム演じるキニーは、完全に観客視点を担っていて、
絶体絶命のピンチを何度も迎えながらも、生き延びていく役どころだ。
そして、ラッセル・クロウの平時は緩さ満点なのに、
有事にはキレッキレで熱くなる役どころが大好き。
この人は悪役もイイけど、こういう役がハマるなぁとあらためて本作で感じた。
ちょっとタルいところはあるものの、
エンターテインメントとしては秀逸なつくりあがりだ。
出会えてラッキーな作品だった。
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トミーさんのコメント
2025年9月7日
共感ありがとうございます。
8月中旬の戦争映画週間の最後になった感じでしたが、現在の戦争が垣間見えました。直ぐ斃れるし、いっぺんに大勢が死傷・・残虐なのか無機質なのかもう誰も解ってない感じですね。