ランド・オブ・バッドのレビュー・感想・評価
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無人攻撃機(ドローン)映画
現場で極秘任務を行なうたった4人の特殊部隊とそれを支援する無人攻撃機を操作する者の話し
現場側は死と隣り合わせなのに対して、支援側の上司と任務外の兵士は大事な連絡にも出ずにバスケの中継に没頭してるだけ
現場は休み無しの死闘を繰り広げ、支援側は三交代制で比較的のんびり
その対比が面白い
支援側の担当者の老兵ラッセルクロウと相棒だけが頑張ってるが、各々妻の出産と自身の結婚準備のプレッシャーを感じており、現場は相変わらず予定外の事態で壊滅寸前
無人攻撃機の映画は色々あるが、結構良い出来です
手に汗握る展開!
貫禄いっぱいのラッセル・クロウ
上映館、回数も少なくなってきた中で、何とかレイトショーで鑑賞です。
ハラハラドキドキのシーンが多く、思わず拳を握りしめていました。突っ込みどころは多々ありますが、テンポがよく、また戦闘シーンも迫力ありました。
最近一段と体積が増えてしまったラッセル・クロウに拍手です。
余暇時間中か否かは分かりませんでしたが、みんなバスケが好きだといっても電話をほったらかしにするのはダメでしょう。ラッセル・クロウの努力も実り、結果良しだったけど、そうでなかったら軍法会議ですね😡⚡
予想外のおもしろさだった
ラッセル・クロウのビヤ樽のような腹には驚いたが、まぁ一般的なアメリカ人中高年の立ち姿だと思えば。
フィリピンの奥地でイスラム過激派に武器を売るロシア系武器商人。これを内偵していたCIA工作員が囚われた。その救出に向かう米軍特殊部隊のチームに、歴戦の猛者に交じって「空軍野郎」とイジられるちょっとオタクな、実戦経験のないキニー軍曹がJTAC(統合末端攻撃統制官)として参加している。
JTACとは、特定の軍種に限定された所属ではなく、資格を持つ軍人のことを指す。この資格は、地上部隊の一員として、前線で航空機による爆撃や攻撃を正確に誘導し、味方への誤爆を防ぐ役割を担う。
特に現代戦では、戦闘機や爆撃機以前に大型ドローンが主要な役割を持っているが、ラッセル・クロウはまさにそのドローンの操縦桿をラスベガスの空軍基地の一角で握っているエディ大尉。
この南海のジャングルとラスベガスを結ぶやり取りが極めておもしろい。
絶対的な危機に陥っていく救出チームと、どこか危機感のない官僚的なラスベガスの上官。かつてそういう上官や組織と衝突したがために出世できていないエディは、相棒の女性軍曹とともに知恵を絞り、時に上官の命令を無視しながらキニーをはじめ救出チームを何とか助けようとする・・・。
非常に良くできた脚本である。
また、前線のチームが死に瀕していくギリギリの状況と、シフトを外されて何も知らないエディがビーガンの妻のためにのんびりとスーパーで買い物するシーンの重層的なプロットは、見事としか言いようがない。
そして、当初は「コイツ、一番最初に死んじゃうんじゃないか?」とさえ思えたキニーがどんどん逞しくなっていく。その見せ方が巧みである。
脇役フェチの小生が魅入られたのは、なんと言っても歴戦のベテラン、“シュガー“だ。最初はお約束通りにキニーを小僧扱いし、イジり、コケにするが、死地でもっとも頼りになる男であり、最後に生還への突破口を開いてくれる。
そのシュガーの象徴的なセリフがある。
「電池も切れて電波も入らなきゃ、最後は生身の人間の戦いだ」(要旨)
そしてストーリーはまさにその通りになる。
もちろん、最新の恐るべきリモート戦の裏側を垣間見られるのもおもしろい。
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ちなみに、実話として、アフガニスタンなどの山岳に潜むテロリストの拠点を攻撃していた米軍のドローン操縦基地はアラスカにあったようだが、ドローン操縦官たちにメンタル不調が多発したらしい。
サラリーマン然として朝クルマで基地に出勤し、TVゲームのようにディスプレイを見ながら敵を殲滅し、夕方またクルマを運転して帰宅し家族と幸せな夕食を共にする。
その繰り返しは、確かに兵士としての身の安全は保証されるが、やがてみずからの行為の異常さに無意識のうちに精神が蝕まれていった、ということらしい。
現代戦のえげつなさ×壮絶なサバイバル戦
全然期待していなかっただけに、予想を大きく裏切られ、
実に面白く観ることができた。
無人機をつかう現代戦のえげつなさを目の当たりにして、
戦争のヤバさをあらためて感じるとともに、
つかっている兵器もえげつなく、簡単に人が殺されていくのにも
ゲンナリしてしまう。
とはいえ、肉弾戦もあり、サバイバルあり、
…と見せ場が次々に変わっていくことで、飽きさせないつくりになっている。
リアヘム演じるキニーは、完全に観客視点を担っていて、
絶体絶命のピンチを何度も迎えながらも、生き延びていく役どころだ。
そして、ラッセル・クロウの平時は緩さ満点なのに、
有事にはキレッキレで熱くなる役どころが大好き。
この人は悪役もイイけど、こういう役がハマるなぁとあらためて本作で感じた。
ちょっとタルいところはあるものの、
エンターテインメントとしては秀逸なつくりあがりだ。
出会えてラッキーな作品だった。
充実過ぎる2時間、超お薦めです。
結局ハラハラドキドキで楽しめてしまった
対物兵器と対人作戦
CIAの要請により東南アジアで救出作戦を実施するデルタフォースの航空支援のため、空軍から実行部隊に同行する駆け出し統制官キニーと、アメリカ本土で彼の指示を待つ無人機オペレーター・グリムの共闘を描く。
90年代のアクションスリラーを意識しているそうで、孤立した主人公に畳みかけて来るピンチ、ルーキーと老兵の連帯、上と現場の反目…といった王道要素が現代戦闘の中に落とし込まれていた。万年大尉・グリムのキャラ設定の極端さが懐かしい。
戦場から離れオフィスワークスタイルで任務にあたる無人機オペレーション部門の描写が露悪的で、実際にその部門で働く人が気の毒になる程だった。本作に協力しているのは陸軍と海軍とのことで、空軍ならOKということなのだろうか。風評にさらされないことを願う。
航空支援の実態が興味深い。本作で描かれる無人攻撃機のオペレーションや、過去の大戦で航空基地や港を奪い合ったこと、国際法の整備が追い付いていない現代の武装ドローン戦闘を思うと、犠牲の低減と省力化をアピールしてきた遠隔技術が謳い文句の通りに機能しているのか疑問が強まった。
本国では2024年の冬に公開され、配信後にブレイクした作品らしい。本国の映画メディアで記事を探すと公開後の話題の方が多く、制作陣が近年の映画製作や配信時代ならではの事情、別の場所にいるバディを共演させる方法等を、ざっくばらんに語っていたのも面白かった。
日本では様々なメディアで本作の記事を見かけたが、その割に上映館数が少ない気がする。これはこれで日本の映画事情を思わせる出来事だった。
「九死に一生」とはまさにこの映画!
ぶったまげの面白さ!!! 口コミで観たけどもっと広まれ!w いやー...
まあまあ楽しめた。
「ドローン・オブ・ウォー」や「アイ・イン・ザ・スカイ」を彷彿とさせ...
RPG
面白そうなのに全然上映規模がデカくなく、しかも2週目は上映本数自体も減ってるときたもんですからなんとか時間を確保しての鑑賞。
ガンガン撃ちまくり、爆破もたっぷり、アクションも盛り盛りと超絶エキサイトな作品に仕上がっていました。
ストーリー面は多少難はありましたが、それでも暴れまくりの映画を堪能できたのでモーマンタイです。
誘拐されたCIAエージェントを助けにいくためにヤベェ島へ向かった特殊部隊と、その特殊部隊を遠隔から支援するオペレーターの話で、2つの視点からお送りされるミリタリーものってあんまり無いなというところでも楽しめました。
初っ端から残酷な描写を見せつつ、遠距離からの射撃がおっぱじまり、RPGというミサイルが島中バンバン飛び交うお祭りがスタートしていき、あっという間に劣勢になったところから物語がどんどん進み出します。
次の地点へ次の地点へと移動していく中で、新兵のキニーとオペレーターのリーパーが会話をして仲を深めたり、連携を取って攻撃を避けて反撃してと、しっかりとオペレーターが機能している映画ってのも良かったです。
銃撃戦もド派手で良いんですが、肉弾戦も景気良くガラスを割りまくりますし、ボッコボコにしていくスタイルも爽快感があって良かったです。
キニーが戦地を駆け抜けまくってるところとの対比でルンルンと買い物をするリーパーがキュートだったんですが、緊迫感と平穏の往復で情緒が大変なことになっていて面白かったです。
ただ拉致られてからは一気にトーンダウンしてしまったなという印象がありました。
シナリオ的には仕方なかったのかなとは思いつつも、無人戦闘機を操る基地の空軍の人間たちがあまりにも間抜けすぎてぶっ飛ばしたくなりました。
バスケの試合に熱中して仕事はほっぽって、電話番頼んだぞってつってるのに受話器を外したままにするし、指示がコロコロ変わるし、偉そうにしてて何もしてない大尉がふんぞりかえってるのも嫌だしで中々にストレスを溜める要因になっていました。
リーパーを目立たせるためとはいえ、あそこまで間抜けなのは邦画の警察を思い出させるかのようでした。
リーパーがゴルフクラブでボッコボコにしてもらっても構わんのになと思いました。
終盤失速してしまったのが痛かったですが、目の保養に抜群の爆発をお見舞いしてくれたので儲けもんでした。
もうちょっと上映規模がデカければ話題になったのかなぁと思うと悔しいな〜と思うところです。
鑑賞日 8/26
鑑賞時間 11:10〜13:15
天国と地獄
空軍前線航空統制官を主人公に陸軍特殊部隊と後方支援する無人攻撃機、遠隔操縦士を描くミリタリーアクション。低予算かと思えばアメリカ軍協力で爆発はド派手!作戦行動もおかしくなくストーリーも二転三転し面白い!
現場は地獄で後方支援は天国?
ラッセル・クロウはさすがに今はあの身体と年齢ではアクションは厳しいので遠隔操縦士役が似合う。
ただ、ストーリー上、仕方ないとは言えあまりにアメリカ空軍が職務怠慢過ぎて酷すぎる。
緊急事態や作戦行動中なら部隊指揮官の大佐までがバスケに熱中しバカ丸出し。
それでも軍隊は様々な部隊や隊員で成り立つのがわかり良かった。
私はラッセルクロウに激似ですw
ドローンの援護で適地からの脱出劇!という私好みの映画じゃないか!
当然作戦はうまくいかず、遠隔からのドローン映像情報で脱出を導く役がわれらが
ラッセルクロウ
現地で逃げ回るマイティ・ソーの弟は、何とか逃げ切れるかというところで捕まってしまう
この時点で銃も、通信手段もなく絶望状態になるも・・・
このあたりから「ご都合主義」が強すぎるなぁと感じつつ、全体の勢いで
最後まで面白く鑑賞できた
兄貴のクリスヘムズワースよりは人間ぽくて安心だった(途中で兄貴が助けに?と思わなくもなかった。ちなみに一番上のお兄さんも共演してます)
ラッセル兄さんが途中からいなくなってしまってどうまとめるつもりかが
後半のハラハラドキドキだった(笑)
でも、あのエンディングまでの流れは嫌いじゃない
ツレが、映画を見ている間ずっと「この人、(私に)そっくりだなぁ」と思いながら
見ていたらしい
そんなこと、あなた以外に言われたことないんですけど。体形以外は似てないと思いますけど。よそで絶対言わないでください。と言い返しながら、眉毛や横顔が特に似てるといわれてまんざらでもない私(笑)
タイトルなし(ネタバレ)
特殊部隊のリアリティある描写でめちゃくちゃハラハラして面白かった。
が、怪我とか拷問シーンは思うところあり。
水責めの時、そんなんじゃ苦しくないだろ、って思ったり、
ラストの脱出シーン、傷そんなもんだっけ?って思った。直前に敵のボスにハンマーで右頬ぶん殴られてなかった?ってなったな。
とはいえ物語の運び、緩急等、映画としてはめちゃめちゃ面白かったのでまた観る。
戦場に放り込まれたような錯覚、体感する映画。最後まで気を抜けない。
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