「米軍の圧倒的戦力!」ランド・オブ・バッド かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
米軍の圧倒的戦力!
めちゃ面白かった。
キレよくテンポよく、これでもかと見せ場が来て、緊迫感でヒリヒリする本格ミリタリーアクション。画と音の相乗効果でガンガン迫ってくる火器銃器のスピードと破壊力が物凄く、戦闘シーンの臨場感に思わず声が出てしまった。
また、現場では死と隣り合わせの格闘をしているのに、同じ任務に携わりながら遠く離れた空軍基地では隊員が仕事そっちのけでバスケの試合観戦に興じていたり、豊富にものがある大型スーパーでゆったりお買い物、ヴィーガンむけ特殊なチーズを探してうろうろ、という天と地ほどの対比も見せる。
現地のデルタフォースと、それを遠隔で支援する後方基地のオペレーターの話は初めて見た。
お年を召されて貫禄が増したラッセル・クロウはとてもいいベテラン味で、今後はこんな形でアクション映画にも加われると思った。
米軍の戦力が圧倒的。
衛星を活用、その場の上空にいるような臨場感で工作員を支援するオペレーターは、現場のフィリピン沖から遠くはなれたラスベガスにいながら工作員と時差なく指一本、声掛けひとつで無人攻撃機を含む火器銃器設備を動員することができて超頼もしい。オペレーターには独断で動員できるだけの権限があるよう。また、現場の工作員にいちいち爆撃の許可を求めているのもなるほどと思った。
オペレーターがペアなのは、複数の目で状況を把握すること、分担が可能なことの他に、行き過ぎた権限の行使を互いに監視し抑止する目的もありそう。
上司の許可があれば残業もありだが疲労から来るオペレーターの集中力、注意力、判断力その他の低下を考慮、時間で交代させる決まりも機能しているよう。個人の精神力とかに期待しない、きっちりしたシステムが構築されているのが分かる。
現実のテクノロジーはこのはるか上を行くものなんでしょうが、支援側の業務フローも含めた米軍の圧倒的戦力に舌を巻き、そしてよく言われていたが戦争がもはや、一部ゲーム感覚になっているのを実感した。
シュガーは、生き延びてほしかった。
お決まりの、「爆弾投下まであと〇〇秒」という展開、追い込まれて必死で連絡、ようやくつながったキニーの命の電話も、気づいたリーパーからの必死の電話も、バスケの試合観戦優先でおざなりとスルー。邪魔だからとあろうことか電話の受話器を上げてしまっている隊員たちの危機感のなさ、なあなあぶりに唖然とした。リーパーがキレるのを応援しました。事件は現場だけで起きているのかよ!
休憩室に電話が置かれているのは、そもそも個人の連絡媒体は基地内部に持ち込めないから外部との連絡手段としてなんだろう。些末な用事も多いかもだが、奥さんが出産を控えているも含めて緊急事態である確率は高いはず。なのに何も考えていない隊員たちのこの姿、ありえなさそうで結構リアルな米軍兵士の実態なんじゃないかと思いました。
めっちゃ面白いのに上映館が少なくて残念。
コメントありがとうございます😊確かにお腹のタプタプ具合、安心感ありましたね!笑
洋画はやはり観る人が少ないのかもしれませんね💦俳優でみるということも洋画だとあまりないのかもしれないです…
共感したは全くお気になさらず!!読んでいただけるだけでも嬉しいです🐏
三輪さん
いつもありがとうございます!
確かに! ラッセル・クロウは神経質な感じがしますね、腹が出ていなかった頃も、そうだった気がします。気難しそうでキレたら怖い、不気味さがある気がします。
カバコさんの感想読むのいつも、楽しみにしてます。
グラディエーターの頃の、ラッセル・クロウとは別人の様に変貌してますが、今作では神経質そうな人物像が、案外ハマってました。
上映館が少ないので残念ですが、鑑賞出来て大満足の一本でした。
さすがにラッセル・クロウが年齢的にアクションは無理かもしれないので無人攻撃機遠隔操縦士が似合っていましたね。戦争映画でも前線航空統制官もの前線と後方の落差もありスリリングな良作ばかり。
今作も良かったですが、作戦行動中なのに指揮官の大佐からして職務怠慢過ぎて❓
ノーキッキングさん
ブルース・ウィリスの頭髪同様、見るたび進化してますね。。
結婚式のヴァージンロードは、軍服ででたらいいんじゃん、とマジで思いました。
事件は現場でしか起きてないんですね
アイコン、怖いよ!
グラディエーターもすっかりおデブ!
ラッセル・クロウにヴィーガン妻は似合わない! 後方支援室の緩さと緊迫した現場の対比は面白かったなあ!
短いレビューでした。
共感ありがとうございます。
ヴィーガンの奥さんの元、少しはダイエット出来ればと思います。介添する部下もした方がイイと思います。
基地の奴等は南部出身が多いのか?南北戦争の恨みが未だ在るのか?